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特殊能力は役立つかわからない!  作者: 白詰 束音(南野 涼夏)
第1章『触れたものの力を奪う』能力
3/4

足跡なんてレベルじゃない……

このシリーズは単なるアイデア箱みたいなものなので結構雑に書いてます。

Day2


俺は逃げた。

だが、俺が他のやつの視界から消えることはなかった。

何故かって?

足跡よりも目立つ痕跡が残っているからだよ!

森の中を通ろうとすると木が枯れてバレるわ、草むらを通れば通ったところの草が全部枯れるわ、人が妨害してきたらその人が死ぬわ、熊に殴られてもその熊が死ぬわ……

要は「亡骸」が足跡になっているのだ。ハイエナが喜びそうだなこれ。

しかもさ、追ってくる人達馬に乗ってるんだよ。速いんだよ。

僕は馬に乗れないからなぁ…… 乗馬は趣味でやってたけど、乗ろうとしたら馬死ぬし。

矢が飛んでくる。痛くも痒くもない。矢の力が触れた瞬間無くなるからなぁ……

とりあえずこの力を使って稼げる仕事を探さないといけない。

なら、ちょっと質問させて貰うか。

立ち止まって振り向く。

「どうやら観念したようだな」

馬に乗った騎士のひとりがそう言った。

や、あんた立場わかってないでしょ。圧倒的にそっちが不利なんだよ?

「ひとつ聞きたいんだが、この国はどこかと戦争してたりしないか?」

そう尋ねる。

「隣国と土地を巡って戦争を行っているな」

「じゃあ、その戦場へ行きたいんですけど」

この力の役立てかたってそういうとこにしかない気がする。

「なぜ、そのようなことを望む」

「この力の使い方ってそういうのしかないなぁ、と思いまして」

「ふむ……」

そう言うと騎士が悩み始めた。えっと、何考えてんの?

「その功を我がものとできるか?」

「……………はい?」

どういう意味だ?

「私の一族は次期国王の座を狙っていてな。姫に婿入りする手立てを模索しておった。そこで、功を挙げれば良いと結論してな」

「つまり、俺があんたの部下みたいな感じで活躍すれば、あんたの株があがると」

「話がわかるな」

少し考えて、俺は言った。

「その条件で、俺を戦場へ連れていってもらえます?」

「勿論だ。馬を貸そう」

「あの…… 俺、触れたやつの力…… 命とかも奪う体質なんだけど」

「では、馬車に乗りたまえ」

こうして、なんとか不毛な鬼ごっこは幕を閉じた。

……まさか、こっちに来て2日目に戦場に行くことになるとか思ってなかった………………

てか、貴族の目論見に手を貸す俺、結構クズじゃね? まぁもう王様死なせてるからどうでも良いか!



Day3


ここは戦場。

命のやりとりが行われる危険な場所。

そこで俺は、昼寝をしていた。

いや、だってねえ……相変わらず攻撃が効かないんだもの。

しかもさ、時々というか今もさ、俺に触れて死んでいく敵が沢山。

そろそろ散歩でもしようかな。

そう考えて、俺は立って歩き始める。敵がどんどんやってきて、どんどん死んでいく。ハイエナが居たら昨日よりも喜びそうだな。



しばらく歩いていくと、そこには陣地のような場所があった。その門を警備していた兵士が、俺の方に向かってきて、俺の真横で土下寝を始めた。

何か敬意を示してくれているようだ。

奥へと進んでいく。俺の元へ沢山の兵士がやってきては、土下寝していく。

遠くから球体が飛んで来た。それは綺麗な花火や水飛沫として俺の視界を彩る。

少し歩きまわっていたら、気がつくと全ての兵士が土下寝した。

俺は、次の場所での凱旋をしようと、そこを後にした。







現実逃避してみたが、やっぱり無理があった。

本当のことを言うなら、斬りかかってきたり殴りかかってきたり突っ込んできたやつが死んで、魔法も聞かなかった。で、気がついたらあちらは全滅してたって訳だ。



この能力、強すぎるだろ………

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