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チャプター6 最後の時

 その報は、突然だった。


 「空間転移」の魔術で王都に赴いていたエルシズは、翌日に戻ってくると、館の広間に詰めた騎士たちの前で、レルグにこう告げたのである。いつもの無表情で、淡々と。


「国王ジュノ陛下が親率する一万の軍が、王都を進発した。順調にいけば、六日後にはマデッサに着陣する」

 とたんに、広間に歓声がこだました。


 だが、歓声を上げたその騎士たちも、誰一人として立っている者はいない。もう、その体力がないのだ。それぞれ広間の床に座り込んでいる。

「皆、聞いたか!あと六日、あと、六日だぞ!」

 そう鼓舞したレルグも椅子に埋もれたままだが、とにもかくにも、久々に明るいニュースである。


 その時エルシズが背負ってきたザックに詰められた食料は、城内の主だった騎士たちに配られた。一人一人の分量はごくわずかなものに過ぎないが、それでも今の彼らにとっては神の恵みである。

 それすらも口にできない兵士や民衆のことを思えば心が痛むが、そのぶん、彼らは命をかけて戦わなければならない。少しでも体力をつける必要があった。


 北斗もその分け前にあずかった。もちろん、彼も弓を取って戦うつもりだ。

 しかし北斗は、受け取ったパンの一つを食べずにポケットに入れた。そして、エリーサの部屋に向かったのである。


「そうか……ついに援軍が……」

 かすかに微笑んだエリーサは、ベッドから体を起こそうとして果たせなかった。北斗が手を貸して、彼女の体を起こすと、その背にクッションを挟んでやる。


「あとわずか六日だというのに……戦えない自分が歯がゆいな……」

 そうつぶやいた彼女の口に、北斗はスープを運んだ。わずかに残っていたコンソメの顆粒を溶いて、砕いたパンを入れたものである。いくら家事が苦手な北斗でも、さすがにそれくらいはできたのだった。


「おまえにもこんな従者みたいな真似をさせて……いつもすまないな……」

 貴族で騎士たるエリーサには、当然、身の回りの世話をする侍女がいた。だがエリーサは、城内の飢えが激しくなり、レルグとガルバリオが女子どもの退去を交渉した際に、彼女のことも退去させていたのである。


「おいおい婆さん、それは言わない約束じゃないか」

 まるで時代劇のようなエリーサの台詞に、北斗はついボケてしまった。「なんだそれは」と彼女が冷たい目を向ける。


「あ……ゴメン。オレのいた世界じゃ、お約束のやりとりなもんで」

「ふん……。『チキュウ』とか言ったな、おまえの世界は。なんて不愉快なところなんだ。私はまだ、花も恥じらう十八だぞ。それに向かって『婆さん』とは」

 少しは腹に入れたからか、エリーサも悪態をつくくらいの元気は出たようだった。


「そうだね。まあ、ということは、オレも弱冠ハタチで爺さん役になるんだけど」

 久々に彼女らしい彼女を見ることができて、北斗は嬉しかった。エリーサの手をとって、ぎゅっと握ってやる。


「あと少しだ、エリーサ。あと少しがんばれば、援軍が来る。そうすれば、オレもきみも生き残って、爺さん婆さんになるまで長生きできるさ」

「そいつは、おまえにとって不幸な未来だぞ」

 突然、エリーサがそんなことを言い出したので、北斗は驚いた。ニヤリと笑うと、彼女はこう続けたのである。


「おまえは、私の情けないところをさんざん見たからな。その責任は取ってもらう。お互いが爺さん婆さんになるまで、こうして私の面倒を見てもらうぞ」

「え?……ああ、オレが妹みたいだなんて言ったから?」

 確かに、兄弟ならいつまでも仲良く暮らさなければならない。


 そう勘違いした北斗が聞き返した時、部屋のドアが激しくノックされた。二人の返事も待たず、ガチャリと開けられる。

 入ってきたのは、北斗御付の兵士だった。


「参軍殿……あ、これは失礼いたしました!」

 手を握り合った二人を見てしまい、兵士はあわてて謝罪した。北斗もエリーサも、パッとその手を離してしまう。


「い、いや、いいんです。それで、何用ですか?」

 身分は参軍である北斗の方が上だが、兵士の方がだいぶ年上なので、北斗は彼に対して丁寧な言葉を使っている。兵士はゴホンと咳払いを一つすると、報告した。


「カルガディア軍が動き出しました!攻城塔、破城槌も持ち出し、総攻撃の構えです。急ぎ、お戻りください!」


◇◇◇


 城壁に登った北斗の眼に、津波のように押し寄せるカルガディアの大軍勢が映った。


 このところの小康状態が嘘のように、彼らは今、雄叫びを上げ、目を血走らせて、城壁や城門へと迫ってくる。

 ジュノ率いる援軍が近づきつつあることを察知して、到着する前に勝負を決しようとしているのか。それとも、マデッサ将兵の体力がもう限界とみて、止めを刺そうとしているのか。答えはその両方かもしれない。


