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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【勇者卒業の章】
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シェリナの無人島生活

ティルクスたちが石を加工している頃…無人島に飛ばされたシェリナは何をしていたか遡ってみよう。



「ホントーに最悪!マジの無人島だ!」


……喋っても誰もいないわ……うぅ…ナイフ一本で生きろか……父さん言ってたな…もし男として本当に生きていくならこれだけの事をやってのけろって言ってたけど…キツくない?無理だよ、ティルクスとミストルはどうやって過ごしたの?


「……あっ母さんサバイバルについての本入れておいてくれた…あとはサニカさんがこの島の地図を入れておいてくれたんだ…日記もある…書けってこと?」


ここからはシェリナが書いた日記を読んでいくことにしていこう。


無人島生活1日目


サニカさんの地図のお陰で無人島に家があることがわかった。

サニカさんマジ最高!…無人島にある家を見つけて過ごそうとしたが止めたボクの勘が入るのは止めろといっているから。

地図を見て雨と風を過ごせる子供ならギリギリ入れる洞窟の入り口を見つけた、ボクはそこで無人島生活が終わるまで過ごすことにする…疲れたから洞窟につく前に見つけた果物を食べて今日は寝る。



無人島生活2日目


この洞窟最高!サニカさんの地図に星が着いていた洞窟を根城にして正解だった。

ボクは水の確保をしながら魔法の練習をすることにしたけどヤバイのを見かけてしまった。

縄張り争いをする熊と蛇が居た…大きさは見たことがない位大きかった、しばらくして決着が着いて熊が丸飲みされていた…隠れて魔法を撃ったけど弾かれた、蛇に居場所がバレてさんざんな目にあったけど木に炎を付け燃やして撹乱したらどうにかなった…けど蛇が洞窟の近くをうろうろしていたから今日も逃げる途中で見つけた果物しか食べられなかった。



無人島生活3日目


そろそろお肉が食べたいから根城にしている洞窟近くに罠を作って獲物を捕まえる事にした。

あとは川に水を確保しに向かった…流石無人島…水はとても透き通っていて飲めた…川に来る途中で竹が生えていたからナイフで刈って水筒を作って収納魔法の中に貯められるだけ水を貯めた…収納魔法のレベル上げておいて良かった…これでしばらく籠っても平気そうだな。

残った竹を使って魚を捕るための罠も作った…手づかみで魚を捕まえながら竹で作った罠に魚が掛かるのをまった…約三時間経過して魚を2匹捕まえた!罠には7匹掛かっていた…順調すぎて怖かった。

魚を捕まえて洞窟に帰ってみると洞窟の近くの林に仕掛けた罠を確認したら兎が掛かっていた…お肉の処理のしかたを習っていて良かった…サバイバルの本に作り方が載っていた干し肉と干し魚を作っておこう…洞窟の中で残った魚と兎のお肉を焼いて食べた……美味しかったです……命のありがたみを知った。



無人島生活4日目


洞窟の外は雨が降っていた…雨を天然のシャワーにしながらその辺に生えてる果物を収穫してアイテムボックスにしまえるだけしまった雨が激しくなってきたから洞窟に戻ろう。

早めに洞窟に戻って体を温めながら収穫した果物を食べて干し魚を焼いて食べた……水を確保しないと無くなりそうだから行かないとね。

雨やむかな?どんどん強くなってきたな…やることないから寝ることにした。



無人島生活5日目


昨日の嵐が嘘のように晴れていた…水を確保しに行ったら…熊が魚を捕まえていた……ボクはミストルたちのように狩り得意じゃないんたよね…よく考えるとボクは魔法も上手くないし…どうしよう…あの村で一生暮らす勇気ないよ…無理だよ…。

なんか急にやる気が無くなってきた…今日までは持つよね、竹で作った水筒が2あるから…もう洞窟に戻って過ごそうかな……嫌になってきたな自分が…自信無くなってきたなよ。



無人島生活6日目


ボクは熊を倒す事にしたボクが休んでいる洞窟の近くでよろしくやっていた…悩むのは熊を狩ってからにする。

サバイバルの本に書いてあったが熊は賢くそして執念深い…一度獲物と決めたもをのを狩るまでは執念深く追ってくる……怖!

どうしようね…急に怖くなってきたよ…。


無人島生活7日目


ついに水も無くなり取りに行かなければいけなくなった…食料もなくなっちゃった…お外に出るの怖いよ!

…………そういえばボクって半吸血鬼何だよね?忘れてたよ吸血鬼の特徴を使わないと勿体無いなどうして使わなかったんだろ…夜の無人島を探検しよう。



無人島生活8日目


夜の無人島怖い!何あれ!あの大きな蛇と熊が喰われてた!珍妙な生物だったよ!くっそ半吸血鬼なのに暗闇でもあんまり見えなかった!夜の無人島は動いちゃダメだ大人しく過ごしたよ、その珍妙な生物は朝方になると例の無人島にある一件の家に入っていったのを見た…。

……それに夜に探索して良かった…ボクが休んでいる洞窟に蟻さんが行進しました…夜に休む生活していたら蟻さんの餌になってたかも…家のありがたみがわかってきたよ。



無人島生活9日目


…父さんからの指令が届いた、この島の主であるキメラゴーストを天に上げろだってさ……無理だよ!ボクには出来ないよ!何度でも言うよ無理!!死ぬよ!!



