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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
永い旅路
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サンタ様からのプレゼント♡

皆さん、メリークリスマスです。

次の更新は1月の中頃までお休みさせていただきます。


良いお年を過ごしてください。

【灰燼に帰した大都市】


《灰燼に帰した大都市の龍脈の中心部》

 


ルウカはサニカからコレまでやられた分の嫌がらせを倍返しされていた?



「刺激が強すぎる!」

「地球の小学校で使われてる保健体育の本も駄目なんかっ!君はいつになったら保健体育の授業が出来るようになる?」

「オレには無理だ!」

「無理じゃない」

「イヤー!」

「嫌じゃないよ」

「……精神支配解けてる?」

「うん。とっくに解けてる」

「なのにどうしてルウカは顔を地面に…」

「恥ずかしがってる顔を見られたくないんだろうね」

「君は乙女か!」

「サニカが大人の本を直視させるからだろ?!」

「逆ギレすんな」

「こんなので強者達が仕掛けた精神支配解けるんだね…」

「自慢じゃないけど私達もかなり永く生きてきてる方だから耐性も付くもんで…今回ルウカに仕掛けてきたのは私達よりも下の世代だったからすぐに解けたね」



ルウカの精神支配が解かれ話し込んでいると可愛くない妖精たちの悲鳴がしなくなった。

すると妖精たちをしばき倒したふたりは所々に赤いシミを付けながら現れた。



「ひゅっ」

「おぉ…暴れたな」

「大丈夫よ…全部返り血だから」

「…詩子がとてもスッキリしたという顔をしてる…」

「えぇとてもスッキリしたわよ♡」

「妖精たちは?放置して大丈夫なの?」

「えぇ、後で〆て毛皮のコートにしてやるわ」

「ひぇっマスコットキャラクター風の妖精たちを毛皮のコートにするって言ったっ!怖っ!」

「…そのマスコットキャラクター風の妖精たちが積み上げられてる場所がモザイク加工されてる」

「そんな光景は誰も見たくないわな」

「あなた取り憑かれてたみたいだけど因果の鎖使えるの?」

「あぁ、サポートにサニカを入れてやるよ」

「少し休憩してやる?」

「いや、このままやっちまったほうがいいからやるぞ。時間が惜しい」

「了解」



ルウカはサニカとまつりに使用した既にバックドアが使用されれて余程の限りがない限り外せなくなった因果の鎖を妖精たちの長老ズに装着して魔法陣の中心に入り込んだ。

そして最後の一つを取り出した。



「サニカ、この鎖にもバックドアが仕込んであるのか?」

「うん、仕込んであるよ」

「どうやって外すんだ?」

「一段と光ってる部位を引っ張って見てご覧よ」



ルウカは一段と光ってる部位を引っ張った。

するとバックドアが発動した。



「コレで弄られることはないな」

「うん」



ルウカはバックドアを発動させた因果の鎖を更に魔法陣の中心に入り込んだ。



「サニカ、始めるぞ…「我らが同士の運命を狂わせる因果を持ち込みし者を封じる道を創造せん。そして彼らが長にこの星で起こした因果を縛りたまへ」」



すると魔法陣がかなり輝きだしモザイク加工された山はそのままで長老ズだけが光とともに消えていった。



「よし、コレでおしまいだ」

「えっ…それで終わりなの?いいの?」

「呆気ないかもしれないけどコレで大丈夫」

「…ミネコ」

「ワタシなら居るわよ」

「えっ」

「どうやらワタシは既に同族をスナイパーライフルでシバいた事で魔に堕ちちゃったみたい」

「でしょうね」

「それでモザイク加工された山はどうするの」

「あたしが責任持って処理するわ。ミネコも居るし」

「……………おぉう」



ルウカたちはその先の聞くのを止めた。



「コレで外に出て様子が戻っていないならば他に要因があるだろうね」

「……だとしてもあたしどうしようかしら」

「魔法少女を卒業したんだったら、オレらが使うような魔法を使って魔女を名乗れば良いんじゃねえか?」

「えぇ~」

「ついでに時空間の研究もすれば?」

「…アレらと仲間になるのか……今は10年ぐらいのんびりしたいわ」

(召喚勇者して不老不死になった異次元の地球の隠者達とおんなじセリフ言っとるわ)

「もう終わったんなら地上に出ない?鉄の臭いがして気持ち悪くなってきたよ」

「あっ…それなら先に行ってて♡」

「詩子と一緒にやる事やってから地上に出るわね」

「「「「はい…」」」」



四人は何も考えないようにして先に地上に出ていった。

そして空を見上げると相変わらず赤い空であったが空から雪が降ってきていた。



「……そういえばクリスマスの日だったね」

「ブフォッ」

「サニカどうしたの?」

「ナンデモナイヨ……詩子たちが帰ってきてから別の場所に移動しようか。ルウカ、君に直接語りかけてきた存在からは何かきた?」

「ご苦労であったって来ただけだな」

「そっか」



ルウカはさっさとピクニックの用意を始め、紫蘭とまつりもルウカの側に向かい手伝い始めた。


サニカは先ほど見つけてしまったソリに乗ったパンイチサンタが向かっていった方向をなんとも言えない表情をしながら見ていた。


そしてルウカたちが急に騒ぎ始めたのでそちらを見るとルウカの頭上に【大人の絵本】が落とされ、まつりには鉄アレイが落とされ、紫蘭にはとてつもない分厚い本が何冊も落とされていた。


そしてサニカにはカワイイ女の子が着るようなゴスロリメイド服が落とされていたが「私がカワイイ女の子の服を着るわけ無いだろうが」とサニカは容赦なくその場で燃やしてルウカ達に合流したのだった。


サニカはすべての始まりの不老不死となった時の幼少期にカワイイ衣装を着させられていて、学校でお調子者の男子達にからかわれて以降はTHE女の子の衣装を身にまとってたまるかと短パンorズボン主義者となりスカートを履かなくなった過去を持つのだった。

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