 極度の飢えのため、城壁上の兵士たちはすでにヨロヨロだったが、それでも剣や槍を支えに立ち上がり、弓を構える。

 北斗もまた、愛用の弓に矢をつがえた。


「放てっ!!」

 それぞれの部隊長が号令すると、城壁の上から一斉に矢が放たれた。次の瞬間、矢を受けたカルガディア兵がバタバタと倒れ、その陣列に穴が開くが、残った兵士は怯まない。自らを鼓舞するように、ひときわ大きな声を上げて駆けてくる。


 やがて城壁の下に達した一団が、長い梯子をそこに架けた。登ってくる先頭の兵士に向かって、北斗が矢を放つ。

 眉間にその矢を受けた兵士は、断末魔の声を上げると梯子から手を離した。巻き添えになって、その下の兵士も一緒に落ちていく。


 この時、城内のそこかしこでは、同じように激戦が繰り広げられていた。


 両軍の矢が飛び交い、槍が交差する。城壁の上から熱湯を浴びせる者もいれば、下から石を投げる者もいる。時折聞こえる爆発音は、クローやエルシズたち魔術師によるものだろう。レルグも得意の精贈魔法で応戦しているに違いない。


 どれほどの敵を射て倒したかもう数えていないが、次の矢を放とうと背中の箙に手を伸ばした北斗は、その中がすでに空であることに気がついた。

 チッと舌打ちして、北斗は手にした弓を投げ捨てた。人生で一度も剣を手にしたことなどない北斗だったが、ことここに至っては仕方がない。


 北斗は、腰に提げた小剣をスラリと抜き放った。

 城壁の上で敵兵と渡り合うことなどできないが、それを振り回して、梯子を上ってくる相手を邪魔するくらいなら彼でもできる。


 下に向かってめちゃくちゃに剣を振り下ろしてくる北斗に辟易したのか、カルガディア兵の動きは鈍った。少々情けないが、格好をつけている場合ではない。

 その隙に、味方の兵士たちが槍を繰り出した。突き刺された敵は悲鳴を上げて梯子から落ちていった。


◇◇◇


 戦いは一進一退だった。


 飢えのため、ローウェルの兵士たちはすでに体力の限界だが、カルガディア兵の動きも奇妙に鈍かった。少なくとも、ガルバリオが着陣した当初のような迫力ある攻めは影を潜めている。

 その理由の一端を探ろうと、北斗はレルグたちとともに、捕虜を尋問した。首尾よく城壁の上まで達したものの、槍で太ももを突かれて動けなくなった兵士を捕えたのである。


 哀れな兵士は、あらいざらい喋れば命を助けるとの条件を呑んだ。その結果わかったことは、なんとカルガディア軍もまた、飢えに苦しんでいるということだった。

 彼によれば、一週間ほど前から食料の配給が滞るようになったという。所詮、一兵士の身にはその原因まで知らされていなかったが、軍中の噂では、食料を運ぶ輜重隊が行方不明になっているらしいとのこと。


 なにぶんカルガディアは大軍だ。一度補給が滞り始めると、欠乏に至るのも早い。

 もちろんマデッサの人々のそれには及びもつかないが、カルガディアの兵士たちも十分な食事ができなくなっているという。それを白状した彼も、出陣前にカビの生えかけたパンを一つかじってきただけだそうで、腹が減ってもう動けないとこぼしていた。


 必要な情報は聞き出したので、捕虜は地下牢へと連れて行かせた。何か食わせてやりたいところだが、飢えはマデッサの方が深刻である。せめてもの慈悲で、レルグは傷の手当をしてやるように指示を出してやった。


「我が軍の作戦は、上手くいっていたようだな」

 エルシズがつぶやいた。その隣で、クローがうなずいている。


 マデッサへ派遣した援軍は彼ら二人だけだったが、もちろん、国王ジュノはその他にも手を打っていた。

 軍勢を整えてマデッサ救援に赴く前に、ゲリラ部隊を複数組織していたのである。


 つい先日まで魔王・魔族と激しい戦いを繰り広げていたローウェルには、腕利きの冒険者が多い。もちろん、その中にはジュノやレルグたちとともに魔王を封印した勇者もいるが、それだけでなく、「勇者候補」として鍛えられていた者が数多くいたのだ。

 そしてその冒険者たちにとって、ジュノは国王である前に戦友である。その友と、自らが生まれ育った故郷を侵略者の手から解放するため、彼らは立ち上がったのだった。


 独立独歩の冒険者は、軍隊のように規律が第一とされる組織の中で動くのは苦手だが、五、六人の小集団で自由に行動させればその力をいかんなく発揮する。ジュノは、彼らに依頼してカルガディア軍の輜重隊を襲わせたのだった。


