第五十話 登場人物一覧(オマケ)
『デルフ』本作の主人公。
悪魔種で下位の更にした最下位と呼ばれる【小悪魔】、加護【武器の声を聞く】を持つ生粋の武器マニア。
人魔大戦後のタリタアーリア大平原にて、聖剣と語り合っていたところをザナドゥに拾われる。
その後、いつの間に師となったガルシアから、鍛冶師としての技術を教わり、それに伴い必要な様々な生産知識を詰め込んだ。
外見は黒髪の美少年だた頭に小さな角と悪魔の細い尻尾が生えている、戦後のタリタアーリアで拾ったボロ布を服にしている。
(イメージ的にはオバロのマーレに小ぶりな角が生えた感じかな?)
性格は武器に対する執着心が強く、基本的に控えめな性格だが武器や素材の説明を話し始めると止まらなくなる。 また、武器やそれに関する素材や道具の取り扱いを疎かにすると怒り怒鳴ることがある。
デルフの作った刀を魔王が振るった為、【魔王の刀鍛冶】と呼ばれている。
『ガルディオン』魔王軍の大将であり魔王。
自らを魔王軍の最高位である【三極星魔将】に位置付け、悪魔種の中でも最上位にあたる【アークデーモン】である。
持っている加護は【神聖属性無効】と著者W・Wが書いた【魔族・魔物図鑑】では記載されているが……
武器を振るう事への憧れと、目指す目標に手を伸ばすべく、デルフに究極の魔刀作成を命じる。
(やっぱり、オセ○ニアのアザゼル一番しっくりくるかな。)
『ザナドゥ』魔王軍の現魔軍将
最上位の死霊種である【エルダーリッチ】であり、魔王軍の最高位【三極星魔将】の一角を担う。
当然、【不死】と似た力を持つ固有加護【死霊の体】を有し、自らで死霊を持って生み出す事も出来る。
外見は焦げ茶色の外套をはおい、所々朽ちた老人の姿をしているが何処気品が漂う、死を司り死者を操る彼の最上位の固有加護【死霊支配】で操る【死霊騎士団】達は魔王軍の大きな戦力となっている。
彼は倒した人間達から聖剣を奪い集めている事で【聖剣殺し】と呼ばれている。
(作者は彼のもう一つの加護がとても気に入っているので、早く彼が魔王軍最強の剣士として剣を交える三章を書きたいものです。)
現在、存在する最上位の魔族や魔物の中で最古の存在で600年以上はアンデッドとして存在しているため過去については博識、強い魔素によって死んだ魂が集まると言われる幻の死の都【英雄達の成れの果て】を領土としている。
(リゼロのヴィルヘイム・ヴァン・アストレアや転スラのハクロウ、オバロのセバスみたいな、カッコ良さをイメージしました。)
『バルザーク』魔王軍が元魔軍将
上位の霊体である【ミストラル】が鎧にとり憑き進化した魔物【デュラハン】
勇者ウィルザードの魔王城襲撃の際、神聖剣に核であるオリハルコンで出来た黄金の鎧を傷付けられ戦死いや除霊。
(イメージはあの有名な黄金騎士ですね!)
ザナドゥが魔王ガルディオンの持つ剣として例えるのなら、全ての攻撃を一手に受け止めるその姿からバルザークは【不屈の盾】と呼ばれ【三極星魔将】の一角を担っていた。
人間として生きていた生前は神聖属性を得意とする魔法使いの妹と共に北の大陸で英雄として名を馳せていたという。
『フルスパーダ』現魔軍将
ガルシアの作った傑作、【混沌の堕剣】にミストラルが取り憑き進化したデュラハン。
(まっ、ソウル○ャリバーをイメージして貰えると分かり易いかもですね。)
剣にミストラルが取り憑いた前例が無い為、変種ということになり彼は自らを【ソードエビル】と名乗っている。
バルザークの武器として共に戦っていたが、性格は自分中心でずっと喋っているので全ての者からウザがられる。ちなみに一人では動く事も出来ない。
『ベリル』現魔軍将
ガルディオンが生まれ落ちた時から付き従う魔王軍で一番の古株。
中位の悪魔【デアデビル】から上位の悪魔種【デーモン】へと進化した事により、固有加護の他に感覚を研ぎ澄ます様々な加護を所有している。その中でも【感知】と【索敵】の経験値は異常で全てを見透かす千里眼となっている。
その能力と名匠ガルシアが作った傑作【赫灼の熱剣】操り、暗黒騎士団と像魔兵団を取り纏める事から魔王軍では【熱源の知将】と呼ばれている。
