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38 ドライオン調査隊

先日、国内でドンと鈍い音が響き、そのあと、魔力の衝撃波がきた。

その後、モンスターの暴走が起きた。

あちこちでモンスターによる被害が起きた。

モンスターが凶暴化してるという話もあり、国も調査に乗り出した。


調査によるとどうやら音の発生源は、王都のはるか北西にあるドライオン山脈当たりと推測された。


今回の鈍い音が響き、そのあと魔力の衝撃波。

現時点で考えられる原因としては、火山の噴火などの災害、隕石の落下、災害級のモンスターの発生、帝王クラスの召喚獣の召喚、人為的な魔法事故、などだろうか?


調査隊のメンバーは、魔法省、騎士隊、学者、役人で構成された。

一行は、ドライオン山脈目指して旅立った。


まずは、ドライオン山脈に一番近い州都エバンに魔方陣で移動した。

移転魔方陣は、各州都にのみ置かれている。

エバンからは、馬を使う。

街道沿いにドライオン山脈に向かって北上する。

街道の様子がおかしい。通常より商人や旅人が少ないのだ。

聞くとモンスターの被害が多くなって、護衛を雇える者か腕に覚えのある騎士などでなければ、街道を行き来するものが少ないという。


北上するに連れ町に活気が無くなってゆく。

商人の行き来が少なくなり流通が滞ってることもあるが、モンスターの被害で農作業などの日常生活にも支障が出てるようだ。


ドライオン山脈ふもとの町ヤヒクに着いた。山沿いの小さな町だ。

この先には、ナトという小さな村があるだけだ。


ヤヒクの住民に話を聞くと、ナトの村から住民が逃げてきたそうだ。

「あんちゃん達、そっちには行かない方が良いぜ。モンスターの群れであふれてる。村は落ちた」

ナトの村長は苦虫を潰したような顔で調査隊に答える。


「はやり、ここがドライオン山脈へ向かう道で町としては最後になりますね」

調査隊は念のため、ヤヒクの町に帰還魔方陣を設置することにした。


この先、馬は通れないのでヤヒクの町に残し、徒歩でナト村に向う。

ナト村に進むにつれモンスターが増えたが、一流の騎士と魔法使いがいる一行の敵では無かった。


無人となったナト村に到着し、魔法使いが召喚獣を偵察に飛ばす。

「この先に、結界で見えないものがあるらしい」


幾日もモンスターと戦いながら険しい山道を登り、一行はようやく結界のあるところまでたどり着いた。



―――そこには、神殿のような遺跡とそれに入る大きな門があった。

扉には見たことがない文字が刻まれている。

一行の学者も魔法使いも読むことが出来なかった。


どうやらモンスターを活性化させた大きな魔力は、ここから出ているらしい。

学者も魔法使いもあらゆる方法を試したが、結界を破る事はできなかった。


調査隊は報告書の最後に、こう記した。

今は、魔力の被害はドライオン山脈付近にとどまっているが、これ以上、モンスターが活性化すれば、

いずれ王都にまで被害が及ぶだろう。と。



シリアスな所って、すごく筆が進まない…

なぜだろう?


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