表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/23

02-03 苦悩

エスティーカです。

あの子と遊んでいると、時々自分が嫌いになる。

あの子は私の持っていないものを全部持っているから。

明るくてやさしい性格も、お姫様という地位も、やさしいお父様やお母様まで……


あの子は時々物語の本を持ってきて私に読んでくれる。

それは、お姫様が悪者の魔女にひどいめにあわされそうになるが、王子様に助けられて幸せになる物語。


あの子は物語のお姫様のように王子様を見つけて幸せになれるだろう。

でも私は悪者の魔女にしかなれない。


私はお母様……ステラノア大公の実験道具だから。

私はお母様の実験で汚されてしまったから。

だから私はお姫様に嫉妬し不幸にさせようとする悪い魔女にしかなれない。


あの子は私の表情を読んでか、

困ったことがあるなら何でも私に相談して、お友達なんだから、と言うが、あの子にそんなことできるはずがない。


だって私の困ったことはあの子……ソフィアをステラノア大公……エレインお母様の実験台に導いて誉めてもらうことなんだから。

ソフィアが私と一緒に泥沼に堕ちてくれるなら嬉しい、

でもあの子にそんなことをさせてはいけないと叫ぶ私もここにいる。


どうか誰か……あの子の王子様、悪い魔女の私を殺してあの子を助けてあげて下さい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