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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
【勇者卒業の章】
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いざカフロルト王国に向かって

「くぁ~…寝不足だよ」

「あんなの見たら寝られないし、トラウマになるわ」

「結局目を瞑っても寝られなかったしね」


ミストル、お前は寝てたぞ?…直ぐにくぴ~…てな、寝られなかったのはオレの方だ。


「今日は森を抜けられそうだ」

「今日こそ村人以外の人と会えるといいね!」


お前はそういう奴だったな、昨日のはカウントしないんだ。


「朝飯食って出発するか、オレの料理当番だな…キッシュ作るか」

「僕の大好物だよ!」

「小麦粉とか調味料系をばあちゃんがリュックに入れておいてくれたから作れるしな」

「卵必要だよね……取って来る!」

「ミストル!あんまり暴れるなよ?」

「テスはパイ生地とか材料の準備してて!」


ミストルが全力で卵を取りに行った…パイ生地の準備をしていたら、ドカーーンとか地響きがしたするとデカい鳥が泣きながらミストルを追いかけている、ミストル飛び蹴りを入れてデカい鳥が吹き飛んで言った。


「テス!取って来たよ!卵!」

「そこまでしなくてもいいんじゃないか?」

「死活問題だよ、キッシュは卵料理だから」

「ミストルが蹴り飛ばした鳥が恨めしそうにこっち見てるんだけど」

「問題ないよ、弱肉強食の世界だからね…あの親鳥は今日の昼飯にしようか?」

「……止めといてやれ」

「もしかして全部卵取って来たのか?」

「うん」

「…一つだけでも良いから返してきなさい」

「ヤダ」

「親鳥泣いてるぞ」

「プリンとかも食べたい」

「……四つあれば足りるから、残りの三つ返してきなさい」

「テスも一緒に来てくれたら行く」

「わかったよ、オレも行くよ」


ミストルと共に親鳥の元に向かった。


「クェエエ!」

「お前に卵を返しに来た、だがお前はミストルに負けたから四つの卵はオレ達が貰う」

「クェエエエエ!」

「その代わり三つは返す」

「クエ…」

「ミストル卵を籠に入れて置きに行くぞ」

「その代わりプリンアラモード作ってね」

「わかったよ、作ってやるから卵フルコースは我慢しろ」


オレとミストルは三つの卵が入っている籠を親鳥の近くに置いた。


「たくさん食べられると思ったんだけどな~」

「じゃあな」

「クェェエエ!」


親鳥は嬉しそうに籠を足で掴んで帰っていった。


「朝飯作りの続きをするか」

「うん、楽しみにしてるよ」


オレはミストルのお望み通りにキッシュとプリンアラモードを作って朝食を取った。



◇◇◇


「美味しかった~…満足したよ」

「あの卵で作ったキッシュとプリンアラモード濃くて美味しかったな」

「今度はバレないように狩る…」

「さてラセスたちを呼んで移動するか」


なんかとんでもない事を言ってるが聞かなかったことにしよう、ラセス達を呼んで移動を開始した。


「それじゃあ僕たちは空から見張ってるからね」

「何かあったら教えてくれ」

『…ティルクスも気を付けてね』

『私が居るのだから平気だセルクシア』

「そう言って木に足を引っ掻けるなよ」

『大丈夫だ、そんなドジを踏まない』

「テス、母ちゃんとルトラウスさん頼まれたもの届けるのどこの国だっけ?」

「カフロルト王国だな…あとドルクトスなら行っても問題ないってじいちゃんとばあちゃん言ってたな」

「王都ってどういうところかな?賑やかだって言ってたよね」

「近くの村とかも在るらしいけど寄るか?」

「う~ん…人混み苦手なんだよね…パスする」

「でも途中で旅の必需品の補給しないとだぞ」

「隠れ里が近くにある村に寄ろうよ、それなら僕も寄るよ…セルクシア、カフロルト王国までどれくらいかかる?」

『カフロルト王国ならここからだと2ヶ月でしょうか?』

『私たちの足でもそれくらい掛かるな』

「結構かかるね」

「やはり途中で補給しないとだな」



その立ち寄った村でとんでもない出来事とオレの復讐がなされるなんてな。



◇◇◇




カフロルト王国 女王の事務室


「まだかのう…早く来ないかのう」

「女王陛下この間からとてもお気分が宜しいようで」

「ソナタは昔から仕えてくれておるからな…姉上の子が来てくれるかも知れないのじゃ」

「!…イシェーラ様のお子ですか!」

「これ、声が大きいぞ」

「申し訳ありません…私なんだかわくわくしてきましたよ!」

「…ソナタが興奮しているのを見るのは久しぶりじゃな…」

「この歳になってもトキメキは良い刺激ですぞ!」

「わらわもソナタのハッスル振りには驚きじゃ」

「先代女王イシェーラ様は苦労の連続でしたからね」

「貴族の不正や国を変えるために血の改革をして…齡十歳の小娘に何が出来ると本当に苦労をしたからのう…わらわを守ってくれていたからな」

「私もイシェーラ様のお手紙を拝見させて頂いてますが…本当に楽しんで過ごしているみたいですから」

「ソナタには特別じゃからな手紙を見せるのは」

「女王陛下様たちの成長を見るのが私の楽しみですから…私も待ち遠しくなりたした」

「ふふふ…首を長くして待っていようかのう」





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