表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【勇者卒業の章】
8/545

契約と帰還と魔神教

麓の村 シルトフォール 広場


「…流石わらわの息子じゃ」


ミストルのお母さんはしゃべり方が高貴な感じがするんだよね…しかも飛びきりの美人だし…ミストルはイシェーラさんに似ているから将来有望だな男だけど。


「しかしどうしたものかのう…」

「伝説魔獣の子供か」

「そうだ…ぼく母ちゃんとシェリナにこの花渡そうと思ったんだ」

「何をくれるのじゃ?ミストル…なんて綺麗な花じゃ…神秘的で美しい…どこか優しさと品が良い感じるものじゃな」

「おれもじいちゃんにも渡そうと思ったんだ」

「俺にもくれるのか?テス……これは結晶花じゃないか」

「なんじゃと!…はぁ…今日は特に驚かせてくれるものじゃな」

「「えっ」」

「この花は希少な花でな…どんな病もたちまち治ってしまう万能薬の材料になるものだ」

「ルトラウスじいちゃんが風邪引いたら飲ませてくれる薬だよね」


マジかー…あれ万能薬エリクシールだったのね…喉痛いと言ったら飲ませてたあれエリクシールだったんだ…そりゃあ風邪も治るよね。


「お馬さんとトカ…ドラゴンさんどうするの?」

「従魔契約の石を作るが…イシェーラ良いか?」

「あのまま放置するわけにはいかんからな…アルーヴには帰ってきたら伝えるのじゃ」

「さて…作るかテスとミストル」

「何じいちゃん」

「ルトラウスさんどうしたの?」

「お前たちにやったお守りを一度返してくれないか」

「うん良いよ」

「はいどうぞ」

「錬金術使ってお守りを契約石に作り替える…お前たち離れていろ」


【契約の礎を作りしロゼリクスの意思を継ぐものが現れた、新たなる契約を待つ者と契約を望む者を繋ぐ石をここに再現する!】


じいちゃんの言葉で紡がれお守りが綺麗な石になった。


「ほら、受け取れこれが【契約石】だ」

「これが契約石?」

「本当に作られるとは…向こうは本気みたいじゃな」

「母ちゃん知ってるの?」

「知っておるぞ」

「俺が話す…お前たちは契約者になるからな」


じいちゃんの話によると、契約石は魔物や魔獣といった存在が契約したいと思う人が現れないと作ることが出来ない代物で、中には契約石を奪って自分の物にしてやろうとするバカが居いて契約石の質が悪いと乗っ取られるらしい、おれたちに渡した契約石はこの世でひとつとない鉱石を使ったと言った。


「緊張してきた…」

「なんかふっ震えてきた」

「大丈夫じゃ、ミストルとティルクスの契約石はルトラウス殿が作った物だからな、奪われる事はないのじゃ」

「さて、契約を始めるぞ」

「うん」


じいちゃんがおれたちを子馬とドラゴンのそばに向かわせて向き合わせた。


「お前がおれと契約を結ぶのか?」


金ぴかの子馬がこちらに向かって歩いてきた。


「確か…【我はロゼリクスの意思を継ぐ者…イダテンホースとの絆を繋ぐ石を媒体に契約を!】」


ピカッと光って子馬の首にスカーフが着いていて、ミストルと契約したドラゴンは首にチョーカーを着けていた。


「あとは名前を付けて本契約が終わりだ…後で契約石を加工してアクセサリーにするぞ」

「君の名前はセルクシア!」

「えぇと君はラセス」


すると契約石の中にラセスたちは嬉しそうに入っていって契約石の色が変わった。


「これで良いんだね!」

「本当にこの石の中に居るんだね」

「躾しないとな…だがお前たちがやったら甘やかしそうだな」


突然広場が光出してばあちゃんたちが帰って来た…血が所処着いてるよ…なにしてきたの…「ただいま」とニコニコ微笑みながら帰って来た人たち全員で言った。


「元気にしてたか?我が愛しの妻と息子と娘よ」

「半日しかまだ経ってないだろう?それにシェリナは寝てるから静かにするのじゃ」

「父ちゃん報告する事があるんだ」


ミストルは興奮しながら今日何が合ったか話していた…アルーヴさんは顔に着いてる血をハンカチで拭きながらミストルとイシェーラさんの話を聞いていた。


「ばあちゃんおれ」

「何も言わなくて良いよ、契約石を持ってるって事は契約したんだろう?」

「うん…今日ねミストルと一緒にシルトの花畑に出掛けたんだそしたらね…」


ばあちゃんはおれの話を遮る事なく相づちをうちながら話を聞いてくれた。


「ティルクスたちが無事でよかったよ、イダテンホースと結晶ドラゴンとそれぞれ契約してたのか…随分珍しい子と仲良くなったね…それにフレンドベリーで仲良くなったとしてもそれもティルクスとミストルの運の良さが出たんだろう…運も実力のうちだ誇りなさい」

「はい!」

「従魔の躾は私の相棒にさせようか」

「えっ、ばあちゃんに従魔居たの!」

「何を言ってるんだ?ティルクスと常に一緒に居たのがいただろう…ちっこい犬が」

「まさか…ルノカ!」

「そう半年前まで常に一緒いたルノカがそうだね」

「最近どうしてルノカいないの?」

「厄介なのが動いててね、その監視と追跡させていているんだよ」

「…魔神教カストルファ」


その場に居る村の人たちがおれの言葉に反応した。


「ティルクス何でしってんだ」

「(話すのヤバかった?)…じいちゃんとばあちゃんの日記読んじゃたの」

「父ちゃん魔神教カストルファってなに?」

「…ルトラウス様、サニカ様」

「いずれティルクスとミストルも戦う事になるだろうしのう」

「昔は五歳で戦ったのも居ますからね、それにティルクスとミストルは賢いから、話しても良いと思うよ!」

「この村の生い立ちと人魔竜戦争を裏で操っていた組織について話しても良いかと」

「そうだな…テスとミストル」

「「ひゃい!」」


おれとミストルは裏返った声で返事した…前回はこの話をしてくれなかったな…前回変なのに絡まれていたのってもしかしてこの村で育ったからか?


「そんなに緊張するな、お前たちが知っている子供向けの話をもっとリアルにした感じの話だ」

「テルム兄さん怖いよ、その言い方」

「聞いて来なさい、いずれ知ることになっていたし、外の世界に出るからね」

「リシア姉さんも村の外に出たのに戻ってきての?」

「ステータスがバレなかったの?」

「ふたり同時に聞かないのよ…おつかいの時はルトラウス爺から隠蔽アイテムを貰えるからバレないわ、それに外の国よりこの村での生活が一番楽しいとわたしは感じたわ」

「準備出来たからふたり共来なさい」

「行ってこい」

「うん…ティルクス行こう」

「そうだね」



じいちゃんとばあちゃんに呼ばれて集会場にミストルと一緒に入っていった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