秘密の暴露とあちらの世界
来年も宜しくお願いします。
【???島】
《日天の宿屋…前》
「へぇ…ステータスの上限か…」
「もしかしたらリミッターが外れてるかもしれないよ。この世界はあちらの世界の理から外れてるからね」
「先にお二人様のステータスを見せて貰いましょうか?」
「異世界の人間のステータスをかい?」
「そもそもふたりは見られるの?転生先で」
「向こうの世界はステータスという概念がないから見るとか見ないとかないな。だがサンゴの家にある書斎室にとある本を見れば見られないことはないぞ」
「鑑定するならエンロウだな。こいつは【鑑定(極)】のスキルを持っているから隠していても全部丸見えになるぞ」
「二人とも良いですか?」
「鑑定して後悔しても知らないぞ?自分」
「不安になるようなことを言わないでください。では鑑定」
【ステータス】
ルドヴィカ・E・ミットカティオ・シフォールディア三世
レベル272【レベル上限解放済み】
性別♂
年齢 13歳(本来は38歳)
称号 破壊王【亡国ミットカティオの王子】
種族 人間
職業 教師
体力 325000
魔力 8000
力 1798
守備 1683
魔防 2500
技 2805
【スキル】
【ウェポンマスターレベル75】【体術レベル83】【料理レベル61】【鍛治レベル80】【修理技術レベル83】【毒耐性レベルMAX】【身体強化魔法レベル83】【運転技術レベル85】【薬学レベル73】【アイテムボックス】
【エクストラスキル】
【精神が極太い】【異世界から召喚されし者】【心眼(極)】【人々を導く叡知を持つ者】【極運の持ち主】【付与魔法】
【状態:サンゴととある部分を交換中】
【ステータス】
サンゴ・澄谷・フュリルス
レベル270【レベル上限解放済み】
性別 ♀
年齢 13歳 (本来は38歳)
称号 素手でロボと戦える様になっちゃた人【亡国ミットカティオの生き残り】
種族 人間
職業 教師
体力 55000(戦闘時では5倍)
魔力 12500
力 1800
守備 1583
魔防 1650
技 1485
【スキル】
【ウェポンマスターレベル63】【体術レベル82】【料理レベル63】【薬学レベル73】【毒耐性レベルMAX】【身体強化魔法レベル82】【運転技術レベル58】【釣りスキル123】【アイテムボックス】
【エクストラスキル】
【宿屋兼自宅の召喚】【異世界から召喚されし者】【付与魔法】【心眼(極)】【体力増量(極)】
【状態:ルウカととある部分を交換中】
「えっ」
「なっ何だと…」
「あらあら…まぁまぁ」
「転生先ではルウカ先生は王子様かい!」
「な?見るもんじゃないだろ」
「サニカ先生に至っては【素手でロボと戦える様になっちゃた人】だと」
「その辺の話も後でするよ。その前に全員の鑑定をしてからね?」
「先生たちのステータスを見る限り上限解放されてるよな…鑑定しなくても…」
「ヤれ」
「…はい」
こうしてつつがなく鑑定祭りは終わった。オレのステータスはこうなっていた。
【ステータス】
ビワト・アシュクラフト
レベル150【レベル上限解放済み】
性別 ♂
年齢 15歳
称号 次期アシュクラフト本家の当主
種族 人間(本来なら魔族と人間のハーフだが先祖から引き継ぐ妖精の血が魔族の血を打ち消し純粋な人間として生まれた)
職業 冒険者
体力 283000
魔力 8500
力 1000
守備 825
魔防 920
技 830
【スキル】
【刀術レベル73】【体術レベル50】【水魔法レベル77】【短剣術レベル65】【毒耐性レベル80】【身体強化魔法レベル67】【運転技術レベル48】【アイテムボックス】
【エクストラスキル】
【水泡の祝福】【アシュクラフトの刀術】
「………………」
「まぁ、落ち込むなよ」
「槍の訓練しますか?」
「オレはこのまま行く。父さんと母さんが強すぎるんだよ……親世代が優秀なのは良くわかったよ」
「コレが現役のステータス…」
父親のステータスがコレである
⬇️
【ステータス】
フジトラ・アシュクラフト
レベル200【レベル上限解放済み】
性別 ♂
年齢 41歳
称号 アシュクラフト本家の当主
種族 人間
職業 開拓者
体力 41000
魔力 6300
力 1500
守備 1000
魔防 1250
技 1300
【スキル】
【刀術レベルMAX】【体術レベル83】【水魔法レベルMAX】【槍術レベルMAX】【短剣術レベルMAX】【毒耐性レベルMAX】【身体強化魔法レベル89】【運転技術レベル68】【アイテムボックス】
【エクストラスキル】
【アシュクラフトの刀術】【喧嘩の達人】【慧眼】【世界の流れを読む者】
「領主兼ギルドマスターじゃなくなってる」
「そりゃあ…もう俺が管理していた土地は無くなったからな。親父たちはシルトフォール山が無くなるのを見ていただろうか…」
「婆ちゃんたちそういえば向こうにまだ残ってた…ヤバくないか?」
「あの2人は現役ですからね。きっとちぎっては投げてを繰り返している事でしょう」
「レンゲは妖精の血が色濃く出たから体の成長が止まって若いままだからね」
『レンゲ様はかなりのお転婆ですからね』
「……後で連れてこないとだな。あちらの世界で何を仕出かすか分かったもんじゃない。魔神の神殿にカチコミ入れに行ってないことを祈るか」
「えっ」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【魔神の神殿】
《魔神の間…扉前》
「ふたりの老人の侵入をつい最近許しラディオルエンド様が散々な思いをしたばかりだと言うのに…今度はいったい…」
ガクッと意識を手放した。
「ちょっ!なんでアンタ!気絶すんじゃないわよ!」
「ラディオルエンド様……お逃げくだ………」
「今度は何なんだ!何者だ!」
「Zzzzz」
「アンタは寝てんじゃないわよ!」
「おや?まだ元気が有り余っているようだな」
「レンちゃん、コイツらは放置して魔神の元に行こうか」
「ちっ……こんなのに【シルトの連中】が負けたというのかい」
「フジトラに町の事は任せていたからね。魔王たちも【魔の大陸】で拠点を本格的に作り始め住人の避難も完了してます。今の魔神の強さを確認したら手伝いしに戻らないとです」
「わかっておる。しかし…プレシセア先生もモーリンのババアも姿が見えんからな」
「土地ごと消えていましたし…それに【シルトフォール山】も消し飛んでましたね。あの伝説の空島の【天の島】も無くなってました」
「……コレで先生たちもこの世界には転生されないな」
「ですが【例の宿】もありませんでした。既にこの世界にあそびに来てるようですけどね」
「出会える日を楽しみにしていよう。では……狩りに行こうか」
「はい」
数十分後の【魔神の間】
「ご無事ですか!」
「ラディオルエンド様!」
「おはようございます~…あり?」
そこには黒い靄を消され追い剥ぎされ上からモザイク掛かった状態の亀さん縛りの姿でラディオルエンドは吊るされていた。
「ラディオルエンド様ぁああ!!」
『……あんなのがまだ居るなんて聞いてないぞ!』
「我々でも把握しきれていない者がまだ居るかも知れぬ。探りをいれる!行くぞ!」
「「「「了解!」」」」
『どこに向かう気だ!降ろしてから行け!』
だが使徒たちはラディオルエンドの話を聞いていたのか無視したのか…さっさと外に出掛けた。長い時間を6人の使徒に放置され吊るされて結局は自力で縄を解き事なきを得た。
次の更新は作者の都合で1月の10日とさせて貰います。




