水ノ神
その後、死にそうな思いをしながらもなんとか木を降りた僕は、とりあえず地上を探索することにした。
情報を集めるためにも、とりあえず商業の国「バサル王国」に行くことにした。
道中で今までいなかったモンスターに襲われたりしながらバサル王国へと辿り着いた。
バサル王国にはまだユータス教団の影響は全くないらしく、市場は賑わっていた。
色んな人から話を聞いていると、この国では能力者の研究も盛んになっているらしい。
「うちに能力者のための補助具があるぞ!」
そう可愛いらしい声が聞こえて来た。
振り返ると、猫のような生き物が立っていた。
これが噂に聞いた猫族だろうか?
兎にも角にもその人の店に行くことにした。
中に入ると綺麗な腕輪があった
「ここにあるのは開発したばっかりの能力を使った後の疲労を回復させるアイテムだよ。一つ10000リートでどうだい?」
今手元に50000リートあるから二つ買っても十分食料は買える
「買うよ」
1人一つずつ腕輪を身につけて。干し肉や野菜を調達し、市場以外の場所を巡るべく、この国の地図を買った。
「ねえミズチ、多分これ、聖石で出来てると思う。」
「なんで?」
「聖石って本来は能力者同士の戦いがあった時に、その激しい能力のぶつかり合いによって生まれたエネルギーの結晶だから、その聖石をけずって能力を使うために必要なエネルギーを中から出してるんだと思う。」
「同調、できるかな?」
そう言って腕輪に触ると、手に電流が流れて、腕輪が弾かれた。
どうやら同調できなかったらしい。
もう一つの腕輪は、触れると巨大な龍が現れた。
「我はセイリュウ、其方が私のドライバーなのか?」
僕が頷くと、
「なるほど、私と共に戦う資格があるのかここで試す。其方にその資格があれば共に行こう。」
不意に私たちは別の空間に飛ばされた。周囲を雲に囲まれた美しい所だ。
そこにセイリュウがいた。セイリュウが無数の水の槍を飛ばした。
もはや水の盾を作るほどの時間はない。僕は身を挺してワダツミを守った。
全身が痛い、目がだんだんと見えなくなってきた。私が死んでしまうとワダツミも死んでしまう。
その時、私は能力者の心臓は死んだ後も動き続けることを思い出した。
「ワダツミ・・・、僕の心臓を・・・、取り込んで・・・」
もうだめだ。もう泣いているワダツミの顔も見えなくなって来た。わかるのは体に落ちてくる涙と、少しずつ胸が切り開かれていることだけだ。もう何も考えれない。だんだん痛みから解放されて楽になった。
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