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番外短編  作者: 黒藤紫音
7/12

一緒にお風呂!

十位さん(OriginalVision:http://nanos.jp/originalvision/)宅の青希緋蓮ちゃんをお借りして書かせていただきました!

十位さん、ありがとうございます!

*ガールズラブ要素とR-15要素がありますのでご注意ください!*

コラボ小説です。

「うわあ……!」

「ん、緋蓮ちゃんどうしたの?」


 詩歩が1フロア借りきっている、「ソフィエル鈴白」のとある一室。

 その浴室にて、詩歩と緋蓮は同じ浴槽に入っていた。

 ちなみにこのマンションの浴槽はわりと大きく、女性二人、それも片方は小柄な緋蓮だし、一緒に浴槽に入ってもあと一人分くらいの余裕はある。


「いやー、詩歩さんおっぱい大きいなー、と思って。本当に」


 そう言って緋蓮がじっと見ているのは、詩歩のその爆乳である。

 湯に浮いてすらいる。絶景だ。


「あはは、ありがと」

「ね、触ってもいいですか?」


 言いつつ、手をわきわきとさせている緋蓮。

 ここまで大きいと、たとえ同性といえども興味を惹かれるのだろう。

 ましてや、緋蓮はお世辞にも胸部が豊かとは言えない。


「いいけど……代わりに緋蓮ちゃんのおっぱいも触っていい?」

「いいですけど、ちっちゃいからつまんないですよ?」

「全然問題ないわ」

「そっか。じゃ、私が先に――えい!」


 許可をもらったと同時、緋蓮は詩歩の胸元に飛び込んだ。

 緋蓮の顔は詩歩の爆乳に埋まり、その両手は鷲掴んでいる。


「きゃん!」

「うわ、わかってたけど大きい! 私の顔埋まる!」

「緋蓮ちゃん、そこで喋られると息当たってくすぐったいんだけど」

「あ、ごめんなさい……そりゃあ!」

「ひゃん!」


 緋蓮は鷲掴みしていた手を動かし、爆乳を揉み始めた。

 詩歩はくすぐったそうに身をよじっているが、嫌がっているそぶりはない。


「すごーい柔らかーい! っていうか、下から持ち上げようとしたら重! すっごい!」

「あはは、緋蓮ちゃんくすぐったい」

「すっごい揉み甲斐ある! 楽しいー!」

「くすぐったいってば、緋蓮ちゃん!」


 あん、と詩歩が嬌声をあげた。

 緋蓮はその声に笑みを浮かべ、さらに詩歩の爆乳を揉みしだく。


「うおお、すごい……いつまでも揉んでいたい」

「あはは、くすぐったいってばホント息できない!」


 そのまましばらく揉み続け、気が済んだのか緋蓮は手と顔を胸から離した。

 詩歩ははぁはぁと荒い息をしており、その姿はとても妖艶だ。


「好き放題してくれたね……次私ね」

「ひゃう」


 そう言って、詩歩が緋蓮の胸を真正面から掴んだ。

 詩歩のそれと比べるとほぼまっ平らだが、それでも多少はあるようで詩歩はぷにぷにと弄んでいる。


「ちっちゃい……ああでも、このくらい慎ましやかなサイズのほうがいいわー」

「詩歩さん、ちょっと揉み方がぁ……」

「えー、さっき緋蓮ちゃんだってやったじゃない。気持ちいいー」

「やー」


 詩歩の揉み方は、先ほどの緋蓮のような一心不乱な揉み方ではなく、存分に感触を楽しんでいるような柔らかい手つきだった。

 そして揉んでいるうちに興が乗って来たのか、詩歩は少し身を乗り出した。


「……緋蓮ちゃん、ホント可愛い……手ェ出したい。ちゅーしちゃダメ?」

「詩歩さんならいいよー」

「じゃあ、ちゅー」

「あはは、ちゅー」


 詩歩は緋蓮の額に口づけ、緋蓮は詩歩の頬に口づけた。

 ちなみに、今もまだ詩歩の手は緋蓮の胸を揉んでいる。


「ねー、詩歩さん。また揉んでいい?」

「いいわよ、緋蓮ちゃんなら大歓迎」

「やった、詩歩さんのおっぱいって柔らかくて揉み心地いいから」

「ありがと」

「そりゃ」

「きゃん」


 浴室という狭い空間で、美少女と美女が密着しつつじゃれ合っているという光景は眼福物だ。

 ここだけ花畑が咲いているような気がする。なんという幸せ空間だ。

 そして、扉一枚隔てた脱衣場。

 顔を洗いに来ただけなのに、そんな二人の声を聞く羽目になった涼護は、はぁと溜息をついて。


「……師匠と友人の百合現場に出くわした。ぶっちゃけ気まずい」


 誰に聞かせるわけでもなくそう独り言を残すと、涼護はその場から逃げるように去って行った。


感想いただけると嬉しいです。


また緋蓮ちゃんは百合っ子ではないので勘違いなきようお願いします。

詩歩も同様です。

あと何がとは言いませんが、詩歩はGです。

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