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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【2度目の人生編~世界散策の章~】
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休憩をしよう

【魔結晶の洞窟】


《???》


「希少なモンスターが…大量発生」

「希少な貴金属が…剥き出しになってる」

「少し寄り道するよ」

「この洞窟には地底湖があってな。そこで休憩と希少な貴金属を採取するぞ」

「きっ危険は…?」

「私たちが行く所は特に危険はないよ」

「おいたをしていた主に2回目の厳重注意したからな」


コイツらホントに何者なんだ?馬車もどきが音を鳴らしながら進んでいると洞窟の中では異質な空間が現れた。


「ここが地底湖か」


希少な貴金属が四方八方に生えてそして地底湖として相応しい程の水溜まりが現れた。


「洞窟の中なのにほんのり明るい…」

「水面が明るいのは月光石が上から生えているからだね」

「キレイ…」

「もし泳げるなら泳ぐと良いぞ、この地底湖の一番深い所に巨大な浄化石が合ってな、それが常にこの地底湖を綺麗に浄化しているから汚くないしな!」

「みっ水着がない」

「パンツ一丁で泳げばいいだろ?サンゴ以外は男なのだから」

「ひっひとり女性が居るだろ」

「コイツは女だが女じゃない、男に着いてる物を見てもへって苦笑するだけだから安心だ」

「あ"?」


【サンゴはルウカに対して威嚇した!しかしルウカは動じず訂正した!】


「…訂正する。女だけど男の素肌見てもキャーって言わないから安心しろ」

「絶対に嫌だ!」

「オレは入らせて貰うかな、こんな機会なかなか無さそうだしな」

「サンゴ、俺も入るが良いか?」

「良いんじゃない?入る前に水を汲んで貰える?」

「…ビワト、協力してくれるか?」

「良いぞ」


男ふたりはその場でパンツ一丁になり馬車もどきに服を置いてからタンクをふたりで持ち地底湖に向かった。


「はっはしたない!」

「君は良いの?」

「ぼっ僕は入らない!」

「男の肌なんて常に見ているだろう?そこまで動揺しなくても」

「動揺などしていない!」

「……なら採掘を手伝って貰って良い?」

「えっあっ…それは…りっ了解した」

「それじゃ、早速今回の採掘ポイントに行こうか」

「籠は持っていかなくて良いのか?」

「アイテムボックスがあるから必要ない」


ふたりも採掘ポケットに向かった。


【魔結晶の洞窟】


《地底湖…水中》


「生き返る~!やっぱり水浴びは良いな!」

「冷たっ…さすが地底湖」

「ウォーミングアップはしたし…少し水の中に潜って貝採取してくるな」

「えっ」


ルウカは水中に潜って行った。


「パンツ一丁だよな?」


足を地底湖の水に付け水温に慣れるまで待った。


「……浮き上がって来ないぞ、低体温でくたばったか?」


すると足をガッと冷たい何かが掴んできた。


「ひっ!みっ緑の生物!」

「何や…人間かいな…ルト…ルウカが潜って来たと思ったら他にもいたんかい…しかも野郎か」

「イェァアアア!シャベッタァアア!!」

「五月蝿いで、人間ー


ブクブクと水面に空気が浮かび上がり緑の生物が宙に浮かんだ。


「ちょっアカーーーーン!」

「邪魔だエロカッパ!!」


ルウカは水中からカッパのケツに向けて左腕をグーにし勢いを着けて勢い付けて殴っり飛ばした。水中から顔を出し水面に足を浸けているビワトの元に向かった。


「大丈夫か?何かされなかったか?」

「……大丈夫だ…足を捕まれただけだ」

「全く、場所が移っても変わらないなアイツは」

「知り合いなのか?」

「あぁ、昔からな」


ポチャンと地底湖に落ち数秒後にプカプカと緑の生物が浮かび出した。


「良いのか?放置して」

「あれくらいじゃ死なないから平気だ」

「因みに…何を持ってるんだ?」

「この地底湖のみ生息している【大結晶シャコ貝】だな」

「大結晶シャコ?」

「魔力を帯びている中身を食べても旨い、貝殻は結晶で出来ていて高く売れ【結晶真珠】も取れて一石三鳥だ」

「沢山居るのか」

「ここには俺やサンゴと強いオカマたちぐらいしか来ないからな、それに狩り過ぎないように調整してるからある程度は生息しているぞ」


何か聞こえちゃ行けないお言葉が聞こえた気がするが…。


「他に何か採取する物は無いのか?」

「結晶珊瑚や大結晶シャコが育てられなくなって吐き出し地底湖の底に貯まっている巨大な結晶真珠ぐらいだな」

「へぇ~危険なモンスターが居ないなら、オレも泳いで行ける所まで行くか」

「おう、行ってみろ、景色も良いからな」


オレは全身を地底湖の水に浸けた。…傷口が痛い筈なのに痛くない…。

オレは先祖から受け継がれている力を解放し地底湖の深くに潜って行った。

予想より深く月光石の光が届かないのか地底湖の底に進む度に暗く冷たい、先祖から受け継がれている血を解放したお陰か冷たく感じなかったん最初から使えば良かったか?

途中に大結晶シャコを見かけたが素早く動くので捕まえられなかった、どれだけアイツは早く泳げるんだよ!ってレベルである。それとここまで潜ったのかと思った。


(そろそろ底に着かないとヤバそうだな)


ギリギリまで進むと突然、猛烈な光が差し込んできた。


(こっこれは!)


どうにか地底湖の底に着いたらしく地底湖の底に広がるのはとてつもない程の幻想的な景色だった。

大結晶シャコが吐き出したと思われる様々な色の巨大な結晶真珠がキラキラと輝きを放ち地底湖の底を照らし巨大な結晶真珠は一粒が十センチの大粒がゴロゴロと転がっていた。


(ここまで来た記念として一粒持っていって良いかな?)


オレは巨大な結晶真珠を一粒手に持って戻って行った。





【魔結晶の洞窟】


《採掘場》


「ここも随分と美しい…」


カーン…カーン…カーン…


「……このBGMがなければ良いのに」

「タズル君、その場所から右の方に離れて危ないよ」

「わかった」


指示通り動くと元々居た場所から水がドバドバと流れ避けきれず制服がほんのり濡れた。


「服濡れたけど平気?」

「これくらい平気だ、後どれくらい採掘するんだ?」

「あと1ヶ所採掘して戻るつもり」

「わかった」

「あんまり離れないでね」

「わかってー…うぐっ!!」


タズルは足下を見ずに歩き出し穴に落ちそうになったがサンゴががっとタイミング良く掴んだ。


「おっと…早速落とし穴に落ちそうになったね」

「おっ落とし穴が!」

「この調子だと危ないから採掘止めて帰ろうか」

「はっ早く!」

「引き上げるから待って」


ヒョイっと直ぐに助け出された。


「えっ」

「もうこのまま帰ろうか」

「あっはい」


…僕を片手で軽く持ち上げた?小柄で女性なのに手の平が固いな。


「どうしたの?」

「なっ何でもない」

「そう、手を繋いで歩く?」

「ぼっ僕は君と同い年だっ」



来た道を戻り今度は無事に辿り着ついた。


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