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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【3度目の人生編】
217/556

世代を越え受け継がれたヤバい罠と卒業生

【クレイバール島】


《星あかりの森の南の入口》



「今通信が入った。レシェットはアンエルタ達を見つけて誘導してくれているみたいだぞ」

「怪我とかは?」

「特にしてないみたいだな、逆にそこら中に仕掛けた罠を発動させまくったようだ」

「それはまた…日頃の訓練が活かされたみたいで良かった。

昔のイタズラッ子たちから引き継がれた罠だけど実際に使ったのはアンエルタとフィリムだけだよね?」

「確かにそうだな…使用したのはあのふたりだけだな」

「それでどれだけのダメージを追ってるかだねぇ」

「少しでも削れてれば良いな」



ふたりは神経を研ぎ澄ましながら入口近くにスタンバイしていると自分たちの方にやって来る者の気配を感じゆっくりだが姿を現した。



「ほう、全員まとめて誰一人別の行動を取らずに来……」

「そうみ………アンエルタとフィリムの仕掛けた罠と先人のイタズラっ子の罠が予想以上の効果を発揮してて怖いんだけど…」

「おぉう……」



姿を現した白理達は予想以上のズタボロの状態で現れた。



「改めてアンエルタとフィリムの作る罠は末恐ろしいねぇ。

超人にすら効果抜群の罠を作り出すとは」

「元々は対オレたち専用に作った罠だからこそかもな」



白理達は襲ってくる素振りを一切見せないでいるが遂に藍堵が口を開いた。



「お前たち………一体どのような教育を…」

「あの森の罠に付いては代々イタズラ好きな子供から次世代のイタズラっ子に伝わっているからオレ達でもどのような製法で作られてるからは知らないぞ」

「知ってなさいよぉ……」

「…昔から伝わるイタズラの製法をもし悪さに使うなら取り上げるなりするけど、今だにこの島の子供らは引っかかってないし現にこうして役に立っているからねぇ」

「あの丸太に当たる度に力を奪われるのよ…?」

「力を奪うだと?……力を奪う魔法なんて教え…」



話している途中に背後からの殺気を感じたルウカは体を後ろにのぞけてから蹴りを喰らわせた。



「ぐっ!」

「……赤義だと思ったら浅黄か」

「今回感じた侵入者は4人だから浅黄で最後だね」

「サニカ、殺すなよ?」

「わかってる」



サニカは刀を抜刀せずに鞘に入ったまの状態で怯んでいる浅黄に叩き付け吹き飛ばした。



「ぐぁ!」

「全盛期より吹き飛んでるね…ハノン」

「アイアイサー」



サニカのボディバックからドローンの様な物体が飛び出しそこから人型に変化して浅黄を拘束した。



「いつの間にっ!」

「弱体化してるな…白理、黒司どうした?お前たちなら容赦なくオレ達に追撃をかましているだろう?」

「そんな余裕はないわ……!」

「…アンエルタ達が仕掛けた罠で弱っている…超人なら直ぐに力を取り戻せるはずなのに」

「…もしかして他にも侵入者が居る?」

「どういう事だ!」

「…浅黄がこの様な反応をするって事は」



ルウカはフムと考えるポーズを取り閃いた表情をした。



「お前たちは誘導として使われたと言う事だな。したたかな奴も居るものだ」

「だとしたらっ」

「……でも急ぐ事はないね」

「どうして冷静で居られる!」

「どうしてと言われても…この島の子供たちは強いからな」

「それだけでか!」

「この島に居る子供たちと守り神を信頼してるもんでね」



サニカがそう発すると大広場の方から煙が立ち込め始め爆発音が響いた。



「…ふふふ」

「ぐへへ」

「おっお前たち何を企んでいる!」

「……然るべき場所に運ぶぞ」

「そうだね……ハノン頼めるかい?」

「大丈夫です…それにしてもふたりとも悪人面して〜」

「…その方が効くだろ?」



「ギャァァァ!!」と4人は悲鳴を上げたが助けてくれる人がいるわけもなく二人と1体によって然るべき場所に運ばれていった。






ところ変わって【無敵の宿屋】では。






《食堂》




「あー大変だったわ」

「それはそれは…」

「無事に相棒たちも帰ってきたから良しとしたいな」

「納得したくないけど……アンエルタさんの思い付きはいつものこうですよ」

「フルーレとラタムは行かなかったんだな」

「…我らを支える炎「鍛冶屋の手伝いがあるみたいよ〜」

「ラタムは医者になるための勉強するためにそのまま家に直行したワ」

「それでか」

「ほらほら、果実水でも飲んで落ち着きなさいよ」



