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架院学園  作者: ときのん
2/8

第2話 入学式後

〜入学式終了後〜

「よし!くみちょーのとこに……」

「行かせないよ?」


走り出そうと飛び出した瞬間に拘束されて地面に落ちる。痛い、受け身取れないぐらいぐるぐる巻きにされてるんだが。


「あの〜瑠奈先輩?なんで僕担がれてるんですかね??」

「なんでって……一緒の部屋だからね」

「つまり、僕はこの変態先輩(偏見)と1年間過ごすわけだ」

「あのねぇ、今縛られてるからってそういう偏見は良くないよ。あと、縄で縛るのは僕の趣味じゃなくて乃空さんの指示だから」


あの組長め、後でぶち殺してやる……多分普通に負けるけど


「こんな縄!能力が使えればすぐ抜けれるのにぃ!!!」

「はいはい」


じたばた暴れる秋夜を見つつ、瑠奈は知らん顔しながら寮へと引きずっていくのであった。


〜天狐寮 331〜

「着いたよ〜」

「ちょっと待って投げないでぇ!!」


頭から壁に突っ込む。痛い、すごく痛い。なぜ投げた。


「早く解いてくれない?」

「あっ、すまないね」


ようやく縛りから解放された。さてと、くみちょーのとこ行かなきゃ


「はい、ストップ。今日はほかの組も忙しいから部屋から出るの禁止」

「え〜やだぁ!!」

「大体、能力使えないのに行ってどうするの」

「使うからいいもんね〜、使うなって言われただけで厳密には使えるんだから!」

「君ねぇ、学園から追い出されても知らないよ?」


確かに、追い出されるかも……そう考えると先輩が言っていることが正しい。能力使える許可が貰えるまで大人しくしてようかな?


「……とりあえず……暫くは大人しくしてるよ」

「それがいいと思うよ」


あ〜、愛が知りたい愛されてる人殺したい愛『死』に行きたい誰か愛を教えろ


「急に愛愛、気持ち悪いよ」

「あっ、ごめんなさい!寝るます。寝て頭を冷やします。おやすみ」


10秒後


「……この子…ほんとに寝ちゃったよ…」


瑠奈は呆れ顔でそう呟いた。

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