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東方望叶紀伝  作者: 雪の変人
92/99

リク話 紅魔館かくれんぼ大会! 前編

どうも、一ヶ月ぶりのユキさんです||‥)」


とりあえずリクエストでかくれんぼの話とかしてくれると~ってのがあったんでかくれんぼヤッちゃいましたww

でも少し長くなりそうだったので前後編で分けることにしちゃいました♪

今回は萌え成分少なめでお送りします…スマヌorz


では前編、始まり始まり~


-side レミリア


夕方、日も落ち始める頃…


レミリア「暇…ね。」


フラン「最近は望も来ないし…」


レミリア「…そうね。」


異変が終わってからというモノ、望にも都合があるけど会うことがなかった。

私たちは日が落ちてからでないと外で活動できない。しかし望がやっているという喫茶店は日が落ちると営業終了してしまう。そのことから会うことができないのだ。


レミリア「…そうね、久々に会いたいものね…来てもらおうかしら。」


フラン「?どうやって?」


レミリア「『運命操作』、でね。」


-side out



今日も一日の営業が終わる頃。今日はお願いされることが多くあと一回くらいしか能力が使えない。そんなときに最後のお願いがきた。


早苗「ねぇ望君、私、久しぶりに昔の望君、小さな望君がみたいな。」


諏訪子「そうだね♪最近はメイドさんばっかりだしたまには、ね♪」


今日のお客さんは守矢のお二人。またまた神奈子さんはジャンケンで負けたとかでお留守番みたい。


望「はぅ…今日はこれで最後ですからね。」


ボクは昔の、早苗さんに初めて会った当時の身長を思い浮かべる。

すると身体が光り、身長が縮んでいく。


望「…ひさしぶりだね、早苗お姉ちゃん、諏訪湖ちゃん♪」


今のボクの身長は諏訪湖ちゃんと同じくらい…かな?


早苗「はぅ~!♪やっぱり可愛いですぅ~♪」


諏訪子「わ~♪あの時の望だぁ♪」


諏訪子ちゃんはボクと手をつなぎピョンピョンはねる。早苗お姉ちゃんはそれをみて可愛いです~とかを連呼してる。


それから少しの間遊んだり晩御飯を食べるなどして二人は帰っていった。



にとり「お疲れ様~♪」


望「へぅ~…ちょっと疲れちゃったかも…」


依然ボクは小さいまま。というか最後の一回しか使えないときに使っちゃったから戻ると多分朝まで起きれないんじゃないかな…これだと聞き入れる方も使えない。


望「! (ピクンッ)」


突然、なにだかわからない感覚が身体を走った。

頭の中で、何かをしないと行けない衝動に襲われる。


望「紅魔…館?」


なぜだかボクは紅魔館に行かないと行けない。そんな気がした。


望「ねぇにとりお姉ちゃん、ボク、紅魔館に行きたいな?♪」


にとり「へ?でも疲れてるんじゃ…」


望「大丈夫!まだまだ動けるよ!♪」


なんだか疲れてる感覚も無くなってどうしても紅魔館に行きたいという衝動が。なんだろう、この感じ…


にとり「…で、でも…」


そこで喫茶店のドアが開かれる。そこに立っていたのは…


こあ「失礼します…えと、パチュリー様の使いできたんですけど…」


望「あ!こあお姉ちゃんだ♪」


ボクは思わずこあお姉ちゃんに抱きつく。


こあ「ふぁ!?っと…えっと…望くんのお迎えに上がったんですけど…良いですか?望くんを連れていっても…?」


望「ボク行くよ!♪」


にとり「…望もそう言ってるし…お願いします…。」


にとりお姉ちゃんがなんか物悲しそうな目で、落胆した感じでボクをみる。あぅ…そんな目しないで…


望「お姉ちゃん。」


にとり「…何?」


望「ちゅっ♪」


ボクはお姉ちゃんの右ほっぺにチュウした。


望「ちゃんと帰ってくるからね♪行ってきます♪」


にとり「あぅ///えと///うん…///」


こあ「では、失礼しました…。(望くんのほっぺちゅう…羨ましいです…)」


にとりお姉ちゃんの赤くなった顔をみて、ボクは紅魔館へと向かうのだった…。



-side レミリア


レミリア「さて、望が紅魔館に来る運命にしたはいいけどどうくるかしら…」


咲夜「お嬢様、パチュリー様のところに望君が来ました。なんでもパチュリー様が望君を来させるよう魔法をかけたとか何とか…」


なんてこと!来たはいいけどこのままではパチェに望を取られてしまうわ!