 山の上、森の中、夜の闇。どこからともなく現れたゲリラ部隊が、魔術魔法も駆使して襲い掛かってくる。輜重隊というのは食料や武具等の補給物資を運搬するためのものだから、護衛の兵士はいるにしても、基本的に戦闘力はない。腕利きの冒険者グループには抵抗しようがないので、彼らが姿を現すと、荷物を放り出して逃げ出すしかないのだった。


 遺棄された物資は、ゲリラ部隊が持ち去ったり、火をかけて焼いてしまったりする。カルガディアにとっては遠い敵地のことゆえ、代わりの物資を運んだり、現地で調達したりするのは困難だ。

 それで、ローウェル各地を侵略中の部隊それぞれに物資が届かなくなり、カルガディア軍も飢えに苦しむようになったのである。


◇◇◇


 カルガディア軍もまた苦しい状況であることは、マデッサの人々にとってポジティブなニュースだ。


 だが、マデッサの籠城は、開始からすでに二か月余りを経過している。曲がりなりにも魚や獣を捕りに出かけたり、周辺の村々から略奪したりすることも可能なカルガディア軍と違って、城に閉じ込められたローウェル軍にはそれができないのだ。


 それでもレルグの指揮の下、ローウェルの兵士たちは必死で防戦に務めていたが、ついにそれが破られる時がきた。


「東の城門が破られたらしい!敵が入ってくるぞ!!」

 その日も弓と矢で多くの敵兵を地獄に送り込んでいた北斗は、遠くで響いた悲痛な叫びを耳にすると、手にしていた弓を放り出した。


 今こそ、約束を果たす時だ――

 あわてて城壁から駆け下りると、北斗はエリーサの部屋へと急いだ。

 噂が飛び交うマデッサの城内は混乱していた。どこに逃げる当てもないはずなのに、大きな荷物を抱えて通りに飛び出してきた民衆の姿もあれば、最後に派手に戦って、死に花を咲かせようと東の城門に急ぐ騎士もいる。


 ベッドに臥していたエリーサは、バタンとドアを開けて飛び込んできた北斗の眼を見ると、すべてを察した。


「そうか、その時か……」


 北斗は無言のまま、エリーサの体の下に手を入れて起こしてやった。もともと華奢な少女だが、満足に栄養の取れていない今はガリガリに痩せ細っており、肌は艶を失って、まるで枯れ木を触るような感触だった。

 ベッドの脇に置かれたエリーサ愛用の洋刀を鞘から抜いた北斗は、その手に握らせた。

 そして、自分もエリーサの背中に体を入れた。背後から抱きしめるようにして、彼女の小さな手に上から手を添える。


 洋刀の切っ先をドアに向けた二人は、いずれ訪れるだろう最後の時を、静かに待った。

「ふふ……」

 隣にある北斗の横顔をチラリと見たエリーサが、かすかに笑った。


「おまえの横顔は、本当にジュノ陛下にそっくりだな……」

「本物じゃなくて、すみませんね」

 北斗がからかうと、生真面目なエリーサは顔を真っ赤にして怒った。


「なっ……!だから、前にも言っただろう!ジュノ陛下に対して恋慕の情などない!」

 予想通りの反応に、北斗はクスクスと笑った。一瞬でも、エリーサが元気を取り戻してくれたようで嬉しかった。


「わかってるよ、単なる憧れでしょ。……でも、いいのか?最後の瞬間に、一緒にいるのがオレみたいな異世界人で」

「おまえがいいんだ」

 エリーサがそう断言したので、北斗は少し驚いた。


「思えば、十八年余りの短い人生だった……。だが、たまたま顔が似ているというだけで女王陛下の影武者に選ばれ、敬愛する主君のそば近くにお仕えすることができた。マデッサの急を報じる使者の役割も果たして、生まれ育ったこの国に多少は貢献することができたと思う」

 そう胸を張ったが、次の瞬間、エリーサはフッと息をついた。自虐的に言葉を続ける。


「私は幼いころから、真面目なだけが取柄だった。ジュノ陛下にも、『おまえは堅いね』と何度もからかわれたものだ……今となっては、それもまたよい思い出だが」

 エリーサはそうつぶやくと、顔を横に向けた。北斗が彼女に向き直ると、至近距離で見つめあうことになる。


「だから、ホクト。おまえと一緒で嬉しいのだ。最後の瞬間を異世界人と一緒に迎えるだなんて、今までの私では考えられなかったことだからな」

「エリーサ……」


 北斗は、ギュッとエリーサの体を抱きしめた。健康であれば温かな体温が伝わってくるはずだが、もう彼女には、熱を作るだけの体力もない。

 北斗は、せめて彼女の心だけでも温めてやりたいと、抱きしめる腕に力を込めた。


「私の方こそ、おまえに謝らなければならないな。私のせいで、『チキュウ』とやらに帰れなくなってしまった。私がいなければ、逃げて生き延びることもできたかもしれんのに……。おまえの母君にも、申し訳ないことをした」

