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聖掃の勇者  作者: 雑魚兵士
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2話

戦いは苦戦を強いられた。

多くの仲間がしんだ。


さっき生きて帰ると約束した友も、



面倒見がよかった隊長も、



ずっと嫌いだったアイツでさえも、



みんな地面に横たわったままピクリとも動かない。


辺り一面血の海だ。そして、俺も…



右腕を持っていかれた。



だが、こんなところで死ねるか。やっと目の前に…みんなの敵が…ッ


そして勇者もいる。魔王ももう瀕死だ。あとすこしだ、あと少しなんだッ


歴代勇者は誰一人として魔王に負けたことがないらしい。


揺るぎない世界最強の戦士…さぁ、魔王にトドメを…!








そう誰もが信じていた…勇者が崩れ落ちる瞬間を見るまでは。




は?


どういうことだよ、、、世界最強なんだろ?なんで勇者が倒れてんだよ‼


たまたま俺らの代の魔王が強かった?


ふっっざけんじゃねええよッ‼


俺が、どんな気持ちでこの14年間を過ごしてきたと思ってんだよ‼


思わず涙が溢れだし、うつむく。



そして、気づく。足元に聖剣があることを…。


聖剣レイボルト


選定された担い手にしか扱えず、その刃はいかなる闇をも切り裂くと言われている最強の武器


選定された担い手?だからなんだよ‼


あぁ、そういうことなんですね神様、俺にみんなの敵を討てと…


傷だらけの身体を無理矢理動かす。残った左手で聖剣を握る。


途端に聖剣から吹き出た白色の焔が全身を焼く


手のひらの皮膚が焼きただれ全身から血が吹き出す


あぁァァガァァギグがァァァァァ‼!!


苦しい痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いいたいイタイイタイ‼



だけど、こんな痛み今までの苦しみと比べれば…


今は……魔王ヲ………コロスッッ‼


無意識のうちに駆け出していた、そして何故か先程まで全身にあった白色の焔が、ぁぁどうだっていいな…


これでやっと全てが終わるんだ、苦しみから解放される…


腰を捻り、腕を後ろに引く



全身全霊で突くッッ‼


死ねマオオオォァ‼!!


みんな、、今、、行くよ、、母さん、、





『ミツケタ』




え?



『コノトキヲズットマッテイタ。セイソウブグレイボルトノシンノツカイテヲ‼』



何を言っているんだ?そもそもミ一ティア語じゃない?魔族独自の言語か?



聞く人が聞けば分かるだろう、魔王の口から漏れた言葉が「日本語」であることを…



『ショウカンジュツシキ、ハツドウ‼』




そして、世界は真っ白な光に包まれた。




その後、異世界ヘレンシアガから魔王と聖剣そして、ロッドという名の青年の存在が消失した。



5年以上ずっと読み選で、気の迷いで書きはじめました。

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