異世界の勇者様降臨
スランプに入りました…ので更新は一週間に1回~3回になるかもです…大変申し訳ありません。
完結まで書くのでお許しください。
誤字報告ありがとうございます。
「ルトラ師匠!大変です!」
「どうしたアスエル」
「何か勇者ってのが村に訪れて人妻たちを無理やりハーレムに加えようとしてます!」
「オレも行こう」
「俺も行く」
「面倒くさそうな野郎ね」
「ハーシュは外に出るなよ」
「わかってますって」
「すまんが少し待っててくれマックス」
「わかってますよ」
「ユフィが押さえてるが…」
「やはりワシも行く」
じいちゃんたちといっしょに外に出て問題の勇者の元に向かった…ばあちゃんもちゃっかり付いてきていた。
「スッゲー美人揃いじゃねえか!」
「これ以上近付いたらぶっ殺しますよ」
「何だと!勇者様に向かって何てことを!」
「そこの白髪の美人さん!」
「えっ?」
「赤子を抱えているだと…!」
「お前たちどこのもんだ」
「なっ!突然何だ!」
オレはさっきナンパされていたイベリスとトウリの側に向かった際に勇者のケツに蹴りを入れてやった。
「お前さんが勇者か」
「尻がっ……!…黒髪の日本人だと!」
「おや…君は召喚勇者か」
「結婚してください!」
「無理…その前にそのメンバーは何だ」
「ボクの女たちだ!」
「…駄目だコイツ、召喚された先の国の者に女性使っての洗脳済みだ」
ばあちゃんが勇者を見てぶった切った。
その場にいた村の女性陣は全員引いていた。
「バッサリ言ったな」
「ボクは勇者だ!勇者は何でも許される」
「な分けないだろうが」
「まさか日本人が居るなんて!」
「話聞いてねえなコイツ」
「コレは運命だ!」
「急に言われてもこちらはピンとこねぇよな」
「うん」
「この村の女たちはボクの妻認定だ!赤ん坊は置いていってやる、殺さないでやるから感謝しー」
「るわけねえだろうがこの馬鹿!」
「ごっふ!」
「おかえりーテムル」
「てめえ…見てたからな娘抱いてる俺の嫁を無理やり掴んでセクハラしようとしてただろ?それに殺さないでやるから感謝しろだと?人の命なんだと思ってんだゴラ!」
「コイツもしかして他の場所でもやってんじゃねえか?」
「あら、オルセもおかえりなさい」
「アリン、ソリンと子供たちは無事か」
「大丈夫よ、ユフィが押さえてくれたから」
「リシア平気かー」
オルセもトルヤも勇者(笑)のケツに蹴りを入れて自分の奥さんの元に向かった、勇者悶えてる。
「大丈夫よ~トルヤ、わたし今は男化してるからセクハラ受けなかったわ~」
「そうかなら良かった…?」
「カロルは?」
「メリアンヌさんの所に寄ってから来るって」
「そう言えば母さんに呼ばれてたわ…カロルが説教を受けに行ってるのね」
「何かまた植物の実験したのか」
「人を食べる植物作っちゃって…てへ」
「カロルとスノアが植物ハサミ持って出掛けてた時あったな」
「あったなそんなこと」
「ルトラウス爺…コイツら縛り上げて良いか?」
「構わないぞ…コイツには現実を教えてやんないとだからな」
「貴様ら何を!」
「無礼者!我らに!」
「ここの村の事は聞いてないのか?」
「なに!」
「だとすると…勇者権限とらでこちらに来たか…それともまだ改造する前の村だからか?」
「ばあちゃんコイツに一発頬にやりたいんだが…」
「死なない程度に〆なさいな」
ばあちゃんの発言により村の男たち…オレを含めた若い衆と一部例外が拳の音をならしながら勇者(笑)に近付いた。
「孫にセクハラするとは覚悟は良いかな?」
「俺の嫁に迫るとは…良い度胸だな?」
「お前が知っているマンガやラノベの主人公や物語に出てくるゲスい人物の様な事が出きるなんて思わないことだ」
「えっ!この村人はマンガにラノベを知っているのか!」
「図書館あるからな」
「始めようか…」
「女性陣はここから避難しようかね…勇者のお付き様たちにも村の恐ろしさを教えようか…」
「イベリスとリシアとラミーはハーシュの元に向かってティータイムしててちょうだい」
「私たちも残るわ」
「四人でやれば時間短縮になるものね」
村に五人の悲鳴が鳴り響き…5時間後。
「申し訳ございませんでした」
「この村に魔王が居ると噂になっていたのです」
「それ以外にも何か有りそうだけどな」
「コイツらどうします?」
「桃色行きだ」
「うわ…」
「ボクは勇しー」
【保江基明君は何の使命を帯びてここに居るんだい?】
「なっどうしてボクの本名を!日本語だと!」
【どんな使命だい?】
「えっなっ!…お前たちには関係ないだろ!」
「関係なくは無いんだよ」
「調べるか……えっと…この世界では【レックス・アレクサンダー】と名乗って居るのか…」
「ぷっ…似合わねぇ~」
「使命は召喚した国を世界の王にする事か…コレはやべえ奴だな」
「まだ居んのかよ」
「桃色でこの世界の汚れを落として貰うか」
「それが終わったら強制送還だな」
「迎えに来て貰うか」
カッとまたピンクの光が差し込んでとある人物が降りてきた。
「久し振りねティルクスちゃんとサニカちゃん」
「キトリエスか…充実してるみたいだな」
「えぇ!もう最高よ!」
「お前たちの知り合いか」
「うん…桃色王国の住人だよ」
「ティルクスと魔力が似てるな」
「当たり……似てる魔力を持っている者は希に居るのだから気にしないのよ♥️」
「ひっ」
「ラブナシカはどうした」
「忙しくやってるわよ、だから代わりにアタシが来たの…ティルクスちゃん幸せにね?この人たち貰っていくわね~…この子を呼んだ国にはピンクの精鋭が向かったから気にしなくて良いからね♥️」
「わかった」
ピンクの光に吸い込まれるように6人は消えていった。
「あれがティルクスから聞いた方ですね」
※ティルクスとサニカはイベリスとカルミアには全てを話してある。
「今日の騒ぎはコレで終わりか?」
「だと良いな」
「……俺たち今日は何するんだっけ?」
「狩りに行くはずでしたが…今日は止しましょうか」
「そうだな」
「ハーシュには私から伝えるから今日はこのまま解散で」
オレは鍋の材料を調達してイベリスとトウリと自宅に帰った。
依頼を終え帰ってきたカルミアと鍋を囲み休んだ。