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第十三話.裏切り

もうそろそろ終わりです。

……というか、描くのが面倒になってきました(笑)


もう1つ、連載始めました。良ければ見てください。

「黒風フォール……。俺たちの前に現れたのが不幸だったな!」

ユエが大刀カルバトロスを構えた。

「………っククククク……。」

「!?」

「ワハハハハハハ!!!」

「何がおかしい!?」

「お前達が俺を退けたい理由など、とうに分かっているぞ?」

「……!!」

「我が弟『エルメス』の敵討ちだろ?

 アイツも馬鹿な弟よ。

 あの方なら………、

 『ラ・ベレイズ』様なら……、

 この世を『最復活』させる事が出来る……!!」


「貴様ァァァァ!!!!!」

ユエが第一限界ファーストリミット解除バーストした。

「ユエ!………『第三』まで解除しろ。」

ジュラがユエに呟いた。


「!!」


『第二限界・解除セカンドリミット・バースト!!!!!』


ゴウゴウとうなりを上げる風。


『第三限界・解除(サードリミット・バースト!!!!!』


目の色が紅色に変わった。


その瞬間、フォールはボコボコに叩き潰されていった。


「……速い!!!」


「………おい!!!『神帝』!!!力を貸せ!!」

フォールが叫んだ。


「『神帝』……!?何の事を言ってるんだ?」

レオンはその情景を固唾をのんで見守っていた。


「早くしろー!!!」

フォールがそう叫んだ瞬間、何者かがオトハを背後から剣で刺した。





「オトハーーーーーーーー!!!!!」

オトハが前に倒れると、背後に立っていた物の姿があらわになった。




それは大きな大きな大刀を持った男だった。


全員が見慣れている男だった。


少年七人隊所属、『ジュラ』、その男だった。



「おい!兄貴何やってんだよ馬鹿野郎!!!」

ユエの動きが止まった。

その瞬間を見逃さなかったフォールは、ユエを殴った。


勢いよくふっとんだユエは、レオンの場所へと転げ落ちた。


「大丈夫か!?ユエ!」


「形勢逆転だな……。」

フォールはジュラの横に参った。


「おい!兄貴、何やってんだよ?……嘘だろ?」


「こいつの名前は『神帝ジュラ』、巨大な力の塊 十一幹部の最高司令官だよ。」


「『十……一』……だと!?」


ジュラは口から血をペッと吐いた。


その血は、もう動かないオトハの顔についた。

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