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物語買収喫茶

作者: 律代 雨読

          序章


『椿の喫茶店』へようこそ。店長の清水 椿です。

 私が設立したこのお店では、物語の売買を行っております。お客様自身、もしくは友人や身内の体験談を、喫茶店名物ガトーショコラ、フルーツタルトやミルフィーユなんかもありますよ。アメリカンコーヒーにダージリンティー。もしもお腹が空いていたら、ナポリタン何てどうですか?お好きなものを食べながら、語って頂けたら幸いです。勿論、御代は結構です。え?なんでかって?

それは我が店唯一の従業員である、東雲 鏡君にパソコンで打ち込んでもらうためです。皆様黙々と語ってくれるのは嬉しいのですが、それでは鏡君のパソコンの方が追い付けません。やはり売るためにも残しておかなくてはならないので。だから御代は払わなくて良いですよ。

 私は打ち込まないのかって?何をご冗談を。私は機械音痴なのです。出来るわけないでしょう!

なので彼は、良いですよ。しっかりと打ち込み、しっかりと印刷してくれるので。なんと有能な人間なのでしょう。

 もうこんな時間です。速く店を開けなければ!

さあ皆様『椿の喫茶店』開幕(オープン)です。


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