作品のメインジャンル選択の難しさ
表題の通りですが、メインジャンルの設定って結構難しいなあと度々思うんですよね。
正確に言えば、
「地球と異世界を行き来する(現ファン&異世ファン)」
「VRMMO世界が異世界と繋がっていた(SF&異世ファン)」
「現実の歴史に超技術を持ち込む(歴史&SF)」
等、様々な要素を含む作品の場合メインジャンルはどれになるんだろう? と思うことがあるって話ですね。
こういった作品のメインジャンルは、基本的には「作品のベースとなる要素がどれか」を作者さんが個々に判断して付ければいいものだとは思いますが、「作品の核となる要素を正確に伝える」ことだけでなく「作品を少しでも他者の目に触れさせたい」ことも考えた場合、
「例え激戦区でも読む人の需要と合致する(機会の多少は置いといて読んでくれた人を逃さない)のを重視してジャンルを決める」
「少しでも多くの人に読まれるよう埋もれづらさを重視してジャンルを決める」
といった戦略的(?)要素が入って来て少し難しい部分だとも思うんですよね。
でも目につきやすさを重視するあまり、(前置き程の乖離は無くとも)実際に作品を読んでみた時に「この作品のメインジャンルってこれか……?」と思われるようなジャンルを設定するのは個人的にちょっと気が引けるんですよね。
自作品の「オタクに優しいギャル」なんかも、キャラ同士のやり取りや配信部分を考えると個人的には現代ドラマじゃないか? と思っていますが、どう考えても恋愛要素を無視出来ないのでメインジャンルはラブコメにしてますし。
とはいえそれ以外の作品内要素も可能な限り自由入力枠のタグに書いてますが。
メインジャンルはメインジャンルで作品探しに重要な要素だとは思いますが、それだけではカバー出来ない部分も多い。
そんなことを考えると、読まれることを考えるのであればメインジャンルとして選択しなかった作品内要素も含めて、タグの自由入力部分をフル活用するのも大事だなあと思うのでありました。