ラブナシカは果実水が入っている大きな容れ物ごと持ってきた。



「ラブ先生ありがとう〜」

「容れ物ごと…」

「昔からだな〜そういう所が」

「うふふ」



侵入者の事は気にすることはないとラブナシカは言い切りそこからは昔話になっていった。



「へぇーそんな事があったのですね」

「そうよ、サニカって魔法を極めたと思ったらその魔法をバッサリ捨てたのよ?」

「魔法中心の戦闘スタイルの頃があったんだな」

「たまに魔法を使わずに普通に杖で殴り倒してたけど」

「へぇ……それではルウカ先生の転生体の話をして貰っても良いですか?」

「んーそうねぇ……ルウカは特に魔王とかやってた時があったからねぇ」

「それは聞いたことある………」

「この島の歴史を語る時はそこから始まるものね。

かなり優秀過ぎて最初の頃はやる気に満ち溢れていたけど後半は怠惰になってるわね」

「その辺は魔族の時も人間と時も変わらないのネ」

「アナタたちの祖先もそうよ?本来ならもっと長生き出来たのにしないで転生の輪に行ったケースもあれば【長い時を生きる強い移住者募集中】の知らせを聞いて【新たに生れた異世界】に成人した子供を置いて夫婦で永住しに向かったのもいるし他にも…」

「確かその時でしたよね?ある程度の人数がこの島から異界に移り住み大昔から続いた家名のほとんどが取り潰しになってしまったと聞きました」

「そうね、今では渡った世界で新たに血を残して脈々と血を紡いでいるみたいよ」

「そういった世界にはサニカ先生たちは行かないわよネ?」

「何か面倒なことに巻き込まれるから敢えて行かないんだって言ってたよな」



……この世界から全くの別次元の異世界に渡って永住したのが何人も出たけど実際は引き抜かれたりして異界に渡って血を残してその子孫が小さいけど問題を起こしてたりするのよね。


でも永住させた世界の神様は文句を言えないのよ。

スカウトを受けた子供らをその世界に任せるた時に「たとえ親やその子供が素晴しとしても子孫となると問題を起こすのとか出てくるよ?大丈夫?」って喚起していたから。


サニカとルウカって変な所がふたりしてちゃっかりしてると言うか…ズルいと言うか…。


それでいてサニカとルウカはこの島の人口が少なくなって近親とかの問題が起きて血を残せず、この島から人が居なくなったとしても仕方ないと受け入れるって言ってたわね。


でもそのような問題が起きないように調査隊なる仕組みを作って成人した島の子供たちに一度は必ず異世界を探索させるものね。


それを2000年も続けて旅に出て広い世界を見たのに残ってくれている子供たちには感謝しかできないって事も言ってたわね。

……ピンクの島に残したアタシのカワイイ娘達もそろそろ転生したいって転生の輪に行っちゃったけど…ここまで付いてきてくれたのに感謝よね。

一番長い子でざっと3万年は生きてたんじゃないかしら?


そしてアタシの管理していた島は性別を越えたアタシの娘たちの手から離れて【イルミナット島】の子供たちが今は管理してるわ。


アタシはそれで良いと思ってるわ。アタシの居場所は既にクレイバール島にあるし昔馴染みがいてアタシを慕ってくれるカワイイ娘や島の子供たちが居るもの!後悔はないわ!



「ラブ先生どうかしたノ?」

「ふふふっ…少し感傷しちゃったのよ」

「ラブ先生も感傷に浸るんだな」

「ラブ先生からもっと昔話や先祖の話を聞きたいです」

「生々しいのはやめて下さい」

「親から語り聞くのとは違う目線だから面白い」

「………………………確かに」

「!…あら…お客さんが来たみたい。子供たち食堂のキッチンの中の方に向かって身を隠しなさい」

「それって」

「ほら、早く」

「はっはーい」



子供たちは素直にキッチンの方へ向かいテーブルカウンターの方に身を隠しこちらの様子をうかがっている。


ものの数分後に宿屋のドアをバカーンと破壊し男が入ってきた。



「あら、誰かと思ったら…【イルミナット島】の元島長様じゃないの」

「相変わらず、ムキムキマッチョの男の癖にファンシーでフリルが付いた服を着ているな」

「アナタ、最近お口が悪くない?」

「ふん」

「……何か用かしら?ここの店主なら他の来客の対応しているから居ないわよ?」

「そんなのは知っている」

「なら何用かしら?」

「吾はこの島に居るyーグハァッ!」



突然、外からマコトとキユクの母であるユウコがこの宿屋に向けて走ってきていた。

そして勢いを付けたまま男に容赦なくドロップキックをかました。



「申し訳ありませんが、お引き取りを」

「ぐぉ……!」

「ユウコ、どうしたの?そんなに勢い付けてドロップキックを入れるなんて」


ユウコはシュタッとキレイに着地した。

 

