第二十話 魔族・魔物図鑑(オマケ)
ちょっと息抜きです。 あぁ、設定を考えている時が一番落ち着くわ~。
ここに載せた魔族、魔物は後々登場する予定です。
《悪魔種》:生殖器を持たないので、絶対数に変化は起こらない不死の存在、死という概念は無いが脳が破壊されると劣化をして新たな種に生まれ変わることがある。
劣化というが、記憶と同時に経験値を失うだけで中には上位種として生まれ変わる者もいる。
基本的に悪魔と吸血鬼に分かれ悪魔よりだと男型、吸血鬼よりだと女型の姿となる。
*下位の悪魔
『小悪魔』:最下位とされる悪魔、対象となる者の怒りや苛立ちを増長させる。 性格は個によって違うが、ドジ、怠惰、意地悪、生意気、臆病者など空気の読めない性格の者が多い、イタズラをなりわいとする悪魔である。 人間や魔族の中には眷属契約を結び使い魔として飼い慣らす、変わり者もいる。
このインプという種だけは女型、男型にはっきりと分かれておらず吸血鬼よりの者もいれば悪魔よりの者もいる。 しかし、その姿が変わるだけでどちらにも小振りな角が生え、か細い尻尾が生えている為、悪魔種の方に分けている。
『下位悪魔』:暴れると人間には手が付けれないが、中位以上の悪魔や魔族の中では基本的に使い魔として雑用にまわる。
*中位の悪魔
『中位悪魔』:そこそこの力を持つ悪魔、攻撃魔法も使える。
『夢魔』:対象となる者に催眠をかけ、生気を吸いとる。 幻術魔法を得意とする吸血鬼よりなので女型が多い。
『淫魔』:異性に変化して対象となる相手に【誘惑】をかけ、生気を吸いとる。 吸血鬼よりなので女型が多いが変化魔法を得意とするので元の姿を見せることはほぼ無いが、本体はサキュバスとほぼ同じ姿をしているという。
『業魔』:命知らずの名の通りに力で捩じ伏せる闘いを好む悪魔。
『像魔』:魔王城ヘルガルディオの門番達、許可無く近づけば、魔槍、断罪の槍で貫かれる。 旅の仲間が一人やられたが、『断罪の槍』に触れると石化してしまう、とても強力な呪詛だ。
*上位の悪魔
『蛇妃』:下半身が巨大な蛇、吸血鬼よりで女型、竜の血も流れているという噂もある個体数の少ない希少種。 現在は夢魔・淫魔を統べる女王達。
『上位悪魔』:最悪と言うにふさわしい魔素を持ちあらゆる魔法に邪霊属性が付く、その肉体の再生スピードは上位巨人族にも引け劣らない悪魔のエリート。
『吸血鬼』:その牙は鋼鉄をも貫き、血と一緒に生気を啜る。 空になった器に自らの魔素を入れることで死霊の体を持つ不死の眷属を作り出すことが出来る。 たが、自尊心の強い彼らが自らの魔素を与えるなど滅多なことではしないようだ。
純粋な吸血鬼は希少種であり、オーバーケイルの森の深層にあるという古城で悪魔貴族として何者にもとらわれることの無い自由な暮らしをしているという。
不死と再生の違いとして、再生は魔素の循環によって行われ再生の加護を宿した魔素が行き交うことで失った部位を復元する。 不死はその肉体に内在する魔素自体が一つの生命であり、再生することは無いがどの部位が切り離されようが生き続け、繋げれば元へ戻る。故に脳が破壊されようが生きる事が出来る為、脳を守る角が無く代わりに硬い鋭い牙が発達したとされる。
*最上位の悪魔
『最上位悪魔』:神書に出てくる悪魔を超越した種族、生まれながらに神聖属性無効の加護を持つという。 暗黒大陸を支配する魔王、ガルディオンが伝説の種族である最上位悪魔だという噂だ。
『最上位吸血鬼』:神書に出てくる吸血鬼を超越した種族、その目に映る者全てを瞬殺しうる速さ持つと言われる以下詳細不明、伝説の種族。
《魔族》:亜人や獣人、異形種のことをさす。
*下位の魔族
『犬人族』:平野に暮らす。鋭い嗅覚と聴覚で獲物を追い詰める。 基本的に群れで行動し、土属性の魔法を得意とする者が多い。
『猫人族』:二又の尾が、とても愛らしい猫の獣人、迂闊に近づけば、とても硬く鋭い爪で引き裂かれる。