無人島生活10日目~20日目


報告が遅れてごめんなさい…あのあとキレたボクはキメラゴーストに特攻を仕掛け捕まって甲斐甲斐しくお世話されてました…綺麗なオネェさん達だった…天に上るにはやり残したことがあるらしいから協力していた。

自分の技を引き継がせたかったらしいから勝手にボクを弟子に指定した…でもなんか自分に合ってる気がする…あと食事のマナーや礼儀の作法を教えてくれていたんだ。



無人島生活21日目~29日目



ボクは後悔した、あんのオッサンども!無茶振りばっかりやらせてくる!体が持たないよ!



すみませんでしたオッサンではありません貴女は夜ノ蝶々達デゴザイマス…オネェさんたちの指示に従いますヨ。

オネェさんの指示によってボクはかなり強くなれた気がする【胡蝶の舞】の型を全て覚えられたヨ。

そしてこの【胡蝶の舞】を使って熊と蛇そしてこの島の裏ボスである【クイーンアント】の討伐をすることになった。

これが最終試練だってさ…【クイーンアント】討伐にはオネェさんたちが着いてくるってさ。

早速熊と蛇を狩るためにオネェさんたちの極上の料理をお食事のマナーを正しく使い食べてから出かけた。

【胡蝶の舞】を使い熊と蛇をらくらく狩ることが出来た、でも朝から出かけたのに夕方になっちゃった…オネェさんたちの元に帰ってみると夕飯の準備が出来ていた…最初に来た頃よりいい生活してるな。


無人島生活最終日


アント討伐には入念の準備をしていた…洞窟での活動だから普段より運動量は倍になるって言ってたな気を付けないと。

オネェさんたちにボクが見つけた洞窟に案内したら驚いていた、実はボクが元々休んでいた洞窟は隠し通路だったらしい…オネェさん達はこの島に約150年暮らしてきたけど見つけられなかったらしい…サニカさん何者?

【アントソルジャー】と戦わず【クイーンアント】の部屋に行けるかもしれないと喜んでいた、そして【アントソルジャー】が動き出す朝に奇襲をした。

【クイーンアント】は女王をやっているだけあって硬いし攻撃力が強いしたっぱを呼んで混戦して大変だったけどオネェさんたちはゴーストな為に疲れ知らずで動き回りむさ苦しかった。

ボクも負けずとオネェさんたちに教わった技を使い女王に向かったけど、後ろにいた【アントソルジャー】の痛恨の一撃を食らってしまった。

本当に花畑があるんだね…亡くなったお婆ちゃんが手を振っていたよ…ボクのお婆ちゃんはどちらかと言うと可愛い人だったんだね…でもお爺ちゃんと父さんからやんちゃな人だったと聞いていたけどボクを現実に戻すためにパンチを食らわせ「まだ来るの早いよ!」と何かに押し込まれたら帰ってこれた。

目覚めると【クイーンアント】は死にかけていてボクが最後に技を決めて勝った、オネェさんたちは大喜びして洞窟から出ていったが僕は倒した証拠として【女王蟻の顎】をもって帰った。

洞窟を出るとオネェさんたちは光に包まれていた…そしたら「あたしたち天に昇るわ…ありがとう」と四人がくっついたまま昇っていった……ボクはこの時思った「うわー…四人の体がくっついたまま天に昇って行ったわ……8本足モンスターって言われるんじゃね?」と思ったが口に出すのを止めた。

昼にはお爺ちゃんが迎えに来てくれた…こうしてボクの無人島生活が終わって村の試練を乗り越えた!



終わり




「…………父上」

「まさか桃色国のオネェたちに鍛えられるなんて驚きましたね【胡蝶の舞】も継承するとは…でも良いですね強いですよ【胡蝶の舞】は…それにアネットに会うなんて…アネットは亡くなってもアネットですね」

「急に母上に対してのろけないでください」

「私に対しての敬語の喋り方はどうにかなりませんか?アルーヴ」

「無理です、そんな事したら死んだ母上に母上特製の特訓されます」

「ふふ…シェリナも試練を越えるとは…村伝統のサバイバルは最後までできる子供はなかなか居ませんからねぇ」

「根性だけは叩き込みましたから」

「イシェーラが帰ってきたら励ましてあげなさい」

「そうですね…イシェーラは強い女だ…私が選んだ妻ですから最後までやりきりますよ」

「どこかアネットに似ていますからね」

「…さてと忙しくなりますよ、ランチタイムの時間の手伝い頼みましたよ」

「任せてください」




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