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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
新生クレイバール島の暮らし
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改変の影響力

【クレイバール島】


《薔薇色のお宿♡ 大宴会場》


「過去改変の影響を感じるわー」

「確かに」


賀実とラブナシカはクレイバール島の島民たちがドンチャン騒ぎをしている所を少し離れた場所で二人でチビチビ飲み食いしながら眺めていた。


「玖寿とコナルヴィアがくっつくことなく筒がなく日常が進んだから、この先は私と記憶を共有した君も知らない未知の領域になったね」

「えぇ、カチコミの話が来ることなく150年の月日が経ったわ。

子供たちは悠珂やマジェリルカたちと旅にでて寂しいわ~!」

「なーに言ってんだよぉ~オレらが居るじゃねえかよぉ」


するとへべれけ状態のダークエルフがやってきた。


「シファイス、飲みすぎ。絡み酒するなと私、言ったよね?」

「なーに辛気くさいこといってんら」

「シファイスたら…賀実先生のビンタ喰らいたくなければわたしと来なさいな」

「やーうっ「こういう時は従うのが吉なのよ?」 


ペレメイアはポーチから取り出した蔓を変幻自在に操りシファイスの口をふさいで物理的に黙らせた。


「いつも悪いね、ペレメイア」

「良いのです、ウザイですものね。本当に懲りないんですもの…物理的に黙らせます」



ハマナスとメルティッタもやってきた。



「また絡み酒ですか?」

「えぇ、絡み酒してきたわ」

「本当に懲りないなぁ…禁酒させないの?」

「あと一回、絡んできたら禁酒させる」

「……ねぇ賀実先生…年上組のあそこのトライアングル」

「修羅場が起きてないから放置してやりなさい。突っつかないんだよ?」

「…はーい」

「あら…子供たち、大人組がアナタたちを呼んでるから行きなさいな」

「先生たちは?」

「もう少ししたら行く」

「わかりました…では」



ハマナスがシファイスを担ぎ、ペレメイアとメルティッタも島の大人たちに呼ばれた場所に向かっていった。



「……エトシェが改変前で独身を貫いた理由がファザコンを拗らせて素直になれずに玖寿を無自覚で好いていて物理的に玖寿が居なくなってそれに気付いたからだったとはね。

君はその事に気付いていてカーウェンに知らせなかった」

「…女の子のそういった秘密はとても重いものだと知ってるでしょう?だから教えなかったの。

でも過去改変の影響が諸に出てるの見るとなんとも言えない感じねぇ」

「エトシェはマジェリルカたちとの旅に同行せずに島に残ったし…メルティッタたちはトライアングルと言ってるけど」

「トライアングルではないわね。前回のコナルヴィアと結ばれたのはその場に居合わせた事と同情…いえ友愛によるものだったし。

アタシからするとコナルヴィアはどちらかと言うと貴女(賀実)に執着してる様に見えるわ」

「…コナルヴィアによく魔物料理をしようと誘われる機会は格段に増えたのは確かだけどそっち系の感じはしないけどな」

「鈍感ねぇ(これだから鈍感は…コナルヴィアに対して対抗心を蓬が向けてるでしょうに)」

「なんか今、ゾゾゾって寒気が」

「体調崩したんじゃないの?」

「そんなはずは…」

「…あらあら、桜命は流石の鬼人ね。めっぽう強いから島の男どもを酒で返り討ちにしてるわね」

「島のウワバミたちを飲み負かしてる。桜命が前回より島に自然と馴染むの早くてかなり驚いたよ。

桜命の血を引かない事での1000年後に生まれているだろう郁朔の性格や腕っぷしがどうなってるやら…」

「うふふ…媚びる必要ないからこそね。

1000年後は心配ないと思うわよ?子供ってもしもの可能性の塊だもの」

「そうだけどもね……君の言う様に1000年後までの楽しみにしておこうかね」

「それが一番よ。賀実、そろそろアタシたちも子供たちがドンチャン騒ぎしてる場所に突撃するわよ~行くわよー!」



ラブナシカが最初に立ち上がりドンチャン騒ぎしてる子供たちのもとへ向かっていった。

賀実もその後を追っていった。



宴会場を終えてへべれけ状態の島の子供たちをちゃんとそれぞれの家へ帰宅させたのを確認し、ラブナシカはフリルデーモンに島の警備を臨戦態勢で護るように通達してから賀実と共に紅凰様から呼ばれた場所に向かった。







【クレイバール島】


《クレイバール山の山頂の展望公園》


「ここからの眺めは結構良いですね」

「良いでしょ?ここで月見やら花見をするの良いのよねー」

「…紅凰様、それでついにカチコミですか?」

「カチコミです。アナタたちに向かって貰う場所の地図を渡しますので準備が出来しだい向かってください」

「それならもう準備出来てるわ」

「準備万端でしたか…酔っぱらってませんよね?」

「アタシと賀実は願掛けとしてお酒は絶ってるし飲んでないわよ。

今日の宴会は秘蔵のお酒を出してホロ酔いにしてお酒を飲んでるように見せかけたもの」

「それで島の警備が臨戦態勢なのですね」

「何事もなければ良いけど…心配だからやることやるわね」

「では地図を渡します…では【神界】で」




賀実が地図を受け取ると紅凰様は振り替えることなくクレイバール島から去っていった。








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