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会敵

◇◇◇◇◇

アリステル視点


「おい、エレナ。あの魔導人形は昔からいたんだろ?」


目の前に姿を現したアリステルJ型。


3体のJ型は、ボンキュボンのナイスバディをやたらえぐい角度のハイレグでピッチピッチのエロタード…もといレオタードで身を包んでいた。


全く…製作者の趣味丸出しだな。


「う、うん…私とパパが子供の頃から居るって言っていたから300年前ぐらいかな」

ラン◯ルのパワーウィンドウを開けて答えるエルナ。


「300年か…その割には…」


シュッ!

目の前の1体が残像を残すほどのスピードで消える

もっとも俺の眼からは逃れる事はできないがな。


俺の首を狙って突き立てられる苦無。

J型(日本製)らしくクノイチタイプか…悪くない


苦無を首の皮ギリギリ1mmの差で躱す。

と、同時に左右からから2体のJ型が肉薄する。


その2体が放つ、苦無を、両手で払い受け流す。


この間、0.5秒に満たない。


[脅威レベル 低]

即座にアイがJ型の戦闘力を算出する。


ほほう!この俺相手に[低]とはいえ、脅威とみなされるとはやるじゃないか!!


さすがメイドインジャパン!!


なら次はこっちの番だ。


「りゃ!」

正面の一体に向かってドラゴン殺しを振り落とす


その一撃必殺の攻撃を、身を捻り躱すJ型。

同時に左右の2体が俺に攻撃を加えてくる。


瞬時に超高速演算で最適解の行動で回避。

地面に突き立てたドラゴン殺しを、ポールダンスのポールに見立て、それを軸に踊るように回避する。


シュッ

高負荷のかかった電脳を冷やすヒートシンク()が過熱し水蒸気が発生する。


3体のJ型は互いにデータリンクしているようだ。

無駄のない超効率的な連携攻撃を絶え間なく加えてくる。


だか、J型は効率重視すぎる!

それが欠点だな。


「見え見えなんだよ!!」

予想通り顔面を狙ってきたJ型に


「ぺっ!」

(ナノマシン)を吐きかける。


「!?」

J型の頬に付着した(ナノマシン)

でJ型のプログラムをハッキングする。


コンマ数秒、動きが止まるJ型。



ズドン!!

動きが止まった、細いJ型の腹に強烈な左フックを打ち込む!!!


身体をくの字に曲げて吹き飛ぶJ型。


残りの2体が俺に向かって特攻してくる。

「くく、少しだけ楽しかったぜ」


どさっと倒れる残り2体のJ型。


「データリンクするならウィルス対策は必須だぜ?」


俺は、唾をつけたJ型からこの二体にハッキングを仕掛けたのだ。


「こいつらは貰っておくか…」

俺は三体のJ型をアイテムボックスにしまった。


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