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王家の秘密

「じゃじゃ〜ん!レッツ・拷問タ〜イム!」

コーシギン侯爵を無事、拉致して来た俺は離宮の地下拷問室に来ていた。


残念な事に壁に叩きつけ気絶させたはずの襲撃者である0番と呼ばれていた男はいつのまにか居なくなっていた。


俺の一撃を喰らって動けるとは、実はかなりの腕前だったのだろうか?


「センセ…拷問の準備ができました」

頬を紅潮させ、拷問器具を吟味するネレイ。


M気質だったネレイも、ワルダーを殺った事によりSにも目覚めたようだ。


「叔父様。今回の件は叔父様の独断でしょうか?」

今日の王女のお召し物はエグい角度の真紅のハイレグボンテージレザーだ。


これは俺の体内の3Dプリンタを使い生成したものだ。


俺もネレイも王女と同じボンテージレザーの姿だ。

ただし色はどちらもブラックだ。


なお、俺と王女のボンテージは首輪とブレスレット、アンクルバンドにはトゲの飾りが付けられている


しかしネレイのボンテージ服は奴隷の証としてトゲではなく、拘束用のカラビナフックになっている。

これは俺とネレイの関係を表している。


ちなみになんで王女がボンテージ服を着ているかと言うと…


たまたま俺とネレイの特殊なプレイを王女が目撃してしまったからだ。


その時俺たちが着用していたこのボンテージ服にいたく感銘を受け、ご所望されたので新たに作って献上した訳だ。


ついでにSMのハウツー本もプレゼントしておいた。

将来、女王になった時役に立つだろう。


「アルフレアよ!!なんと言うハレンチな服を着ている!!」

拘束椅子に固定されたコーシギン侯爵が至極まともな事を言った。


「純白のドレスなんて着ていたら血が染み込んで落ちなくなるでしょう?」


10代前半とは思えない妖艶な笑みを浮かべる王女。


「な、何をする気だ…」

蒼ざめる侯爵。


「まずはウォーミングアップ…」

ヒュン!バシッ!

ヒュン!バシッ!バシッ!

「ぐあっ!や、やめろ!!アルフレア!!やめてくれ!!」


侯爵の全身を鞭で打ち据え、痛みに慣れさせる。


「あらあら、叔父様。まだ準備運動の段階ですわよ」

さすが俺が見込んだ王女。

将来立派な女王様になるに違いない。


「では、本番といきましょう…」

王女の手には針があった。


「アリス様、アレをお願いします」

「おう!」

俺は左右の人差し指を探信針に変形させる。


「動くなよ…」

侯爵の脳の海馬に針を刺す。

嘘発見器の代わりだ。

「ひぎゃ!な、何をした!?」


頭まで椅子に固定されてる侯爵は後ろを見る事が出来ない。


「叔父様…私を殺せ!と指示を出したのはあなたですか?」

「ち、違う!!」

「ブブー!嘘です」


俺のセンサーは誤魔化せない。


ブス!!ズブブ!

「ぎゃあああああ!!」

小指の爪の間に針を深く刺す王女。



7本程、刺した所で聞きたい情報は聞け出した。


「そうですか…お父様が…」

無表情でそう呟く王女。

アルフレアの父、ランバード国王が黒幕だった。


王にとって、最初は目の上のタンコブ程度だった王女の存在が、俺と言う戦力を手に入れ、目の上のタンコブから、目の上のガン細胞にグレードアップした。


王国の命取りになりかねない存在になった王女

悠長に魔力渦を使って王女の戦死を狙う余裕がなくなった王は、コーシギン・チャーク卿に命令を下した。


第一目標は俺、アリステルの暗殺。


俺さえ居なければ、王女は後ろ盾も力もないただの小娘。都合が悪くなればいつでも事故死してもらえば良い。


そして俺を排除できない場合は王女暗殺に変更。

王女と言う神輿がなければ、さすがの俺も祭(政権戦争)に参加できないし、する気もなくなる。


そしてどちらも失敗し、侯爵は俺たちの手に落ちた。


「さて、王女様。コイツどうします?」

ガタガタ震える侯爵の頭の上に腕を乗せ、王女に尋ねる俺。


「消去をお願いしても?」

「お安い御用で」


お付きの女騎士レイチェルから短剣を受け取る王女。

「叔父様…今まで可愛がって頂き、本当にありがとうございました」


「や、やめろ!やめてくっ!コボッ!!ぶふっ!!」

王女は、侯爵の喉を短剣で一突きしそのまま短剣を捻った。


ビクビクと1分程痙攣し、侯爵は死んだ。


「消去っと」

アイテムボックスに侯爵の死体を入れデリート。


「アリス様、ありがとうございます」

顔左半分を侯爵の返り血で真っ赤に染めながら優しく微笑む王女であった。



◇◇◇◇

次の日。

侯爵が行方不明の報に王城が慌ただしくなる。


「探せ!死体でも構わん!!草の根を分けてでも探せ!!」


国王ランバードの指揮のもとローラー作戦で侯爵の捜索が続けられた。


死体さえあれば天使様のお力で生き返らす事ができる。



この王城地下深く厳重に安置された天使様の骸。

この天使様の骸によって、この神に捨てられた世界は護られている。


「アルフレア…本当にお前が殺ったのか?」

苦悩する国王。


王国の繁栄は、この天使の力があってこそなのだ。

天災や飢饉、近隣諸国との武力戦争など危機的状況をすべて、地下の天使様の骸から力を取り出し活用し多くの国民を救ってきたのだ。


そして、その代償として魔力渦が発生する。

この魔力渦は世界各地で発生し、無関係な国にまで被害を及ぼしている。


アルフレアはそれが許せないと言う。

自国の都合で他国を巻き込むな!

それがアルフレアの主張である。


アルフレアの主張は正しい。

しかし…綺麗な泉では魚は生きられない。


不純物も栄養も取り除かれた純水な泉は生命が育まれない死の泉と変わらないのだ!!


それがなぜ分からんのだ!アルフレア!!


我は国王として、たとえ世界が滅びようと我が国と我が民達を守らねばならない!

それが王としての責務。



その為なら、我が娘の首でも刎ねる。

国王ランバード14世はそう覚悟を決めた。

いいねありがとうございました^_^

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