↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
58/61

58 竜との対決

遺跡の中でなんだかピンチぽい、ハルカとエリカです。


「お嬢様方に残念なお知らせがあります」

セバスさんが、申し訳なさそうにこちらを見る。

いや~、残念なお知らせ聞きたくないっ!


「どうも、主が貴女方を侵入者とみなしたようです。攻撃されると思いますので、お気をつけ下さい」

いやいや、主、止めて! めっちゃ止めて!!


「先ほどから主にお話し申し上げてるのですが、応答がありません。さすが、主、無意識で対応されてるご様子です。」


ひゅっーと、風が走る。カマイタチじゃん。私たち狙われてる!

闇魔法で結界を張る。

にゃんこに、いいかげん覚えろ!と言われてたヤツだ。

カマイタチをはじく。


「主は頑丈に出来ておりますから、攻撃して構いませんよ。目を覚まして欲しいですし」

セバスさんがにこやかに言う。

良いのか攻撃。お言葉に甘えて、ファイヤーボールを打ち込む。

はじかれた!


「言うのを忘れましたが、主の鱗は魔法をはじきます」

こちとら、非力な魔法使いなのよ、どうしろっていうのよ。


そうこうしてるうちに、竜の口から火が放たれる。

竜、寝てるのに炎吐くのか、こわくて横に寝れんな。

ファイヤーボールなんてかわいいのじゃなくて、火炎放射だ。

結界で防ぐ。さすが竜の火炎つらい。頭がクラクラしてくる。


「ハルカは、死んでも私が守るからね」

額に汗がにじむ。


「……どうしてそんなに? 前から思ってたんだけど、エリカってお母さんでしょ?」

目が泳ぐ。バレた。


「うん。わかっちゃった?」

「わかるよ。だってお母さんだもの」


集中して、冷静に、すべての魔力をコントロールしてみせる。

杖に魔力を集中させる。


全てを守ってみせる! だって私はお母さんだもの。

遠くにいても近くにいても、貴女たちの幸せを祈ってる。


でも、このままじゃ、魔力が切れていつか結界が破れる。

琥珀、力を貸して。

椿の精霊よ、力を貸して。


( しょうがないなあ、僕が防御の結界を張るから、エリカは攻撃して! )

( 宴会で手を打とう。エリカ、物理でなぐるのじゃ )


琥珀はいいとして、椿の精霊、私、非力な少女だから! しかもアドバイスだけ?

殴るなんて…… ゴーレムみたいな力があれば別だけど。

――ん? ゴーレム? わかった。


「私もお母さんを守る! もうかばわれてお母さんがいなくなるのはイヤだ!」


「わかったハルカ、一緒に魔力込めて」

私は、竜の上、天井に一番近いところに魔力を込める。

まだ、竜の鎖がすべて外れないうちに。

ハルカと二人で魔力を込める。ハルカの髪がふわりと舞い上がる。

目が黒から金色に変わる。

びっくりしてハルカをみると、『お母さんも変わってるよ』という。

確かに、私の髪も舞い上がっている。

二人でニッコリ笑いながら、魔力を込める。

娘と一緒に何かをやるって、すごく楽しい。


ありがとう。エンバー先輩。

貴方の教えてくれた氷魔法で、特大の氷を作ります。

初めてかき氷用以外の氷を作りましたよ!


竜の上空で魔力が固まってゆく。キラキラとした氷ができる。

大きな大きな氷が高い位置から、竜に向かって落下。

巨大な氷が、竜の頭に当たった!


「ガギャオオオオオオオウン!!!!!!!!!!」


竜が痛みでのたうち回る。

竜の目が覚めた模様です。


ついでに、竜がのたうち回ったので全部の封印の鎖が解けました。

ピンチじゃん!









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。