プロローグ
何となくアザラシの赤ちゃんの可愛さに負けて書いてみた物です。
アザラシ……水族館で見ることも出来る比較的丸めのフォルムにつぶらな瞳。
私も大好きだが……
『いくらなんでもなりたくはないよね~』
「きゃー♪可愛いっ」
「どこから来たの?」
「ふわふわモコモコな白い見た目に真っ黒なウルウルな目……」
「「「可愛い~!!」」」
「きゅ…」
はい、お察しの通り。目が覚めたらアザラシの赤ちゃんになってました。
白いふわふわな見た目にウルウルな目は可愛いですよね~。わかりますけど……
どう見ても私………異世界に来てるみたいです。
私を取り囲んで騒いでるお嬢さん方……どう見ても人間じゃない。だって腰から下が魚――所謂人魚なんですよ。どーなってんの?
「くぁ~……きゅ~(あー眠い)」
見た目通りに赤ちゃんですからね現在の私。眠くて仕方ないです。
「あ~ん可愛い~」
「どこから来たのかしらね?」
「見たことない姿だし…」
「でも、可愛いから」
「まぁ、いっか」
うん。早く元居た世界に帰りたいと思いつつも、睡魔に負けて眠りこける私であった。
それにしても、どの世界でもお嬢さん方はかしましいものなんだね。あと可愛いものには目がないのね。
さて、どうなる私……希望は戻れないのなら水族館辺りでお世話になりたいかなぁ……ムニャムニャ
のほほんと書いていきたいと思います。