「今日の寄合所にいるはずのニイザさんとルルエールさんの放送が入ったのでもしかしたらと思い立ったので来ました」

「よく来たわ、タイミングがぴったりよ」



ユウコに飛び蹴りされた男は宿屋の壁にぶつかったが壁が壊れることなくそのままリバウンドし宿屋のホールのちょうど中央に叩きつけられた。



「うぐぅ……モロに喰らった………!」

「…また貴方ですか」

「………この島の子供たちは相変わらず強く美しい者が多いな」

「……寒気がします」



【イルミナット島】の元島長様は起き上がりスキを見て一旦逃げようとしたがまたまたこの島の子供に止められた。



「スキあ「……またアンタかい。しつこいわね」

「ふぉっ!」

「【アクア・プリズン】」



今度はピレリアーネのとシェルフィナの母であるピナがやって来て最初にビンタして直ぐに水の檻を発動させ【イルミナット島】の元島長を閉じ込めた。




「シェシアさんも来たのですか?」

「えぇ」

「…助かりました」

「ユウコが束縛魔法を使うと色々と危ないものね…規制が掛かるくらいエ「それはサニカ先生のせいです」

「やはり魔力の質も前の世代よりも高いのか…コレは吾でもそう簡単に壊せんな」

「ラブ先生、どうするんだい?この人」

「そうねぇ…一応この子は卒業生でむげには出来ないからどうしましょうね〜稀にこのような自体を引き起こすのよね…普段はちゃんとしてるのに困ったちゃんよね〜」

「そんなの簡単だ、ピナ殿の作った水の檻にねじ込んだまま【イルミナット島】の現島長の元に送り返せばいいだろう」



次に現れたのは地球人と異世界人とのハーフでクレイバール島に婿に来たナリノの父のノディである。



「ノディは仕事帰りかい?」

「あぁ、ナオハル(ヨメ)からサニカ先生の所でカボチャのグラタンをテイクアウトしてくれと頼まれたんだが…」

「外してるみたいだよ」

「そうか。……それにしてもこの水の檻は邪魔だしうるさいからさっさと飛ばすか」

「そうしてくれると助かるわ」

「そんじゃ飛ばす」

「ちょっと待たんか!先輩を立てようとはしないのか!」

「アンタが来ると逆に荒れるから立てんし…俺にとっての先輩でもないぞ?」

「………何してるんだい…こんな所で」

「あらサニカ、おかえりなさい」

「うん、ただいま」

「その様子だと用事は終わったいね」



ラブナシカはサニカの服に所々に付いている赤いシミを見てそういった。 

そしてノディは「サニカ殿はどんな血生臭い事をしたんだ?」と聞いた。



「この島を何度も何度も襲撃してくれた時の借りと島の建物を直すのに掛かった費用の請求とかをやってた」

「それでそういった費用は取り戻せそうでしたか?」

「多分予想しているのは無理そうだよ」

「そんなものよね〜それで引き渡したの?」

「今回ばかりは時空間を管理しているいくつかの組織の中でも【時空管理機構】の元勇者した人に来てもらって引き取ってもらった。何かあるようなら連絡をくれるってさ」

「サニカ先生!」



水の檻に閉じ込められた人物を見てサニカは目を瞑ってから目を開けた。



「……お前が侵入者で騒ぎを起こしたのか?タツキ」

「あのヌイグルミと大きい犬(フェイース)が吾が来ると襲ってくるんだが、どうにかしてくださいよ!」

「この島に許可なく入ったからでしょうが」

「だって!」

「だっても何もない、お前の母であるタズルにキツく教え込まれたと言うのに…お前の母が作った約束事を破るのかい?」

「うぐっ」




黙り込んだタツキを見てサニカは思い出していた。


…ソウビの祖先であるフジトラが居なくなった後にトレニアは自らが島長だと名乗り好き勝手していたが、そこにタツキが生れ【クレイバール島】での勉学の後に島長の座を奪い手癖の悪い兄弟たちと共に蟹居ちっきょさせた。


【イルミナット島】の島民たちが【クレイバール島】で初めて生まれ育ったビワトやフィン達の娘や息子を見て嫁や婿として貰いたい、もしくは自分たちの子供を婿や嫁として押し付けたいと言ってきたらしいがタズルが黙らせた。



タズルはまずこう言った。

「わたし達が暮らしている島の島民達は【クレイバール島】の島民たちと暮らすのが嫌だと拒否した挙げ句に【イルミナット島】を奪って生活していると言うのに、急にクレイバール島の子供らが欲しいだと?自分勝手なのは大概にしろ!」と一喝したのだった。


