第三十話 梅田駅
空想鉄道に東亜鉄道の路線を上げてみましたので、そのサイトで名称のとこに「東亜鉄道」登録者のところに「御舘田黄門」と入れて頂ければ出て来ると思います。
未完成ではありますが、興味のある方はどうぞ。
サイトのURLです。
https://ku-tetsu.net/list.html
1889年 (明治22年) 11月
「梅田にターミナル駅を作る。」
市太郎がそう言った。
「梅田ですか。…何故、大阪の中心から少し外れた場所に建設するのですか?」
吉見が市太郎に質問した。
「うむ、いくつかあるが、大阪の中心部に大きな駅を作ると、住民が騒音について文句を言ってるのと、地価が安いからだ。」
「なるほど。…まあ、土地代は安いに越した事はないですからね。」
「後、それに並行して梅田周辺と西宮に百貨店を建設する。だから、梅田周辺の土地を買い上げろ。」
「分かりました。ついでに、百貨店に入る商店を集めてきましょうか。」
「ああ、頼んだ。」
こうして、梅田周辺の開発に市太郎は進み始めた。
1889年 (明治22年) 12月
市太郎は、布団に蹲っていふ時に、前世で宝塚にあった宝塚歌劇団をふと、思い出した。
「そう言えば、宝塚歌劇団なる物があったな。…前世で結構人気だったし、創るか。」
そう市太郎が呟いていると、武子がやって来た。
「市太郎さん、どうかされたのですか?」
「いや、なんでもない。」
そう言ってから就寝した。
翌日、会議で市太郎がある提案をした。
「宝塚に観光資源として、女性だけの演劇団を設立しようと思うのだが、皆はどう思う?」
「まあ確かに、宝塚は終点の割には何もないですかね。…良いんじゃないでしょうか。」
吉見がそう言った。
他の重役達も賛成の意を示したので、市太郎は演劇団の設立を決定した。
「では、宝塚に演劇団を設立する事にする。…次の議題なんだが…」
市太郎が次の議題に行こうとした時、吉見が言った。
「会長、まだ演劇団の名称を決めていませんが構わないので?」
「いや、すまん。…忘れていた。」
市太郎は恥ずかしそうにそう言った。
「では、名称をどうしますか?」
「そうだな。うーん…。…宝塚演劇団と言うのはどうだ?」
「ふむ、言葉を聞いただけでどんな物か簡単に想像が出来ますし、良いのではないでしょうか。」
吉見がそう言うと、他の重役達も頷いていた。
「では、そうするか。」
こうして、宝塚に宝塚演劇団が誕生した。
この宝塚演劇団は後に、日本全国から演劇を観に多くの人が観に来る事となるのであった。
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