10話
耕之助「リルどうしたの!?」
リル「なんかお腹がぐるぐる。お口から何かでそう」
耕之助「何か変なのも食べた?」
リル「変なものは食べてない…」
耕之助「そ、そっか…とりあえず吐いておこう」
リル「え…?」
耕之助「指をこうやって自分の口の中に入れて」
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リル「スッキリした!」
耕之助「うん、口の周り洗ってきな」
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耕之助「もしかしたら甘い木の実たくさん食べたりした?」
リル「え?なんでバレたの?」
耕之助「それがこの間言った気持ち悪いってやつ。それとさっきゲーしたのが嘔吐」
リル「これからは気をつけるよ…」
耕之助「甘いものを食べ過ぎちゃうと胃に負担がかかり過ぎちゃって消化不良が起きたり、逆流しやすくなるんだ。だか
ら適量ね」
リル「わかった!」
耕之助「それにしてもどれだけ食べたんだ?」
リル「赤い実を10個と青い実を10個」
耕之助「ははは。それはリルじゃなくても食べ過ぎだな」
リル「美味しかったんだもん…」
耕之助「でも気持ち悪いのと嘔吐はあまりしたくないだろう?」
リル「食べる時はちゃんとコーノスケに聞く!」
耕之助「1日1つか2つくらいだったら食べても大丈夫だよ」
リル「わかった!」
耕之助「でもこの実美味しからね。食べ過ぎちゃうのもわからなくはないかな」
リル「でしょー?」
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耕之助「ふぅ、ちょっと食べ過ぎたかな」
リル「コーノスケ大丈夫?ゲーする?」
耕之助「大丈夫。足に鍼打つから。消化器の治療をして下す作用強くするから」
リル「本当にこれ便利なんだねー。これやって貰えばリルもゲーしなくて済んだの?」
耕之助「リルの食べ過ぎは効果を高めでも許容量が多く過ぎていたから、多分ダメかな」
リル「ふーん。万能じゃないんだね」
耕之助「得手不得手は何にでもあるんだよ」