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2-37 ”トキの為にフリーの深淵を捕まえる作戦”(レオナ命名)

「ねえ ちょうどよくっていうか 台風が来るじゃん ここらは今夜から明日一日は雨みたいだね。

明後日から計画実行でどうかな? うわ でも暑そうだね~」


スマホで天気図を確認していた理央が割って入る


「では ”トキの為にフリーの深淵を捕まえる作戦”(レオナ命名)は明後日からスタートですね」

「レオナちゃん 長い名前命名したねえ 俺ならもうちょっとセンスのいい名前を…」


二人をスルーして ユキがトキに言い聞かせるように言う


「すぐに 見つかるとは限らないからね 慌てないで行こう」

「もう ずいぶん待ったから ここであと2-3年かかっても 大丈夫です」


トキを子ども扱いするユキに トキが落ち着いて答えている。

ユキは少々驚いているようだが、トキの中身はもしかしたらユキよりも年上かもしれない。


「じゃあ 明後日ですね トキ 行こう!」


ソラが トキの手を引いて行ってしまう



「ソラがトキを連れて行ってしまいました」


レオナが状況を説明する


「ソラ 焼きもち焼いてるのかな?」


理央が呟いた。




8月第一土曜日


台風一過 大粒の雨が降った翌日は カラリと晴れた暑い日になった。

スクールを終えたレオナは急いでカフェに向かう


レオナ達の指定席は テラスの奥の席なのだが 今日はバラ園に近いテーブルに席を取ってバラ園を眺めながら トキとソラを待っている。


学生3人が横一列にならんでバラ園の来場者を睨んでいる。という事になったら

ガーデン出入り禁止になりかねない(ってことはないだろうが)ので なんとなくバラを眺めている体で話をする。


「あの二人が来ないと意味ないですね いつもなら真っ先に来ているのに?」

「俺は ソラの気持ちが分かるよ せっかく出来た友達が居なくなる手助けをしなくちゃならないんだからさあ…」

「ソラも寂いんですね」


「だから ユキ 俺 ちょっとソラで ”例のコト”試したいからヨロシク!」

「ん」


なにが”だから”なのか分からないが ユキと理央の間では話が付いている”例のコト”があるらしい


あれ?霊じゃないよね? 例だよね?



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