魔王ガルディオンの崇拝者である彼は魔王への非礼を働く者を決して赦さず、敵対する者をこの世から消し去る為に動く知将の欠片も残らない最強の狂戦士となる。
『バッカス』魔王軍の元魔軍将
名目上、ネグロータス湿地に住む蜥蜴人族とドラゴヴァレイの片隅にある80人程のドラゴニュートが暮らす【龍谷の村】を領地として統括しているが、実務や調整は全て副将である竜人族に任せ、各地で強者を探し放浪しながら戦いに明け暮れているが、魔王城が一番手っ取り早いので入り浸る事もしばしばだった。
青い鱗を持っているので海竜系の血筋を持ち、水属性の攻撃を得意としていた。強力な【水衣】の加護はバッカスの異常なまでの回避力を生み出している。
タリタアーリアの人魔大戦時に暴れ回った事で人間からは酒嵐の黒槍と恐れられていた。
バッカスの槍術は踊るように舞い、相手の動きに合わせてリズムを変える【三連符槍曲】軸としていた。
『グリザル』魔王軍の元魔軍将
上位の死霊種【リッチ】の中でも魔法の扱いに長けた【ソーサルリッチ】
肉片が残るザナドゥに対して完全な骸骨の姿をしている。 手にするオリハルコンの杖は暗黒大陸に住むドワーフの作品、まるで何人もの人の顔が歪み叫んでいるようなデザインとなっている。
弱体化魔法を得意している自称、呪術士。
ザナドゥの右腕としてグールズを従える副官を担っていた。 勇者ウィルザードの魔王城襲撃の際、神聖剣の一撃により灰と化した。
『アトラス』魔王軍の元魔軍将
見た目とは異なり、基本的に体内に内在する魔素の総量が大きいことから魔法を得意とする巨人族だが、彼に関してはその膨大な魔素を身体強化のみに使うことで一撃必殺技の肉弾戦闘を得意としていた。
装備は全て暗黒大陸のドワーフに作られたもので無属性の魔鉱を使用したシンプルな装備使用していた。 武器は棍棒で防具は動き易さを重視して胸当てとすね当てだけだった。
タイランドにいた頃のアトラスは不良少年だったので、最上位の血を引くいているから強いとか、他に巨神兵団に勤める4人の兄と比べられることを意味嫌っていた。 しかし、炎の戦姫と恐れられていた姉にはとても懐き信頼していたらしい。
同郷のモノリスとは仲が良く、二人合わせて【双極】と自称し暴れていた所をガルディオンに拾われる。
『フィンクス』
上位黄竜種【リンドブルム】であり、四真竜将と呼ばれる一体。
ウィルザードによって屠られた死骸は金剛哭刀イルガディスの素材となる。
『ヴォルガード』魔王軍の元魔軍将
上位赤竜種【ヴェールズ】であり、四真竜将と呼ばれる一体。
ウィルザードによって屠られた死骸は炎魔刀ヴォルガディスの素材となる。
『ナーバス』魔王軍の元魔軍将
上位混合獣、【アンフィスバエナ】で魔王宮の門番にして紫色の双頭の飛竜の姿をしている。 魔軍将とあるが意思の疎通は出来ない魔王のペットみたいな立ち位置だった。右の竜は麻痺毒で左の竜は猛毒。
ウィルザードによって屠られた死骸は金剛哭刀イルガディスの素材となる。
『ヴィシャス』魔王軍の元魔軍将
純血のヴァンパイア、悪魔貴族とあるが容姿は男型であり、スカーレットヘルに付き添う執事に似ているだが、執事のヴァンパイアは銀色の瞳・銀髪に対して、金色の瞳に金髪のイケメン。
スカーレットヘルとは何故か敵対している。
美しいモノ見た時や、素晴らしいと思った時に「ゴールドーーー!!」と叫ぶ癖がある。
ガルディオンも男型吸血鬼に疑問を抱いていたが、確かに純血である証拠の神聖属性が弱点である【死霊の体】ではなく完全な【不死】を有し、魔素を吸い取り自らの眷属を作り出す【吸血】も持っているため、男型なのは変種だからと思っていたが……。
『ザイロン』元魔軍将
宝物殿に行く為に通る迷宮の番人。
目立った特徴の無い【ミノタウロス】だが、戦闘の天才と言わしめる体捌きと予測の出来ない機転を効かせた攻撃でバッカスに勝ち越していた。
『ザイアス』現魔軍将
ザイロンの弟の【ミノタウロス】で、兄にとても尊敬していてパワーだけなら兄をも凌ぐと言う噂。 だが、戦闘の天才であり頭の良かった兄と比べると、とても頭の悪い子に見えてしまう。
兄の死後、迷宮の番人を引き継ぎ、ガルディオンから名を貰う。
兄と同じ斧をデルフに頼むが……
『バイラス』現魔軍将
上位白竜種【サクソン】であり、四真竜将の一体。
