表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/61

1 プロローグ

できる間は毎日、その後は週1、ダメだったら、月1で、ゆっくり更新します。

そのペースでおつきあいいただける方、ご愛読いただければ、幸いです。




うちの母は、美人だ。


どれくらい美人かというと、掃きだめに鶴、

立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿はダイナマイトビューティと言った具合だ。


うちは、母1人子1人で町で食堂をやってる。

贅沢はできないし蓄えはないけど、食うには困らないってかんじだ。


母の料理はうまいし、しかも美人と来れば、町のおじさん達のハートをわしづかみだ。


時々、勘違いした客が母に手を出そうとする。

今、掃きだめに鶴の母が、酔っ払った客に絡まれている。


たいていは、母が適当にあしらうか、母のファンクラブの町のおじさん達が防御という名の鉄拳制裁するのだが、今日は町の寄り合いとかで、おじさん達がいなかった……


しかも、今日の客はしつこかった。


「ここは、そういうお店じゃありません。」と、いやがる母に、

「いいじゃないか、金は出すよおおお」と、

母のおしりをべたべたさわる。

しかも、胸元まで手を伸ばす、


「私の大事なかあさまに、セクハラ、ゆっるせん!!!!!!!!!!!!」



セクハラ親父に、ジャンピングトルネードヘッドアタック、

いわゆる頭突きをかました。

クリーンヒット!!!!!


クリーンヒットしましたよ? お互いに。

頭突きは、やる方にも多大なダメージをもたらします。

おすすめできません。


目の前に火花が散って、走馬燈が駆け巡ります。

14歳だと短かったようで、ついでに、前世の人生の分まで走馬燈で駆け巡ります。


いやあああ、私、前世、おばさんだったわ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