魔王と勇者と親バカと(1)
今日はベビーシッターのアルバイト面接。
お宅におじゃまして、2人の子供たちと顔合わせしつつの面接だ。
お母さんは「特に希望はありません。がまん強いかたであれば。」とおっしゃっているのだが、がまん強いかたって・・・相当やんちゃなのかな?
ピンポーン。
呼び鈴を押すとすぐにドアが開いてお母さんが出てこられた。
「いらっしゃーい、あら優しそうなおにいさんね。
どうぞ入ってください。」
お茶を出してもらったが、実はベビーシッターは初めてなのですごく緊張している。
テーブルの対面にお母さんが座り、子供たちも一緒に座っている。
お姉ちゃんのまおちゃんは5歳、弟のゆうし君は3歳、みたところおとなしいいい子たちだ。
と・こ・ろ・が
週末だけのベビーシッターを引き受けて、数回たつと子供たちも慣れてきてはしゃぎ始めた。
姉弟二人は仲良しで、お気に入りは魔王勇者ごっこ。
これが大変だ。
ゆうし君はおもちゃの剣に氷属性の魔法を付与してきりかかると、まおちゃんは防御魔法で付与魔法をふっとばす。
傍で見ていてびっくりした。
3歳にして付与魔法!
僕も防御魔法でテレビとか壊れやすいものをガードするんだけど、ふたりがかりで来るので大変だ。
帰宅したお母さんに、これいつもなんですか?と聞いてみると、
「大丈夫ですよ、防御結界張ってありますから」
いやいや、そこ?
やっていけるかなあ・・・




