3-15 蛇足
1足め
「レオナちゃん 落ち着いて 俺 師匠じゃなくて 理央だから~!!」
理央の叫びに レオナが我に返り 真っ赤になって理央から離れた
椅子に座り カップに残っていたミルクティを ゴボリっと飲んで むせそうになる
むりやりに 飲み下して
「す すいません」
謝るレオナを理央は 意識してスルーする
「あれ? 今 ソラ来てないよね? なんとなくソラの気配がする このポット貸して!!」
理央は園芸ポットを見つけて 目につけた
その目線の先では 先ほどの 錬心のシャツを着た少年と母親がバラを眺めている
更に2足め
休み明けのレオナが休んだ日に 全校集会があり、
1学年下の中学一年生に入った編入生が紹介された
錬心学園は人数に空きがあり 編入試験をパスすれば編入生を受け入れる。
それでも 学年途中の編入性は珍しく 学年に一人いるかいないかだ。
その編入生は
「去年の夏から この間までローズガーデンを彷徨っていました 体調が安定しないので 休むことがあると思いますが よろしくお願いします」
という 自己紹介をした
彷徨っていたというのは どうやら昏睡状態で入院していたらしい と 情報通を気取る一部男子は言っていたが 真偽のほどは明らかではない
こんな特殊な経緯の持ち主も錬心らしいと ほとんどの生徒は納得して終わったので さほど話題にならなかった。
これも錬心らしいと言えば 錬心らしいのかもしれない
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最後までお付き合いいただき ありがとうございました
レオナちゃんの10年後とか トキとソラのIF話とか 書きたいなあっと思っています
その時にまたお目に書かれれば光栄です
最後まで本当にありがとうございました いいね ぶくま 評価 感謝 感謝です
来週 レオナちゃんの10年後を投稿予定です(木-日あたりで。。。)よろしければこちらもお願いします
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