またまた転生先の話し
明けましておめでとうございます。
今年1年も宜しくお願いします!
そして誤字報告ありがとうございます!
「鑑定も済んだし。先生たちの転生先の話をしてくれるんだろ?」
「あんまり面白くない話だからざっくりな」
ルウカとサンゴが交互に話し出した。
ルウカとサンゴが転生したのは地球系列の世界でも科学がかなり進んだ世界でルウカたちが生まれた時代はちょうどロボットが国家の間で開発がされ始めた時代であり。ルウカたちが知っている地球とは少し異なった世界でもあったそう。
「オレが五歳ぐらいになって父親たちの目を盗み世界地図を見てここは地球でも少し異なった世界なんだと理解したよ」
「それでどの辺が違ったんだ?」
「私たちが知っている地球と同じ世界地図だったが。国の名前一部違っていてアメリカとかイギリスとかは残っていたのだが私たちが知っている日本が日ノ本の国と名称が違っていたり中国が東中王国と言う名前だったりしたんだ」
「だからこそ似て非なる世界に転生したのだと理解出来たな」
「私達が転生した国は世界の中でもかなり技術が高かったんだ」
「高かった?」
「俺たちは国が出来てから490と言うちょうどキリが良い年に生まれてな。俺たちが自由に動ける八歳の時にサンゴを引き連れて色んな所に忍び込んだもんだ」
「ルウカが「この国はどんな物を作っているのか気になるよな!」と言って軍事機密の部屋に侵入とかして大変だったよ」
「そこでロボットの研究がなされていたのを見て俺は確信したぞ。この世界最高だ!憧れのロボに乗れるんじゃないか!とな」
ルウカの瞳が少年の様な目の輝きが宿ったぞ。
「…学校は無かったのですか?」
「あるよ。小学とか中学とか日本式の教育概念がね」
「名前からして日本は日ノ本の国だと思いますが…」
「建国した当初からあったからそこも含めて少し異なった地球系列の世界だったと言うことだね」
「俺たちの国があったのは知っている地球だと北欧に位置する場所だったな」
「国があったのは?」
「建国500年を記念式典の時に俺たちの生まれた国を嫌っている8つの国によって10日で滅ぼされた」
その場に居る人たちは絶句したり間抜けな「えっ」と声を出したり反応が別れた。
「ちょ!えっ!どうしてそうなった!」
「元々、俺たちの国は成り立ちが特殊でな。ビワトたちには話したから知ってるな?」
「うん」
「知ってる」
「まだ知らない人がいるから話すよ」
「俺たちの国が出来る前に2つの部族が争っている頃に兵器を作った俺たちの祖先が争っていた部族に壊滅的なダメージを与えて1度は全ての土地を奪ったんだ」
「勝ったのですね」
「そう巨大な兵器を使ってね」
「でも1度負けた部族は諦めず助っ人を呼んで争いが更に泥沼化していった。そしてある時に連合側から休戦をしないかと提案が届いたんだ。俺たちの祖先も争いに疲れていたのかそれを了承した」
「そして助っ人を呼んだ部族は私たちの祖先から奪い返した広い土地を争いに参加した外の国が土地の権利を寄越せと巻き込んだ部族に責任を追求して土地が九つに別れた」
「漁夫の利ですね」
「それオレも言ったよ」
「二人の転生先の場所は争いで出来た国ですか」
「最初の戦いで止めとけば良かったものを…」
「それが人間って言うものさ」
「助っ人をした国内では様々な部族が土地の奪い合いをしていてな。オレたちの祖先と助っ人を呼んだ部族の広大の土地に元々目を付けて虎視眈々と狙っていた。完全に勝者が決まっていたわけではないからな」
「最初に負けた国が結局は原因ではないですか」
「元を辿るとそうなるかもね」
「それで先生たちは復讐したのか?簡単には済ませないだろ?」
「俺たちが35の時に始めたな。徹底的に準備をしたらこれくらいかかった。向こうは同盟を結成していたから」
