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1. おいおい全て違うんですが (前編)

初投稿です

よろしくお願いします!m(_ _)m

 目が覚めると知らない天井が見える。

自分は小鳥遊カナデ17歳男性で…と意味の無い思考を続けながら自分は呟いた。


「ここは...どこなんだ..?」

「たしか自分は異世界で魔王を倒して...神に合って...」


 自分は人の気配を察知し、反射的に身体を起こし腰に差していた剣を引き抜こうとする。

 しかし、剣がない。

 目が覚めるにつれてここが異世界では無いこと自分の身体が男ではないことに気付く。

 腕は細く白く、目線も心做しか男だった自分より高いように感じる。


 自分は戸惑いを振り払うように窓ガラスの外へ意識を向ける。

しかし映る景色と自分の姿は予想とは違うものだった。

外では目測で2.5メートル程のロボットが荷物を運び、空高く聳え立つ塔が見える。


「な...何もかも違うじゃん...幻覚なのか?」


自分が現実に打ちひしがれていると


「小鳥遊カナデさーん!入りますよー?」


外から女性が声をかけるとそのまま返事をまたずにドアが開くが、驚いた顔をされ、

なぜかめちゃくちゃよしよしされた。


…………


看護師さんの名前は高橋透さんと言って

どんな状態だったか自分の事を聴くかぎり、

自分はダンジョンで倒れており2週間昏睡状態だったらしい。

心配されるのも当然だと思う。

しかも異世界でいう所の魔力(こっちでは魔素というらしい)が体質的に合わない人もいるらしく、昏睡状態の時にその検査もされたらしい。

透さんは忙しいらしく話が終わると、すぐに病室からいなくなっていた。

自分は人がいない事を確認して⦅ステータス⦆と唱える


=====================

小鳥遊カナデ Lv.1

種族 ハイ・ヒューマン

性別 女性

職業 騎士・僧侶

STR 132

DEF 123

INT 111

MAG 192

MIN 189

AGI 99

———

固有スキル 【天武】【神の眼】【???】

通常スキル 〔騎士流剣術 Lv.MAX〕〔全属性魔法 Lv.4〕〔生活魔法 Lv.5〕〔鑑定 Lv.9〕〔収納 Lv.8〕

〔状態異常無効〕〔障壁〕〔体術〕〔格闘術〕〔剣聖術〕〔盾聖術〕〔召喚〕〔???〕〔???〕〔???〕


※非表示スキル


通常スキル

〔偽装〕〔変身〕

種族スキル

[限界突破] [不老不死]


=====================


自分はこの意味のわからないステータス画面をを眺めるしかなかった。

ステータスについては明らかに異世界の方が強かったが、スキルの数や質に関しては明らかに今の方が強い。

自分はステータスを見て惚けていると収納スキルが点滅している事に気づく。

自分は収納スキルを開くと、名前が『神のからのお手紙』と不自然に強調されているものを見つける


「なんだこれ…? 絶対怪しいけど開くしか無いじゃん」


自分は手紙を開くとそれには衝撃の事実が書かれていた。

まず、この体は神様をお手製らしく癖を詰め込んだとか何とか書いてあったがよくわからなかった。

衝撃の事実として自分は魔王と相打ちになって一回死んだらしい

しかも魔王の残滓は世界を跨いで広がりつつあり、また魔王を止めて欲しいらしい。

なんで何もそれを覚えていないのかよくわからない。

手紙にはなぜかペンダントが一緒に入っておりなぜかとても懐かしくそして悲しかった。


____________


四日後….

自分は精密検査やその他検査を終えてめでたく退院する事になったのだが住まいがない。

この世界では異世界から人が来たりすることが稀にあるらしく戸籍とか健康保険証などその他諸々はなんとかなったが、退院手続きを終え日が傾き始めた病院の敷地内でどうしようかベンチで空を眺めていると、


「カナデちゃん退院おめでとう!住むトコないんじゃないの?ウチ来る?」


と後ろから声を掛けられて透さんがダッシュでくる。

看護師ならこんな退勤早いはず無くないかと思いながら後ろを振り向くと私服姿の透さんがいた。


「なんでこんな退勤早いんですか⁈」


自分はびっくりして彼女に質問を投げかける。


「私本業探索者なんだけど、医療系のスキルとか魔法有るとガチでちゃんと勉強とか講習とか色々受けて国家試験合格すると魔法看護免許取れるのね。でも探索の時間も取らないとダンジョン行けないって1週間のうち4分の1は探索の時間になってるから早上がりなんだよね。ぶっちゃけこっちの方が実入り良いし命の危険ほぼ無いしありがたいんだよね。」


自分はなるほどと思いながらさらに質問する。


「あのロボって何なんですか」


透さんは難しい顔をして答える


「あれは魔石で動くらしいんだけど詳しい事はわかんない」


透さんは自分の返事を待たずに腕を引いてダッシュして行こうとする


「どこ行くんですかー⁈」


自分は不意にバランスを崩されたことで透さんに簡単に引っ張られてしまう


「難しいこと考えてないでご飯食べに行こうよー」


自分はそのまま後ほぼ強制的に家に連れ込まれた。


ーーーー

透さんの家はダンジョンに近いアパートらしくそこまでタクシーで何事もなく帰宅したのだが、家でウイスキーで酔っ払っていた透さんが酒乱と化し宥めるのに疲れた。例えば


「隙あらばセクハラしてくる上司が許せん」だとか「マウント取ってくる後輩がうざい」とか喚き散らすわけではなかったが泣きまくったせいで服がびしょびしょになった。


「楽しいなぁ」

自分はベットで寝ている透さんを横目にそう呟いた。

前世の自分はこんなことは出来なかった。

小さい頃母や父に殴られて大人になって逃げるように都会に出ていった自分とは何か違うような気がした。

自分は罪悪感を隠すようにドアを開け部屋を後にするのだった。

AI不使用なので誤字脱字あったら指摘コメントなどよろしくお願いします!m(_ _)m

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