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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【勇者卒業の章】
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世界会議

世界会議会議場


「……まさかルトラウス様ご本人が現れるなんて…それにカフロルト王国先代女王陛下から世界会議をすると連絡を貰うとは思いもしませんでした」

「今回は緊急事態じゃったからな」

「話はさっき俺たちが説明した通りだ」

「まさかカフロルト王国でそんな事が起きていたとはな…それにデーモンか」

「本当によろしいので?…国が無くなると言うことは…居場所を無くすと言うことですよ?」

「そもそも国民はわらわ含めて10人しか生き残っておらぬ…デーモンの手駒は暗闇に隠れておるから見つけるのは至難の技じゃ」

「カフロルト王国の土地はどうなるのです?」

「そこを話し合いたいのだ」

「治安が悪くなるぞ…山賊や盗賊それにならず者集団が…」

「それなら心配ない。フロクセア村の村人とカフロルト王国の闘技場の地下で生き残って居たギルド長とギルドの指示に従って無事だった冒険者たちにカフロルト王国の中心でキャンプしてもらっておる」

「なら安心ですね」

「フロクセア村の村人か」

「あぁフロクセア村か」

「新しく国を作りますか、先代女王であるあなたが女王になれば回せるのでは?」

「100万人の国民を守れなかったわらわとシェザーナでは国は再起することは出来ぬよ」

「ワシはパスだ…世界一高い山オリスセティエが突然吹き飛んでな草原になってしもうた」

「今境界線作り直しているんだよねスヘデクナ王と共同でね…突然吹き飛んで驚いたよ」

「ドルクトス王はどうじゃ」

「我の所も要らぬ、腐るほど土地は余っている」

「そうか欲しがると思ったが」

「土地には困ってないよ、足りなくなった開拓すればいいからね」

「開拓は一大プロジェクトになるから雇用が生まれ、稼げるしのう」

「そうか…ならイシェーラたちと話し合って決めた巨大な守護者ダンジョンを作るかサニカも呼んでな」

「守護者ダンジョン?」

「あぁ…冒険者たちを鍛えるのに使えるんだ。ヴァンに頼まれたしな」

「…かの有名な英雄ヴァンヘルム殿だと!」

「ギルド本部ギルドマスターか…「支店を置いていい?」て聞いてきた彼は面白い人だったね」

「…守護者ダンジョンは冒険者を鍛える以外になにかの役割があるのか」

「デナコルとチェムの作ったアクセサリーと装備が手に入るぞ」

「!!」

「最高峰のアクセサリー職人と最高峰の武器職人の武器と装備が手に入るだと!」

「本当なのですか!」

「ミスリルの武器よりも貴重なオリハルコン性能の武器とアクセサリーと装備!」

「現金な奴等だな…幻想級だっけか?が手に入るのはダンジョンの最下層700階~1000階の間にしかでないぞ?」

「ですがそこまでに行くまでのダンジョン内にミスリル等の装備が取れるのでしょう?」

「流石商業の国スヘデクナだな…そうだ取れるぞミスリル性能のアクセサリーと装備がな」

「早くダンジョンを作ってください!」

「何としても作ってください!」

「そう急かすな…強奪等の略奪行為が出来ぬよう盗賊の神様の加護を付けねばな」

「…恐ろしい物を作るのじゃ…」

「カフロルト王国の土地はとても重要な土地だからな、ギルド本部もその場所に移動させるだろうから治安も安定するだろう」

「もともと在った場所はどうなるのじゃ?」

「ヴァンヘルムはヘマはしないだろう、それに弟子たちが育ちきったと言っていたから大丈夫だ。カフロルト王国跡地は俺とサニカが作る最難関のダンジョンを置くがいいか?」

「小国の王達が何か言ってきたら僕たちが動きますよ…グヘヘヘ…」

「安心してください…グフフフフ」

「兵器として使われないだろうか…」

「安心しろ、ダンジョン攻略にしか使えないように制限を付ける…昔のような悲劇を起こさせはしない」

「そうか…」

「デーモンが出てきたと言うことは冒険者のレベルアップは必要だろうからな…本格的にデーモンたちが動いてきたら俺たちだけだと足りんよ」

「だろうな…さてと仕切り直す、この方針で宜しいか?」

「イシェーラ、シェザーナも良いか?」

「構いません」

「反対はしないのじゃ」

「「我々も意義なし!」」


この世界会議で可決され正式にカフロルト王国が解体されカフロルト王国国内で起きていた事も正式に小国を含め世界会議に所属していない国にも伝えられた。

後にカフロルト王国で起きた衝撃的な出来事は教訓話として語られることになる。




賢王が抜け王の器を持たぬ王族が継いだがその王の器を持たぬ王が継いだことによってカフロルト王国で起きていた悲劇を止めるきっかけを作りだし、大悪魔の復活を止め約百年におよぶデーモンの支配を解いたら国民のほとんどを失っていた。

そしてカフロルト王国解体から1ヶ月後に旧カフロルト王国の土地に突然発生した世界最難関のダンジョンのひとつ【ラストキングダム】が現れた。

そのダンジョンを攻略するために編成された冒険者が【ラストキングダム】にたどり着きダンジョンの守り人をしていた旧カフロルト王国の王は攻略を冒険者達に託し旧カフロルト王国の王は姿を消したとされる。

それから最難関のダンジョン【ラストキングダム】には沢山の冒険者が集まり街を作りギルド本部【フリーダフロンティア】も拠点を旧カフロルト王国の土地に移し数多の英雄が生まれる礎を作り数年後には冒険者の街と呼ばれるようになったのだった。




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