レミリア「フラン!パチェの所に行くわよ。」


フラン「はーい♪望争奪だぁ♪」


私はフランとパチェの図書館に向かった。


咲夜「そんなに急がなくても…まぁいいでしょう。私も。」


一瞬時が止まる感覚。咲夜も望の所に向かったのだろう…



図書館に到着した。ついた直後の光景は…


望「きたきたぁ♪」


パチェ「あら遅かったわねレミィ。」


パチェの膝の上に座っている望。くぅ…パチェ羨ましいわ…


望「第一回~♪」


パチェ「紅魔館で~♪」


二人「かくれんぼ大会~!!」


こあ・咲夜・美鈴「わぁ~♪パチパチパチ~」


レミ・フラ「え?え??」


私とフランの頭の上にハテナが浮かぶ。

何?何?一体何なの?いつの間にそんなの考えてたの??


望「ルール説明~♪」


レミリア「え、ちょ、いきなり始めないでよ;」


フラン「ワクワク♪」


レミリア「ちょ、フラン!?」


フランはフランでワクワクしてるしルール説明始めようと望とパチェはウキウキしてるし…


望「ねぇねぇ、ルール説明始めていい?」


レミリア「…えぇ…わかったわ。初めて頂戴…」


これはもう止めるとかより流れに身を任せたほうがいいわね…


望「じゃあ説明するよ~♪これから皆でかくれんぼをするんだけど…まず鬼は遅かったレミリアお姉ちゃんとフランお姉ちゃんね。で隠れれる場所は紅魔館内のみ。まず隠れるために3分。その後探す時間に1時間。見事全員見つけれたらボクが一個だけお願い聞いたげる♪でも見つけられなかったら他のみんなのお願いを聞いちゃうから♪お~け~?」


…なるほど…『私とフラン』で『望とパチェ、咲夜、美鈴、小悪魔』を1時間以内に見つければいいってわけね…で賞品が『望が一個お願いを聞く』……

なんですって…望がひとつ願いを…と言うことはあんなコトやこんなことを…フフフ…


フラン「お姉ちゃん鼻血…」


レミリア「…気のせいよ。」


ちょっと想像が過ぎたわ…にしても一個だけ願いを…


レミリア「望、お願いは一人一個?それとも二人で一個?」


望「一人一個でいいよ♪だけどボクの能力なしで叶えてあげられるのがいいかなぁ。今日は精神力切れかかってるから…明日でもいいならそれでもいいんだけど…」


へぇ…じゃあ明日望と…エヘ…


パチェ「レミィ、また鼻血出てるわ。」


レミリア「…気のせいよ。」


しまったわ。私としたことが二度も妄想で鼻血だなんて…とにかく…これは勝たないといけないわね…他の皆に望を譲るわけにはいかないわ…ホントはフランにも渡したくないんだけど…ルールはルール。とにかく今は勝たないと…


望「あ、ちなみにスタートしたら紅魔館内では能力とか使えないようになるからね♪だってレミリアお姉ちゃんの『うんめいそうさ』があったら簡単に見つけれちゃうからね♪じゃあ準備はい~い?」


