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4000メートル

誘拐されたアリスを追うアルフレア姫一行にアリスからの緊急要請が入る

王女アルフレア視点


「はい…先生は帝国方面に移動中です。」

アリス誘拐の報を受けた私は、魔法学園からネレイさんを呼び戻し、アリス様の行方を探してもらった。


「帝国…方面…」

その報告に思わず息を呑む私。


「座標位置特定…ドローン飛ばします」

アリス様に頂いたと言う、コウモリ型の髪飾りを外すネレイさん。


それをバルコニーから空に向けて投げると…

「す、すごい!!本物のコウモリになりましたわ!」


髪飾りがコウモリに変形し、バサバサと上昇したかと思うと…シュパッ!

と眼ではとても捉えきれないスピードで飛んでいく!


あ、あとでクレー射撃の的にさせてくれないかしら!

思わずスナイパーとしての血が騒ぐ。


数分後…

「ん、見つけた」

肩下げ鞄からタブレットを取り出すネレイさん。


ネレイさんの持つタブレットを覗き込むと上空から見た2頭引きの馬車が映っていた。


「はい、先生…了解しました。えぇ、寂しいので出来るだけ早くお戻りください」

独り言を話すネレイさん。


おそらくアリス様と遠距離念話?をしているのだろう。


「ア、アリス様はなんと?」

「「帝国に誘拐された。面白そうだからこのまま誘拐されてみる」そうです」


て、て、て、て…帝国逝ったぁぁ!!

先日のアリス様から警告を無視するとは…帝国はよほど滅亡したいようだ。


「レイチェル!帝国が消えた場合、こちらにどれだけの影響が出るか王立魔法省に算出させなさい」


「は、はい!」

青ざめた表情で駆け出すレイチェル。


「ネレイさん!アリス様とお話しさせて貰えませんか!?」


敵国とは言え、巨大な隣国であるアマチアス帝国が消えるという事は、王国の隣に巨大な無法地帯ができると言う事だ。

それは絶対に避けねばならない。


なんとか穏便に済ませるようにアリス様にお願いしなければ!


「無理、いま園外に出た。ドローンは自動操縦でこちらに戻って…来たところ」

バルコニーから戻ってきたコウモリがネレイさんの髪に止まり、髪飾りに戻る。


「あぁ、なんて事!急いで追いかけますよ!!」


帝国が滅ぶかどうかはアリス様の自制心次第!!

このままでは十中八九、いえ十中百、帝国は滅亡するだろう。


私はPSG-1を担ぎ、ドロシーさんとネレイさん、途中で合流したレイチェルを拾いラン◯ルに乗り込む。


サラさんはアリス様のカレーパンの制作で手が離せず留守番となった。


◇◇◇◇◇

帝国技術開発局長ネスティ視点


「す、凄い…凄い…」

私は、魔封じの札で動きを止めたアリステルを観察する。


どこから見てもバニーガール族の少女にしか見えない。

唯一の違いはうさ耳だ。

見たことも無い金属で出来ている。

ナイフで削ってみようとするが…


ピキンッ!

かなりな硬度を持つようだ。

ナイフが折れてしまった


ならば隙間から内部を観察しよう…

ぐにょ。

ピンセットでアリステルの鼻の穴を広げて奥の奥まで覗き込む。


「鼻毛はないか…ふむ」


馬車の上に寝かされたアリステルの上に覆いかぶさりアリステルの鼻にピンセットを突っ込み、穿る。


ピンセットで鼻腔を刺激され、滲み出した鼻水をスポイトで採取する私。


「そう言えば、食事もしていたな」

アリステルの小さな可愛い唇を開口器具で開き、覗き込む。


「おぉ…」

人間と変わらない粘膜だ。

本当に魔導人形なのかと疑ってしまう。


実際にアリステルのクソ重い身体を担ぎ上げ、痛めた腰が魔導人形だと証明してくれる。


「口からでも内部構造は見えないか…」

私は腰を痛めてしまったゆえ、アリステルの身体の上を這いずって下半身側に移動する


魔導人形は食べた物をどうするのだろう。

完全に消化するのか?


食べた物と排出された物の物質変化を調べれば内部構造の一部が推測できる。


私は浣腸器を取り出し、アリステルのエプロンドレスのスカートに手をかける。


ギギッ!

な、なんと!?

先程までは普通の生地だったスカートが鉄のように硬くなった!?


防御反応か?

クソッ!

なんとしても古代魔導人形(アリステル)の排出物を採取したい!


必死にスカートの中に手を差し込み、パンツに手をかける。


「お前らも手伝え!!」

姫付きの近衛騎士団に命令を出す。


「わ、我々にそんな山賊のような真似をしろと!?」

「山賊がこんな知的てき研究をするものか!!」


「見解の違いでしょう…ネスティ。あなた、どう見ても少女を辱める変態にしか見えないわよ」


「そんな訳ないでしょう!糞から読み取れる情報量は馬鹿になりませんよ!!!」


必死に検便の重要性を姫に解く。


「…はぁ、気が進まないでしょうけど…ネスティに手を貸してあげてください」

姫の命令に渋々動き出す騎士団。


5人の騎士がアリステルのスカートに手をかける。


ギッ…ギィ…ギギギィィ

ゆっくり捲り上がるアリステルのスカート。


「おぉ…おぉ…」

その奥に神秘のベールに包まれた純白のパンティが見えてきた。


次の瞬間!

私達は空を舞っていた!!



◇◇◇◇◇

王女アルフレア視点


「…はい…はい…分かりました」

誘拐されたアリス様を追ってラン◯ルで移動しているとネレイさんにアリス様から連絡が入った。


「センセイから緊急連絡が入りました」

「アリス様はなんと?」

後部座席から身を乗り出し、助手席に座るネスティに尋ねる。


「「我、スカトロ趣味の変態女と接触。ただ今より迎撃モードに入る」との事です」


「やめて!!」

位置的に帝国寄りとは言え、ここでアリス様に暴走されたら王国にも被害は出る。

やるならもっと帝国に近づいてからやって欲しい。


「姫にワイバーン騎士の撃墜を要請しています」

「え!?」

「レイチェルさん。車を停めてください」


ラン◯ルから降り、トランクルームを開くネレイさん。


「センセイは姫様に対ワイバーン用ライフルを用意したらしいです」


トランクルームから大きなガンケースを取り出すネレイさん。


緊張しながらガンケースを開ける…

「これ…は?」

「マ◯ミ◯ン社製 対物ライフル…TAC-50 A1-R2です」


お、大きい…

私の身長より長いライフル。


手に取る…

「うぎぎ…」

持ち上がらない!


「全長1448mm 重量11.8kg 初速805m/s スコープの最大望遠率25倍で狙撃の最長距離を保持しているそうです」


「これを…私に?」

レイチェルにラン◯ルのルーフに設置してもらう


スコープを覗き込む。

「な、なんて倍率…」

「反動が凄いらしいので姫に私の防御魔法をかけます」


ネレイさんの防御魔法が私を包み込む。


「これで何キロ先のワイバーンを撃てと言うのですか?」


私のPSG-1による長距離射撃の最高記録は1700メートルだ。


このスコープの倍率からすると3000メートルか?


「4000メートルです」

と、こともなげにネレイさんはそう言った。

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