『豚人族』:主に沼地に暮らし、魔素の無い人間を喰う意味は無い筈なのだが、何かを口に入れていないと落ち着かないオーク達は人の住む大陸に現れては人間を拐い喰らう。
『小鬼族』何処にでも適用する狡猾で野蛮な種族、使い魔として人間に使役されることが多い。 人の住む大陸に現れるゴブリン達は強盗・強奪を繰り返す厄介な野盗集団だ。
『蜥蜴人族』:湿地に暮らし水棲の魔獣や魔物を喰う。 人間には余り興味がないが餌場を荒らすオークとは中が悪い。
『下位巨人族』:巨人族の国が暗黒大陸の火山にあるが、動きは鈍く基本的に呆けているのでトロールとして生まれ落ちると国から追放されらしい。【再生】の加護を持つ。
*中位の魔族
『小鬼亜種』:稀に現れる族種、普通のゴブリンより遥かに体内に内在する魔素の量が多いとされる。 見た目は身体の色が緑色のままのオーガ。
『猪頭』:豚人族から千匹に一体生まれる亜種。 体毛と下顎から生える鋭く長い牙が特徴。 豚人族を取りまとめる長であり集団行動に長け、豚人族に比べると協調性も高い。
『鬼族』:平原に暮らし、気性は荒いが見た目によらず器用で自らで作る武器で魔獣を狩り生活する。
伝説では進化をしたオーガが吸血鬼に成ったといわれている。
『中位巨人族』:トロールよりも知能が発達した種族。
『脚狼族』:人形だが下半身が狼と合体している。 魔族の中では脚狼族を魔族と認めない者もいる。
*上位の魔族
『鬼姫』:約百年に一人生まれる女型の鬼人族、鬼人族とは比べものにならない魔素を持って生まれ、現在の鬼姫が亡くなれば即座に鬼人族の女王となる。 補足としてオーガキングとは鬼姫に見初められた鬼人族をそう呼び、各部族の族長となる。
『牛頭族』:一応、上位の魔族ではあるが目立った特徴は無く、他の上位悪魔や魔族と比べると少し可哀想になる。
『人狼族』:獣人ながらに不死の種族に位置付けされる。魔素の無い人間は喰わないが、稀に遊びとして群れて人間を狩りをする。
『獅子王』:猫人族を束ねる上位の魔族。シンプルな強さでいえば、上位の魔族の中ではこの種族の右に出る者はいない。
『竜人族』:竜種が擬人化した姿といわれているが、蜥蜴人族が進化したという伝説もある。詳細不明
『上位巨人族』:『超再生』の加護は上位の悪魔をも越える再生速度を持つ。
『上位巨人族亜種』:一つ目で生まれるサイクロプスの眼には魔素が溜まると言われ、その眼、『魔眼』の加護には放出する魔力を高める力がある。
*最上位の魔族
『最上位巨人族』:神書に出てくる巨人を超越した存在、黒き肌は魔素が溢れ出ているためだといわれる。 その怒りで大地が裂ける伝説の巨人。
《魔物類》:暗黒大陸に生息する魔素を身に宿した生命体を言う。
*下位の魔物種
『粘液体』:どうやって生まれるのか未だ解明されておらず、水辺や湿気の多い洞窟などに発生する魔物。 魔族や悪魔の中では珍味として喰う者もいるが、粘度が高く細かくして食べないと喉に詰まる。 仮説では魔素が水分を吸って膨張した生命体というのが一番世に通っている。
『下位霊体』:僅かな魔素を帯び転生することの出来ない霊体、宛もなくふらつき同じ事を繰り返す。 人間に害をなさない。
『下位死霊』:死体に下位霊体たが取り憑いた魔物、生ある者を襲い喰らう。
『下位精霊』:魔素の塊で意思は無い、ふわふわと浮いていて沢山集まるととても綺麗だ。触ると赤は温かく、青は冷たく湿り、黄色は静電気見たいにビリっとくる。
*中位の魔物種
『中位霊体』:意思のある霊体前世の魔法や加護を持つ個体もいる。
『中位死霊』:死体に中位霊体が取り憑いた魔物、武器を持ち魔法を使う死霊騎士達。
*上位の魔物種
『上位霊体』:神出鬼没、『隠蔽』の加護で気が付けば横に、変幻自在、『精神体』の加護は全ての攻撃を無力化する。
『精神体鎧』:上位霊体の亜種で生ある者ではなく強い闘争心や守護欲から武具に取り憑く霊体。主に人の形をなす鎧に核として取り憑きやすいが魔剣などにも取り憑く例もある。 武具に取り憑く上位霊体は個体の魔素がとても多いとされる。動く鎧には注意が必要!