レミリア「…いいわ…」

フラン「いつでもいいよ~♪」


パチェ「それじゃあ…」


望「リミット三分の枷~♪」


望が発言した途端、私とフランの身体が何かに拘束される。


レミリア「ちょっ!?なにこれ??」

フラン「全く動けないよ~?」


望「反則しないようにね♪じゃあみんな、隠れよ~♪」


望の言葉と共に、皆が一斉に散る。と言っても身体能力に則った速度で。つまり美鈴は素早く、パチェや望は小走りな遅い移動で。


レミリア「そういえば紅魔館を一時間で踏破できるのかしら…?」



かくして、紅魔館かくれんぼ大会は幕を開けた…



-side out


開始の合図のあと、ボク達は一斉に走って隠れに行く。美鈴さんはさすがの身体能力でとても早く移動。それに続いて咲夜さん、こあお姉ちゃん、そしてボクに合わせるように並走してパチェお姉ちゃんという順で皆が図書館から外に出る。


パチェ「望、こっちに来て。」


望「ふぇ?」


ボクはパチェお姉ちゃんに手を引っ張られて皆とは別方向に…ってこっちに行くと…


パチェ「そうよ。今から隠れるのは図書館内。灯台下暗しよ。」


そう言って図書館の別入り口から静かに入るとそのまま司書室、書庫の方へとつれていかれてしまった。


望「あぅ~…ここって隠れてもいいのかな…?」


パチェ「いいのよ。ルールは紅魔館内。そしてこの図書館も紅魔館内にある…だからいいのよ。」


望「そっかなぁ…うん、大丈夫…だよね♪」


パチェ「ええ。じゃあ静かに、ね♪」


二人でニコニコしながら人差し指を立てて『し~♪』といって書庫の見つかりにくそうなところへと移動していった。



-side レミリア


私は考える。3分間でこの広い紅魔館、しかも図書館からのスタート。これでは私たちが探し始めても隠れていない奴が何人かいる…ハズ。3分間で動ける範囲に隠れたとしたら1時間以内に見つかってしまうだろうからスタートしてからも隠れていない輩が一人はいるだろう…

美鈴は多分隠れてる…あの子の身体能力なら紅魔館内いろんな場所に3分あれば行けるでしょう…

咲夜…あの子も多分隠れてるわね。紅魔館内を知りつくす咲夜なら隠れることはたやすく見つかりにくそうなところもわかっていそうだわ。強敵ね…

小悪魔、あの子は隠れれてないんじゃないかしら。あの子はあまり図書館からでないからとにかく図書館から離れれば見つからない場所にたどり着くとでも考えてそうだわ…

パチェ、望を膝の上に…じゃなかった…パチェは頭が回る。どうしてくるかわからないわね…パチェのことだからそんな遠くにいけないだろうから…う~ん…図書館内…?でもみんな出ていった際にパチェも出ていったはずだから違うわよね…わからないわ、最後にしましょう。

望…は絶対に私が見つけるわ!フランよりも先に!絶対よ!…っと仲間同士で争うことを考えてる場合じゃないわ。望が隠れるような場所……わからないわ。そういえば私、あの子のことあまり深く知らないのよね…ちゃんとお話をして深く知りたいわ…っと隠れている場所…検討もつかない。でも子供、なのだからそこまで深いところには隠れないわよね。簡単なところ…クローゼットのなか…とか?


そこまで考えた所で身体からカシャンと音がした。


フラン「あ、お姉ちゃん!動けるよ!探しに行こ♪」


なるほど、枷の外れる音、ね。


レミリア「そうね。でもフラン、一緒に、ではなく手分けして探しましょう。この広い紅魔館を二人一緒になって探すのでは効率が悪いわ。」


フラン「…そうだね。じゃあ私先に行くね♪」


レミリア「え、ちょ、フラン!」


先にいってしまったわ…これでは効率も何もないじゃない…まぁいいわ。私は私の推測を頼りに探しに行くまでよ。


レミリア「絶対に勝つ…」



残り時間58分20秒








読んでいただきありがとうございます!ここは初心に戻り…ご意見ご感想はどしどしくだしあ。


次回は後編!勝つのはどっち!?次回、乞うご期待!!


っと。ちなみにかくれんぼの鬼をスカーレット姉妹にしたのは吸血鬼で鬼だから~…とかそんな理由ではないので悪しからずw


ちなみに誰に勝ってほしいですかね?見つからずに残った人が勝ちなんだけど…



ではまた次回、お会いしましょう!! see you next time!



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