第9話 永正2年(1505)旅立ち
この作品は歴史的な史実とは別次元の話ですので、
全て私の妄想・非常識・変態の展開ですが今後ともよろしくお願いいたします。
1年前に嫁にいった姉が見送りにやってきた、そして今年兄の嫁に来る結さんが一緒だ。
この時代は京に行く事は今生の別れみたいに大袈裟な事だ。
何のイベントも無ければ15日から20日内に到着だし、京で少し過ごしても2カ月で帰る予定だ。
婆も母の姉や兄嫁も泣いていた。
まア~自分は病気では死なないけど・・・そんな事は口が裂けても言えないし・・・
30分ほど家の前で、旅の見送りして、又平さんと塚原家に向かった。
3日かけて第一目標の小田原を目指す。
途中は何のイベントも発生せず無事に小田原の拠点に到着した。
朝孝(卜伝)は村長の友蔵さんの家に宿泊して俺としては、又平さんと竹刀や防具を卸している小田原内の道場に向かうことになっている。
朝孝(卜伝)も行きたいと言うので連れも含めて向うことになった。
当日、道場についたが道場の周りの雰囲気がおかしい!・・・
遠くから観察して分かったことは、お偉いさんが来ているらしい。
爺さんと孫?
又平さんが「新右衛門様こちらへ・・・」と言って紹介を受けていた。
朝孝(卜伝)たちは、
「鹿島より来た。塚原新右衛門高幹です。」
見たいな挨拶して、道場で軽く形を披露していた。
なんか…事前に打ち合わせしてセッティングされていたに違いない。
青田刈りか!未来の剣聖だから人材としては申し分ない。
爺さんの正体は北条早雲(現在は伊勢宗瑞)と息子の氏綱のようだ。爺さんだけど50代位だね。昔読んだ記事で誕生が永享4年(1432)と康正2年(1456)説ありどうやら康正2年の様だ。
又平さんパイプ太すぎだよ・・・・
俺は、道場主と竹刀や防具の説明そのたを又平さんと共に話し合いしいたら、早雲様が鍛冶屋の俺の所にやってきて
「面白い物を作っているみたいだな~・・・刀も見たいが・・・あるか」と言われ、
又平さんに
「直答しても構わないか?」
と聞くと、又平さんかコクリと頷いたので、
「新右衛門様の刀が・・・手前が打った物になります。」
と答えた。朝孝(卜伝)は後で渡した高級品を渡して早雲さんがじっくりと観察していた。突然、
「試し切りをしたい!」
と言われ了解を朝孝(卜伝)に求めていた。即OKで、巻藁を用意して
「スパ・・・スパ!」と、
あまりの切れ味に驚愕していた。
「かつて、この地は国光や正宗などの名刀と呼ばれた相州伝の匠がいたが昔の匠の技は無い、今、貞宗の様な刀・・・」
貞宗をベースにした刀だから・・・なんかイヤな予感・・・・・・
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