「夫の身勝手な行動が皆様をこの様にしたのだとしたら止められなかった私の責任だがそれとコレとは話が別だ。

そもそも島を移動させたのは誰だ?ここにいる親世代いで皆の身勝手がこの様な状況を作り出した」とイルミナットの島民たちを黙らせた。


「【クレイバール島】との交流はわたしと息子の努力で出来ることになったが【婚姻】等での交流はほぼ出来ないと思いなさい。

わたしが死んだあとにわたしの母が残した呪いをこの島全体に掛け【クレイバール島】の子供や後々の子孫達に手が出せぬ様にする」と宣言した後に実際にやってのけた。



そう言った事も含めての怨讐なのか約十年前までは【クレイバール島】の子供と【イルミナット島】の子供たちで交流をしていたが【イルミナット島】の子供たちが【クレイバール島】の子供らにキツく当たり更にはトラウマレベルの事を仕出かした。



その時のシューゴとフェイースがガチギレして大変だった。

子供達の親たちは冷静にキレてくれていたから一応、向こうの対応を見ることにしてくれていたが。

事件を起こした子供たちに対して【イルミナット島】の大人たちは叱らず【クレイバール島】の子供が悪いと言ってきた。



それまで冷静で居てくれた親たちの沸点は振り子を振り切りカチコミじゃあ!となり私も止めることなく【クレイバール図書館】にある【イルミナット島】全体を覗ける場所で襲う準備をしていたが急に【イルミナット島】の様子が可笑しくなった。



カッと【イルミナット島】全体に空からピンクの光が空から降り注ぐとそこからガチムチの小さな羽を生やした天使がふたり降ってきたそう。

ラブナシカもカチコミの準備をしていて島の様子を見ていたが降りてきた天使には見覚えがないと言っていた。

そして始まった行動は大人でもトラウマレベルだったらしい。


教えてくれなかったけど、子供らの父親と祖父とルウカが尻を両手で隠していたから大体の事はわかってしまった。

母親達は何が始まるかわかった瞬間に一箇所に集まり高級な耳栓をして目を目隠しで隠して防壁もやったって。


私は宿屋の一番広いリビングで子供らの心のケアをジュナーテとカーウェンとマジェリルカと島の子供たちの祖母たちと共に居たから見てないよ。

でも私も空の様子が可笑しいのに気づいてマジェリルカたちと一緒に「何か西北の空がピンクじゃね?」とは言ってた。



「【イルミナットの悲劇】をまた招きたいのかい?」

「ウヒぃ!」

「アンタもトラウマになってんじゃねえか」

「なるわ!俺と補佐は襲われなかったけど!」

「ならさっさと帰りなさい」

「今日こそ、この島で生れた妖精に会うんだっ」

「【アイシクル・ウィング】」



開きっぱなしのドアの方から冷たい風が吹くと水の檻が凍りだした。



「おぉ!妖精殿!会いた「【アブソルート・ゲート】」



ジュナーテは問答無用で氷の檻に入ったまま何処かに送ったみたいだった。



「ふー…コレで暫くは来れないはずよ」

「相変わらずバッサリと行くなー」

「慣れたものネ」




キッチンの方に隠れていた子供たちが出てきた。



「あら、マコトやキユクたちも宿屋に居たのですか?」

「はい、宿題とかをしてました」

「怪我とかは無いかしら?」

「ラブ先生が隠れるようにと言ったから大丈夫ヨ」

「それなら良かったよ」

「………随分と暗くなっちまったな…」

「こんな事が起きたから怒られはしないと思うぞ?」

「…残りの宿題は家に帰ってやるんだな」

「そうだね…………」

「ふふっまたね」



ナリノの父ノディはまた今度来ると言って帰って行き子供たちも家に帰ると言って帰って行った。




「……宿屋の家具の位置がバラバラになっちゃったわね」

「直すのは簡単だから平気さ」

「……コレで落ち着きそうかしら?」

「因縁相手はもう送ったから平気そうだよ」

「なんだ?何か策略の話か?」

「……ルウカ、遅かったじゃないの」

「そんな事はないぞ」



服に赤いシミを付けた服を着ているルウカはホールに転がっていた椅子を立てて座った。



「……それよりもう一人の侵入者は?」

「逃げられた、アレは異世界の術式だったぞ。オレ達の知らない術式だ」

「あらやだ、そんなのが来てたの?」

「…もし何かしてくれば追い返すよ。コレで白理達から襲撃を受けてクレイバール島の子供らが殺されると言う事がなくなったよ。

その分の因果律がどの様に来るか警戒はしておく」

「そうだな」

「多分その因果は来ないと思うわよ?」

「それでもしておくんだよ」

「相変わらずねーそういう所が人間の感覚と神族との違いなのかも知れないわね…それにもうそれだけの代償は既に払ってるじゃないの」

「………それでもさ」



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