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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

テーマ詩集:二字熟語

腐食

作者: 歌川 詩季

 こんなの描いて、どうするんだろうと思う反面。


 描きたかったんです(笑)

 (なまく)らの(なた)が 叩き斬った断面

 ぐずぐず言ってる

 この次はもっと 根元からやってごらん


 停滞こそが永遠(とわ)に至る(みち)だと

 化膿した唇で 黒ずんだ果実だけかじった

 払拭(ふっしょく)できないやましさなんて とっくにない

 使い捨てになすりつけて けろりとしてらぁ


 蟲どもに這いまわらせる頰を

 ひきつらせ にたっとわらう

 胸糞悪いだろ? 自覚あるなら、とは

 良識持ちのもっともな弁



 (さび)の浮くナイフが 削り()がす表面

 じゅくじゅく泡立つ

 (むしば)みはもっと 深くまで達してるよ


 手痛い(あやま)ちなら もうごめんだと

 可能性の花片(はなびら) 散らしては靴底で(にじ)った

 腐食してくの止められるなら やってみせろ

 (えぐ)りとって 酸で()いて ぽろりと落ちるか


 白い指 這うこともない頰を

 (ゆる)めたら 垂れて崩れる

 見るに堪えないので 自粛してくれ、とは

 周囲からの一致した声

 鬱映画とか、重点的に鑑てみたいですね。

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