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五話 帰り道
「F小ってことはあのコンビ二までか」
「そうですね」
「・・・」
「・・・」
「なんかしゃべりなよ」
「?」
「って希碧かよ?部活はどうした?」
「腹痛ってことでサボった」
「ばれてるの知らないの?」
「だれに?」
「水泳部の顧問」
「えっまじ?」
「うん。謝りに行けば?」
「そうだね」
「ってかなんで傘持ってんの?」
詩音が聞くと真樹は周りを見て詩音と共にわき道に入っていった。
「誰にも言わないでね?」
「うん」
真樹は落ちていた小石をアスファルトの上に置き傘を構えた
その時傘の先端から水色の光りが放たれた
「!?」
「あの日ハンカチを触ってから」
「ごめん」
「いやむしろ感謝してるよこの力使って今日の夜中に少し面白いことしようと思ってるんだけど来る?」
「行けたらね」
「じゃあイブの11時に7.11で待ち合わせね」
「OK」
「じゃあね」