I.E2086.1月5日.土曜日
昨日にも言ったように、私はゲームサークル「戦乙女ノ追跡突撃班」に入ることとなった。私は戦乙女ノ追跡突撃班に入ったことを公式に声明を出すことを決めた。ただ、それは戦乙女のメンバーと一度顔を合わせてからにしようと思い、遥に近いうちに会えないかを今日の朝に連絡した。そこから返信が返ってくるのは速かった。
遥からはこう言われた。今からでも会えると。早すぎる展開に私の頭は、理解が追い付かなかった。訳も分からないまま、私は家を出る準備をはじめた。
ゲームの大会に出るとき必ず着る服を着て、一応仮面をカバンの中に入れて、待ち合わせ場所へ急いだ。私は普段、家からというよりも部屋からも出ないので、太陽の光で思わず目を細めてしまった。だめだ。目を開くことができない。なとか細い視界の中道を歩き、ついに待ち合わせ場所へたどり着いた。
待ち合わせ場所には遥がおり、満面の笑顔でこちらへ手を振っていた。
待ち合わせ場所は、彼ら戦乙女の本拠地であり彼らの家であった。人の家にあがるのはずいぶんと久しぶりだった。少し緊張しながら私は足を進めた。
全員の視線が一斉に私へ降り注ぐ瞬間、私は少しビクッとしてしまったが、すぐにその緊張も何もかも溶けた。全員柔らかい笑顔で私を出迎え、歓迎してくれているようだった。軽い自己紹介を終え、早速私が戦乙女ノ追跡突撃班に入ることについて話した。
戦乙女ノ追跡突撃班に入るには、条件があるらしい。それが、「戦乙女ノ十戒」という決まりを守らねばならないそうだ。
戦乙女ノ十戒
その壱、自分の好きに嘘をつかない。
その弐、他人の好きを否定しない。
その参、物事を客観的にとらえることを意識する。
その肆、柔軟で広い視野を持ってみる。
その伍、今までにない体験を。
その陸、常にポジティブに。
その漆、他者へ敬意を示す。
その捌、好きを押し付けない。
その玖、何でもやってみる。
その拾、とにかく楽しむ。
これら10個の決まりが、彼らが最も大事とするモットーだった。私は戦乙女ノ十戒を守ることを約束し、私は正式に、戦乙女ノ追跡突撃班の一員となったのだ。
SNSで、私が戦乙女ノ追跡突撃班に入ったことを発表した。それについて様々な反応を示していた。戦乙女ノ追跡突撃班の圧倒的な数と諜報能力、さらに私の圧倒的実力。この二つが合体してしまった今どう倒せばいいのだというものが最も多かった。元々強豪の部類に入っていた戦乙女ノ追跡突撃班がさらに強くなったことで、今後のゲーム大会はさらに高レベルなものになるだろうといわれている。
私は、彼らと共に、自分たちのありのままを曝け出すために、歩みを進めるつもりだ。
I.E2086年1月5日。




