第0話「会談」
書く事に初心者ですが、精一杯楽しんで頂ける様に頑張りますので拙い文章ですが長い目でお付き合い下さい。
「…………であるからして………………だろうて。」
「………い…かし………………なのでは?」
「……………………では、……………………………良かろう。」
円卓に九つの席が設けられた場所に4人が座り、会談をしていた。
うち1人は先程から無言で座り会談の内容を聞き、何かを思案する顔をして居る。
「……おぬしはどう思うておるのじゃ?」
初老の男が無言を続けている人物に意見を求めた。
「…………………………………………」
「……なにか無いのですか?」
初老の男の言葉にも無言で返した人物に、今度は20代後半に見える女性が意見を求める言葉を重ねさらにもう1人にも視線で問われる。
「……………いずれ………」
「………いずれ分かるわ。…………そう遠くない時にね」
それだけ呟くと席を立ちその場を後にしようとした。
そこに初老の男が最後にと言い質問をかけた
「なら……やはり…………………喚ぶのか?」
その問いに振り返り、その場に居る3人に微笑む様に
「………………えぇ。」
と、小さく呟くと場を後にした。
残された3人はそれぞれの思いを呟く
「………ついに集まるのね」
「………じゃの、いつぶりかのぉ」
「……はい、始まるのですね………あれが………」
先に帰った女性に外で待っていたメイドが声をかける。
「…お帰りなさいませ。いかかでしたか?」
「えぇ。………やはり喚ぶ事にしたわ」
「そうですか。…では、そのように準備致します。」
「お願いするわ。」
そのまま二人は待たせていた馬車に乗り込み、会談場を後にした。
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