26話
耕之助「はぁ…はぁ…」
空気が吸え、安堵する。
リル「苦しかった…」
耕之助「でもあれを作ってなかったら今頃どこまで流されていたか…」
周りを見ると木々が薙ぎ倒されいる。遠くまで飲み込まれて行ったのだろう。
リル「あ!」
耕之助「どうした…?」
リル「匂いが…消えた…」
耕之助「まぁ…こればかりはしょうがないね。でも、ほら魚はたくさん落ちているから」
リル「本当だ!見たことのない魚ばっかり!」
耕之助「あの向こう側に海があるのかもしれない…」
リル「コーノスケ!お魚拾おう!」
耕之助「うん、そうだね」
―
耕之助「だいぶ取れたな」
リル「30匹くらい!」
耕之助「干物にでもして保存食にしよう。とりあえず久しぶりにまともなご飯が食べられるね」
リル「ごっはん!ごっはん!」
―
耕之助「リルは眠ったかな」
簡易的な家を作り、今トイレで考え事をしている。
津波が来た方へ行けば海があるかもしれない。だが、この世界は不思議なことが多すぎて、ちゃんと着くかどうかもわからない。
一度体制を直していく方がいいのかもしれないが、リルの鼻が聞かなくなった以上、難しいだろう。
どうしてここまでうまくいかないのか…。
考えても仕方ない。
トイレから出て家で眠る。
―
リル「これからどうする?」
耕之助「津波が来た方へ行こう」
リル「わかった!」
耕之助「津波のおかげで道が広くできたから何かしら痕跡を残しながら行こう」
リル「どうするの?」
耕之助「…お腹壊すけどしょうがない」




