表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/29

5話

「・・て、・・・・・・きて」


耕之助「う〜ん…」寝返りをうつ。


リル「起きて!」鳩尾に握り拳が入る。


耕之助「グフッ…」体をくの字に曲げもがく。


リル「あ…ごめん…」しゅんとして尻尾と耳が垂れる。


耕之助「リルどうしたの?」鳩尾を摩りながら伺う。


リル「…お腹空いた」両人差し指を突き合わせる。


耕之助「魚でいいかな?」



リル「うん!」目がキラキラしている。火が消えているため、火をつけリルに見ておくように頼んでおく。


耕之助「この魚食べたら木の実とか茸を取ってきてもらってもいい?」


リル「わかった!おいしいものたくさんとってくる!」魚を三匹食べている。


耕之助「ま、いっか。それじゃこれ使って」


木で編まれた籠を出す。


リル「これコーノスケが作ったの?」


耕之助「うん、これ背負えるから。ただ入れすぎると重くなるから気をつけてね」


リル「わかったー!」


耕之助「さて、僕も…っと」起立性の低血圧によりふらつく。


木を使いすぎたせいで肝の動きが弱まっているみたいだ。


鍼を取り出し、太衝、気海、膻中、百会の順に鍼を刺す。


耕之助「あー…気持ちがいい…」ゆっくり雀啄をする。


気の流れを感じる。


耕之助「ふーっ…よし、行くかな」気力に満ち溢れ、体が軽く感じる。


川に行き、魚をとり焼いて食べる。


そのあと、他のところへ探しに行く。


耕之助「なんだろ、ここ崖の下なのかな…」


崖を触りながら回っていく。どうやら円柱に凹んでいるみたいだ。


耕之助「捨てられた土地みたいな感じなのかな」川の先は滝のようになっている。


陽が傾き始めてきたので拠点に帰る。


リル「たくさん取れたよ!」目をキラキラさせながら籠の中身を見せてくる。


耕之助「お、すごいね僕も魚とってきたよ」


焼いた魚をリルに渡す。


耕之助「リルに聞きたいんだけど、ここってやっぱり崖の下だったりする?」


リルが食べていた魚を下ろす。


リル「そう、ここに落ちたら戻れないって言われてるの」


耕之助「それじゃ時間はかかるだろうけど外見に行こうか」とびっきりの笑顔でいう。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