J型
◇◇◇◇◇
エルフの娘 エルナ視点
「ふわぁぁ…凄い!!」
私は、ラン◯ルの乗り心地とスピードに感嘆の声を上げる。
今、私達はアリス様がどこからか取り出したラン◯ルと言う馬なし馬車に乗り、魔導人形の村を目指している
「おう、そそ。谷田部テストコースに行って来るからイージスはそのまま待機。帰投時刻は…分からんw」
アリスさんが変な道具に向かって独り言を言っている。
「先生…かなり道が…悪いですね…」
丸い棒を左右に回すネレイさん。
あれがこの馬車の手綱なんだろうか?
狭い獣道の左右からせり出した草木がバジバシとラン◯ルを叩く。
「まぁ、コーヒーでも飲みながらゆっくり行こうぜ」
また何もない所から変な筒を取り出すアリスさん
「エルナも飲みな」
アリスさんが出したツルツルでピカピカでツヤツヤな筒を受け取る。
「きれい…」
凹凸のない綺麗な模様が入っている。
プシュ!
開け方を教わり飲んでみる…
「美味しい!!!!」
甘くさっぱりしたオレンジの味がする!!!
「みんな大好きファ◯タ・オレンジだ」
「ん〜〜!!こんな美味しい飲み物初めて!!」
「おう、喉が渇いたら言いなwいくらでもやるぜ」
アリスさんの言葉に甘えて5本ほど頂いた。
そして3回ほどトイレ休憩をする羽目になったのは言うまでもない。
◇◇◇◇◇
ネレイ視点
先生の指示で巨大なデパート跡の廃墟にラン◯ルを停める。
ここから谷田部テストコースまでラン◯ルで約10分ほどの距離だ。
「先生、ドローン飛ばします」
「頼むわ」
「わわ!?空飛んでる!!!それに…これ空から見た風景なの!?」
私の操作するタブレットの画面を覗き込むエルナ
程なくしてテストコースが見えてくる。
「いた!!」
コース上に立つ3体の魔導人形を発見する。
「高度を下げてくれ」
魔導人形に見つからないように、離れた場所にドローンを降下させる。
「チッ…これだから日本人は…」
[識別コード受信。アリステル・レステル J型 高起動タイプです]
アリステル・レステル J型 高起動タイプ。
全高1720mm(頭頂部のうさ耳センサーを除く)
B 920mm
W 450mm
H 950mm
胸部に二機の核融合炉エンジンを搭載
武装不明
タブレットに映し出された魔導人形はアダルトタイプだった。
こちらを向くJ型。
J型とタブレット越しに目が合う。
プツッ
モニターがブラックアウトする。
J型にドローンを撃墜されてしまったようだ。
[逆探知されました。こちらに向かって接近中。
会敵まで62秒]
「りょーかいw」
ニヤリと綺麗な歯を見せ、ドラゴン殺しを担ぐ先生
「ネレイはラン◯ルとエルナを守れ」
「はい」
私はラン◯ルの屋根に上がり防御魔法を唱える。
「ククク…俺をがっかりさせるなよ。J型!!」
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