 そう言われて、北斗の目蓋の裏に母の顔が浮かんだが、彼は首を横に振って、それを追い払った。


「いいさ。母さんの口癖は、『相馬の男なら、惚れた女のために馬を駆れ』だ。きみと一緒に死ぬなら、わかってくれるよ」

 その口癖のために、もともとインドアだったはずの北斗の父は、野馬追の乗り手となることになったのだそうだが。


「惚れた女のため……か。おまえの母君は、騎士みたいなことを言うのだな」

「オレと一緒で剣は取れないけど、ホントに騎士みたいなもんだからね。馬術だけなら、母さんの方がきみより上だぜ」

 自慢げに北斗が言うと、エリーサは少し目を見張った。


「ほう、それは一度、手合せ願いたいものだな。今となっては、かなわぬことだが……」

 悲し気につぶやいた彼女は、そこでふと、とても大事なことに気がついた。


「……ちょっと待て。おまえ、今、なんと言った?」

「うちの母さんの方が、馬術なら上……あ!」

 さすがの北斗も、遅まきながら、つい本音を漏らしてしまったことに気がついた。

 エリーサも、彼が気がついたことに、気がついた。


 二人は顔をうつむけたまま、しばらく無言だったが、ややあって、先に顔を上げたのはエリーサだった。

「……ホクト……。その言葉は、本気なのか……?」


 北斗は、ただ、黙ってうなずいた。

 卑怯だとは思ったが、今は、最後の時だ。エリーサの負担にならないよう、彼の言葉をどう捉えるか、その判断は彼女自身に委ねたかった。


「そうか……」

 エリーサは、天井を見つめた。北斗の腕を通して伝わってくる彼女の体は、少し震えていた。

 彼女はやがて、天井を見つめたまま、静かにこう言った。


「私は騎士だ。だから、死ぬ時も騎士として死にたい。ホクト、私の、最後の頼みを聞いてくれるか?」

「ああ。なんなりと」


 エリーサは顔を戻すと、そう微笑んだ北斗の眼をじっと見つめた。彼女の方は、今にもこぼれそうなほどに眼がうるんでいる。

「騎士というのは貴婦人の愛のためにその命を捧げるものだが、私は女だ。だから、私は……私は、その、なんだ」


 言い淀んだ彼女の言葉を北斗は待った。エリーサは深呼吸を二度ほど繰り返してから、ようやく言葉を続けた。

「……だから、私は、愛する男のために、この命を捧げたい。ホクト……おまえには悪いが、私とともに戦って、一緒に死んでくれ」


 北斗の答えは、決まっていた。


 「妹みたいに思っている」などと言ったものの、レルグの執務室で初めて彼女に会ったその時から、北斗はエリーサに惹かれていたのである。

 母や英里沙に顔が似ているから、というのもその理由の一つかもしれないが、それだけではない。例えば、同じ顔をしたティンシアはとても美しいし、慈愛に満ちたその微笑みは魅力的だったが、彼女には、エリーサほどには惹かれなかった。人妻であることを差し引いても。

 エリーサは、女騎士だからだろう。必要条件ではなく十分条件といっても、もともと「甲冑の似合う女武者」が好きな歴史オタクの彼にとって、彼女は一つの理想形だった。


 そして、「金髪はショートが至高」。ジュノのおかげで?世界の真理にたどり着くことができた彼にとって、エリーサこそが求めていた女性だったのかもしれない。

 もちろん、北斗はエリーサと命のやりとりをともにする中で、彼女の内面にも強く惹かれていた。ちょっと真面目過ぎ、お堅過ぎなきらいはあるにせよ、彼女以上に信頼のできる女性を、北斗は他に知らない。


 北斗は、その腕の中の華奢な少女を、心から愛おしいと思った。


「我ら二人、同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、願わくば同年、同月、同日に死せんことを」

 劉備関羽張飛の「桃園結義」で有名な言葉を、北斗はもじった。そして彼は、続けるべき言葉を間違わなかったのである。


「エリーサ。オレも、きみのことを愛している。これからも、ずっと一緒だよ」

 お堅い女騎士の痩せこけた頬を、こらえきれなくなった雫が伝った。


 うん、うんと何度もうなずいた彼女に向かって、北斗は精一杯の微笑みを見せた。そして彼は、こう言ったのである。


「眼を閉じて」

 エリーサは、素直に眼を閉じた。

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