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第9話 図書館そして次のクエストへ

職業は、ギルドにてランクD以上、レベル10以上で選択可能です。

「それはそうと、実はここにはクエストの依頼できたんです。なんでも図書館の掃除とか」


そういうと、受付のお姉さんは、あーなるほどと納得のいった顔になった。


「その年ごろで、図書館にくるなんて珍しいなと思ったんです、なるほどークエストの依頼でしたか、それでしたら依頼の説明をさせていただきますね」


 いや、本を読みたかったのもホントなんだけどね、まーいいか。


 依頼の内容としては棚にしまわれていない本を棚に戻したり、床の掃除や窓ふきといったもの。それとたまに高いところにある本をとったりしていた。本の貸し借りはそう多くなく管理はしやすいみたいだ。

大変なのは、本をもっていってしまう人がいること。出入りの際は一度荷物や服のチェックがあることが、人の出入りが少ないことにつながっているのだろう。とはいえ人が増えたら、管理が行き届かないからしかたないのかもしれないが。

 夕方になり、クエストは終了となった。このクエストを受けてくれる冒険者は少ないから、また来てほしいとのこと。おすすめの本とかも聞けたし、定期的に来るのであれば、本の貸し出しとかもしてくれるとのことだったので、ここにはしばらく通おう。そうして本を1冊かりた。


クエストの達成報告にギルドに行くと、ちょうどトールも戻ってきてたようだ。


「どうだった、魔物退治は?」


「おー、大分慣れてきたぜー、こころへんはオオカミ以外は何とかなる、ゴブリンも2体なら問題ないな。そろそろ大きい討伐クエストやりたいぜ」


 たのしそうでなによりだ、俺も冒険者になったのだから魔物の討伐もしたいところだ。


「それでしたら、ゴブリンの巣窟討伐クエストを受けてみてはいかがでしょう?今日のお二人の依頼達成でランクもEにあがりましたので、参加できますよ。ちょうど、他にも受けたがっている冒険者がいるのですが、この依頼は4人からなので、ちょうど探しているので。実は、パーティーメンバーの募集よりもこうして合同依頼を受けたほうがパーティーメンバー増やせるんです」


 そういって受付の女性はにっこりとほほ笑んだ。ここまで調子が良いのは、ギルドマスターのジョウホがギルドに連れてきたくれたことや、装備が充実しているからだろう。たいていはEランクに上がってもすぐに難しいクエストは受け付けることはしないそうだ。

 危険はすこしあるが、俺たちにとっては良い話だ。すぐに受けるように話をした。


「そしたら、準備して明日の昼間にもう一度来てください、残りの2人にも声をかけておきますので



 そうして俺たちは宿屋に戻ってきた。薪を二人で割りながら、今日あった出来事を話す。


「いやーゴブリンの巣窟ってすっごいわくわくするよなー。チェーンソードが思った以上に使いやすくてさ、ファイアの魔法もつかってるけど、一度武器を手放すのがなー」


 クエスト依頼のスライムだけでなく、ゴブリンも討伐している為に、大分自信があるようだ。


「おまえはどうなんだー?村になかった図書館が珍しいのはわかるけど、つまんないだろ?」


「いや、そうでもないよ、人が少ないから結構本も読めるんだ。今日は魔物の言葉の本を読んだよ。とはいっても、まだこの変にいる低級の魔物だけどね」


 魔物といっても、スライムとか植物モンスターとかの言葉でなく、ゴブリンやオークといったものだ。ほかにもドラゴン、魔族、エルフ族や、小人族、オーガ族の言葉もあるらしいが、そっちの本はまだ読めていない。


「ゴブリンと戦った時は確かになんかしゃべってんなーとは思ったけど、魔物の言葉なんてわかったところで意味なさそうだけどなー」


 トールは大して興味なさそうだ。そうして掃除が終わり、今日も終わった。今夜読むのは、図書館から借りてきた本だ。今日の本は、冒険の心得だ。巣窟攻略では、たいまつは必須のようだ。

 パーティーに<ライト>の魔法をもっている人がいるとかなり助かるようだ。ゴブリンの巣窟の場合は、かならず分岐があり、ところどころに飾り物があり、そういったところにゴブリンが隠れていて、後ろから攻撃してくることがとても多いようだ。異臭がするので、香草をもっておくと良いらしい。

 また、ゴブリンの武器には毒が塗ってあることが多いために、解毒が必要。うん、たくさん必要なものがあるな。でも、薬草と香草、解毒草はあるから、たいまつの準備くらいだけど、これもトーヤが火をつけられるから大丈夫だろう。

 さて今日は早めに寝て明日に備えよう。冒険者良い人たちだといいな。

トールレベル8

アオイレベル7



続きます。


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