『上位死霊』:死体に上位霊体が取り憑いた魔物、上位霊体の持つ特有の加護は消えるが、強力な加護を発現する者が多い。
『上位火精霊』:こいつがいることに気が付かず近づけば、その者は一瞬にして灰になるだろう。 最大火力は2000℃を誇る火の精霊、発熱すると直視することが出来ないくらい眩しい。
『上位水精霊』:こいつがいることに気が付かず近づけば、その者は水の檻に容れられそこで生き絶えるであろう。 2000㍑の濃縮した水の塊。
『上位雷精霊』:常時200万Vの電圧を出し続け、怒らせると1億Vまで電圧を上げるという。 まさに落雷そのもの近づこうものなら即死必死。
『上位土精霊』:森林地帯に現れる。大地を盛り上げ丘を作り、木を生やし地形を変える。こいつにあったが最後もうその森から抜け出せない。
『上位風精霊』:最大瞬間風速110m/s、こいつを怒らせれば遥か彼方まで飛ばされる。
*最上位の魔物種
『最上位死霊』:神書に出てくる死霊を超越した存在、死霊種の全てを支配する力も持つとされる伝説の死霊。以下詳細不明。
『最上位闇精霊』:詳細不明、伝説上の精霊。
『最上位光精霊』:詳細不明、伝説上の精霊。
《魔獣類》:
*下位の魔獣
『地竜』:翼も属性も持たない地を這う竜種、(劣る)レッサーと名付けられてはいるが上位に比べればという意味合いであり、その攻撃力は絶大。
『飛竜』:渓谷に暮らす竜種、空を自由自在に飛び魔獣を狩る。
『下位混合獣』:下位の魔獣の混合種。
『ユニオンリンクス』:とても魔素を吸収しやすい毛皮を持った山猫、南の大陸で毛皮の流通が盛んに行われ今では絶滅危惧種となる。 その肉の美味さも乱獲に拍車をかけた。
*中位の魔獣
『赤竜』:約1000℃強の火力を持つ、火の息は鉄を溶かす、火を操る飛竜種。
『海竜』:蛇のような海竜種、巻き付かれ海へ引き摺り込まれれば、二度と帰って来れない。
『中位混合獣』:上位の魔獣の混合種。
『不浄鼠』:獣人や獣の天敵とされる。
*上位の魔獣
『上位赤竜種』:灼熱の炎を操る飛竜種。
『上位青竜種』:暗黒大陸の海、死海に生息するという海竜種。高水圧の息は鋼鉄の戦艦も両断する。
『上位黄竜種』:翼を持たない代わりに土と雷の二属性に優れた黄金の地竜種。
『上位白竜種』:暴風を操る飛竜種。 飛び去った後には薙ぎ倒されたものが転がる。
『上位混合獣』:魔獣に竜種が混ざった混合種。
*最上位の魔獣
『最上位黒竜』:神書に出てくる竜種を超越した存在。炎の息は全てを燃やし尽くし、太陽が落ちたかの如き惨劇を生むとされる。 おそらく最大火力は5000℃を越える火属性最強の飛竜種。 暗黒大陸の竜の渓谷の深層に生息していた、という噂が流れている。
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《半魔族》:ハーフフットとは魔族でありながら暗黒大陸を出て、人間と共存し生活を送る魔族達を言う。 魔でありながら人界に足を踏み入れし者、という意味でハーフフットを表している。 呼ばれる側からすれば差別用語だ。
『矮人族』:姿は人間となんから変わりは無いが、背丈が低い。 小人ではあるが、その身体には魔素が通っており肉体強化系の魔法を得意とし力持ち。 手先が器用な者が多く人の町では様々な職人として生活している者もいる。 しかし、太陽の日差しが苦手な者が多く炭鉱掘りとして働く者が殆どである。
『精人族』:暗黒大陸で生活する者は肌が黒なり、それを嫌がる者達は多く、いつしか人間の大陸に殆どの者が移住してきた。 あまり、人間とは関わりを持たないが人間の使う道具などには興味があり、様々な魔法薬学や幻術魔法を得意とする精人はその魔法の知識や薬を売り生活している。
『人馬族』:森の賢人や森の狩人などと呼ばれ、人間達にシンクやオーバーケイルの森の道案内をする事で生計を立てている。 しかし、それは表向きの顔でオーバーケイルの森、魔獣の肉を人馬族に伝わる特殊な方法で魔素抜きを行い人間に密売している。 いくら、魔素抜きした肉だからといって完全に魔素を抜くことは出来ず、人の世では魔素中毒症を懸念して販売を禁止している。 ただ、魔獣の肉はとても美味しく、その味を知った者は裏ルートで密売人から魔獣の肉を購入している。
著者W・W
魔族・魔物図鑑は作者の気分で解説や魔物・魔獣の種類が増えていく魔法の図鑑です。 更新していたら何かが増えているかも? さぁ、本章も大詰めだ♪