白銀の鱗がキラキラと輝く飛竜、空気振動により会話する事も可能。
『ラーク』現魔軍将
上位青竜種【リヴァイアサン】であり、四真竜将の一体。
水中では無敵な強さだが根は臆病でビビりな為、地上に上がる術を持ってはいるが地上では戦力が3分の1程度になるので決して地上には上がらない。
死海を航海しようと者を排除する役割を担う。 この仕事をこなさなけされば殺されてしまうと思い込んでいる為、ガルディオンに怯えながら日々、難破船を増やし続ける。
『ルギナ』現魔軍将
【ミストラル】、他の者の前では隠しているが、兄として慕うバルザークを崇拝し愛している。 おそらく、知っているのはデルフとオーガ達だけ。
『ライオット』現魔軍将
上位の猫人族【レグルス】、千獣闘壁団を従え、中でも【大猫衆】と呼ばれる者達は変種と言っていいほどの戦闘力を持ち、更に三獣士は抜きに出ている。 ガルディオンから名を付けられていないが副将にあと二人【レグルス】がいる。
ライオット自身は魔法の才能を持ち合わせていたが、魔法全般を苦手とする猫人族達に、ライオットはそれこそが我が種族の強みと自ら生み出した武術レギアエゼルの指導をしている為、民達から先生やお師匠様と呼ばれている。
『ウルズス』現魔軍将
自らの加護【猛毒汗腺】により母親の【ライカンスロープ】を溶かし産まれて来た、魔素が途絶え腐敗して死んだ母親の姿を見た他のライカンスロープ達から【同族殺し】と罵られ父親にも見離された彼は一人孤独に生きていた所をガルディオンに拾われる。
ヴィシャスが統括する不死の軍勢の二軍人狼部隊を指揮していた。
ウィルザードが勇者になる前にある事件で因縁があり、勇者パーティーの足取りを部隊を率いて追っていた所に、ウィルザードが魔王城に奇襲をかけ、すれ違う形となった事を悔やんでいるが、ガルディオンが始末したという事でその気持ちを圧し殺している。
『モノリス』現魔軍将
アトラスとは不良仲間で【双極】と名乗って互いに背中を預け合い喧嘩を吹っ掛けていた時、ガルディオンにボコられ魔王軍に入る。
タイランドから追放されるトロールと荒くれ者のジャイアント達を引き連れている。
アトラスは最上位の巨人族【タイタニス】の息子でもあるので、肩を並べて闘える事を誇りにしていた。 しかし、アトラスが死んだ事で故郷の王子を護れなかった事を悔やみ、タイタニスの前ではモジモジしている。
『キハーダ』新魔軍将
バッカスの統括する軍団の副将を担っていたが、バッカスの死後後継としてガルディオンから名を貰う。
何を考えているのか分からず、どこか掴めない性格で口調はお調子者だが、本心は決して表さない腹黒。
加護は【共鳴】と【音操作】、二又の槍を音響の様に使用して流れた音源を操り攻撃する、目に捉える事の出来ない音速の攻撃から逃れられない。 槍はガルシアの特注品で音が響き安そうな金属を選んで作られている。
白い鱗と羽を持った飛竜系の血筋、装備はコバルトブルーに統一されている。
『シアン』新魔軍将
鬼人族の上位種【鬼姫】
実は婆様もガルディオンに惚れていた時期があったので、魔軍将となった娘を誇りと思っているが、自分と同じ気持ちをガルディオンに抱いている娘に嫉妬が半分、心配が半分なのはまた別の話。
ゴードンとの出会いの後シアンの口癖は「冷静に!」になった。
『メリューサ』新魔軍将
吸血鬼よりの悪魔種の上位【蛇妃】であり、七人の妹を引き連れ、夢魔・淫魔を統べるマデュラス遺跡の女王達。
ガルディオンに服従している訳では無く、部下達を各地に向かわせ何かこそこそと画策している。
『ビーナス』新魔軍将
外見は金髪の美女、ヴィシャスによってヴァンパイアとなった鳥人族の【ハーフヴァンパイア】。 ヴィシャスの好みで金色のドレスを来ている。 隠れているが腕には翼が生えていていつもは折り畳み隠している為、純血のヴァンパイアと見間違う。
ヴィシャスが指揮していたか不死の軍勢一番槍。ヴィシャスが死んだ事でガルディオンから名を貰い、ウルズスの副将として魔軍将となるが……
『ガルシア』魔軍の専属武器鍛冶士
オーバーケイル大森林の片隅に工房を作り、魔武器を製作していた所をガルディオンに引き抜かれる。
デルフと出会いその運命を大きく変えて行く。