「復讐を含めて私たちは徹底的に八つの国を調べてあんまり関わっていない場所に最初で軽めの復讐したよ」
「……あれが軽めの復讐か」
ルウカがサンゴを見て言った。
「それで先生たちは何をしたんだ?」
「国を滅ぼす事にあまり関わっていない5つには私たちが育てた密偵たちを放ち機密情報を手に入れその情報を欲しがっていた5つの国に流した」
「おぉう…」
「交渉を有利に進めていた5つの国は混乱してお互いに責任追求して友好的な関係が拗れたな」
「それで残り3つの国には何をしたのです?」
「3つの国がそれぞれ昔から抱えている秘密を5つの国と外の国に流した。内容は【ヤバい近親婚】と【禁止されている兵器の開発】と【同盟している国を攻める準備】かな」
「先生たちの周りの国やべぇことしてるじゃねぇか!」
「同盟を組んだ国は混乱、そして内乱に入って凄かったよ」
「そして俺たちは国を滅ぼす様に誘導した黒幕をシバきに向かったんだ」
「えっ」
「シバき倒した後に俺たちの先祖が500年前に作った兵器が急に起動して内戦所じゃなくなって団結するようになった」
「8つ国だけじゃ止められなくてその他の国にも助っ人を呼んで2年後に兵器の起動を止めることが出来てたよ」
「完全な破壊は出来なかったのですか」
「それを二人は高見の見物をしていたと」
「8つ国の代表が協力して止めてくれた国に「あの兵器は一体なんなんだと」聞かれてチグハグな言い訳をしていたのは笑ったな」
「まぁ…8つ国は「自分達が滅ぼした国の物です」なんて言えないから「突如として現れた」と言っていたよ」
ふたりは黒い表情をしてふふふ…と笑っていた。
「世界では先生たちの国はどういう感じで滅んだ事になっていたんだ?」
「突如として滅んだ事になっていたよ。500年前の兵器と戦っている途中から同盟国はもしかしたら滅ぼした国の生き残りが居るんじゃないかと探り始めたが俺たちは既に同盟国の近隣の国から離れて居たからバレなかったぞ」
「そして私たちの復讐が終わってのんびりしていたらここに呼ばれたと言うわけさ」
「……そう思うとあちらの世界は絶妙な具合で平和な日々の維持が出来ていたのですね」
話を聞いていた人たちは頷いていた。
「それで私の【ロボと素手で戦えるようになっちゃった人】の称号は私たちが国から出た後に近隣の国で生活の基盤を作ってから5年がたった時に南アフリカ大陸にて私たちが知っている地球にはない国が滅ぶ事態が起きた」
「その国は貴族が腐敗していて民兵の軍隊を使い潰し周辺の国と争って居ていたが【とある民兵小隊】が反旗を翻しその国を滅ぼしたんだ」
「小隊が!」
「その軍隊は勢力を拡大していき世界の国々は【連合軍】を作り【民兵小隊】を潰そうとしたが返り討ちに遭って火種は世界規模に進んだんだ」
「それで先生たちは……まさかその軍に所属していたのか!」
「大正解、俺たちはそこで【人類最強の軍人】と呼ばれる人に鍛えられその小隊と初めて戦ったんだが負けたんだ」
「それで先生たちは?」
「私たちは初めの戦闘に連れていかれることなく【連合軍】の基地で待機していたんだ。そしたら玉砕だからね」
「それで連合軍は?」
「解散される事なく【小隊】と8年間戦うことになって8年も立てば向こうもロボとかを使うようになって」
「そこでふたりは破壊しまくったんだな」
「ご名答」
「【とある小隊】を壊滅させた後に俺たちは日ノ本の国に渡り俺たちの国を滅ぼした奴らに対しての復讐計画を練りながら教師をしていたんだ。……話はこれで終わりだ、家を建てる組と海を調べる組と畑やら生活に必要なのを作るので別れるぞ」
皆はまだ聞きたそうにしていたがそれぞれのチームに別れて調査などが始まった。