第五十一話 永禄九年、卜伝
この作品は、歴史的な史実とは別次元の物語です。
妄想的で非常識、そして変態的な展開ではありますが、
今後ともよろしくお願いいたします。
朝孝(卜伝)が約10年近くの3回目の廻国修業を終えて小田原に寄ってくれた。同じ77歳でもだらしない俺とは違い、威厳がある朝孝(卜伝)と挨拶をかわし、和風旅館でもてなし、旅の疲れを癒してもらい旅の話を沢山した。
今は鹿島も北条の内だ。時代の変化を語り、酒を酌み交わした。その後小田原の屋敷で生涯を終えるが、性分なのかハワイやオーストラリアとか北米に旅行をしている。
彼は国外でも人気者だ。武道館と大学のトップであり弟子の数がハンパない。北米では弟子達に「先生!先生!」と現地民の英雄のごとく慕われ大歓迎された。やはり、無敗の剣聖は万国共通で尊敬される。俺は皆に、
「俺が一番初めに教えてもらった。」
と、武芸者に自慢する。但し、「ただ、俺は鍛冶屋だから、一番弱い。」と付け加える。さもないと、武芸者と試合をしなければならないとんでもない事態になるからだ。ただ、武芸者の中で俺の仕事(上級品の制作者)がわかる者はむげな態度はない。
永禄十年、信長が稲葉山城を落城させ、稲葉山城下の井の口を岐阜と改め、小牧山から居城を岐阜城に移した。北条は、後方援護をして、直接の支援はしていない。甲賀と伊賀の者を6割強雇用して、伊豆に拠点を与え信長の邪魔にならないように朝倉・浅井家と山城と摂津での仕事を与えている。信長は近江の浅井長政と同盟を結び、その従姉妹の恭を嫁がせ、自力でどんどん進んでいる。
幻庵(高橋是清)はこの年から、風魔に京の三条通りにある寺を拠点として活動している。すっかり爺の俺は、最後の仕上げに取り掛かっている。
核融合発電の最終段階となり、実験棟で試運転の開始を氏康(石原莞爾)と幻庵(高橋是清)と氏政が参加してカウントダウンだ……三・二・一・点火………………
「ダメか?……」
小さく静かな音が段々と高くうねり運転し始めた。幻庵(高橋是清)が「三度目の正直ですね。おめでとう」と言われ、戦中にこれがあれば、敗戦することはなかっただろう。などと妄想しながら、夢のエネルギーを見守っていた。後は、小型化だね!
夢の核融合炉はPCが無いと稼働しない。20年前から使用しているが、こちらも半導体の問題で製作に時間がかかった。流石に、真空管からは始めなかったが、前世に俺が使っていたゲームPCのCPUとGPUレベルまでたどり着くまでの下準備に時間がかかった。
ソフトに関しては何の問題なく、OSはLinux系の軽いモノをベースにオフィスソフトも作り、最後はネット構築を完成させている。
コンピューターに夢中なスタッフを中心にインストールした設計図を具体的なソフトに構築して、その後は、一人歩きしていくのだが、初期の段階では南鳥島の深海からレアアースを採取する為の採掘船も必要で、なかなか現場に近づけない状況だった。
経費は掛かるが、レアアースの代用品で凌いで、南鳥島から採掘可能になって簡単に量産できるようになり、現在は量子コンピューターが夢の核融合炉を支えている。
永禄十一年信長は2月には北伊勢を攻略。9月、箕作城落城。翌日、六角父子観音寺城を放棄した。9月26日、信長、足利義昭を奉じて上洛。9月29日、大和・山城・摂津・河内を支配下に収める。10月、足利義昭征夷大将軍に任ぜられる。
仕事が早い男だ。でも北条家はゆっくり進んでいる。
直臣の越後の上杉も高田・長岡・新発田・村上と区域を制定した。常陸の佐竹は、水戸を中心に笠間・土浦・古河に、下総は佐倉で各代表者を選び管理する体制を決めた。
陪臣は数が多いので下野の中心を宇都宮にした。上野は前橋、館林、高崎の区域を設定した。上総は、久留里で、安房は勝山で、武蔵は江戸中心に川越と行田に、最後の相模は小田原と横浜間を中心に伊豆を管理する体制で決定した。
そして、武田家が駿河侵攻を行ったことにより、武田家が滅ぶことが決定した。武田信玄は、チワワ州を含むリオグランデ川を境にサンアントニオとヒューストンを防衛任務と経営に就いている。(日ノ本の武蔵から畿内までの範囲)
「甲斐の武田が攻めて来る。」
と話したら、「そんな小さな国にかまってられない。」と返答され、領民があまり死なないようにお願いされた。
小太郎の報告で部隊構成と参加武将をリアルタイムで報告を受ける。予想侵攻ルートで待伏せの配置と小荷駄隊の対応に別働隊を配置した。
以前より報告で、武田家と内通している今川軍の裏切り者である瀬名信輝、朝比奈信置、葛山氏元は、戦で命を落とすことになる。
武田軍では穴山信君、馬場信春、三河への別働隊の山県昌景、秋山虎繁、小荷駄隊の内藤昌豊、最後に武田信繁の子で武田信豊。
戦闘は穴山軍と武田信豊が大宮城領内に入ってから、馬場軍を待伏せで殲滅した。同時に別働隊が小荷駄隊を襲撃し、内藤昌豊が戦死で小荷駄は接収した。大宮城領内は今川氏真が、穴山軍を迎えうつことになるが、味方の瀬名信輝、朝比奈信置、葛山氏元の裏切りで命懸けの敗走をした。
氏真の安全を確保し、裏切り者を狙撃して穴山軍を壊滅し、穴山信君は戦死。武田信豊は人質とした。別働隊の山県昌景、秋山虎繁は信濃の地で待ち構えて侵攻停止を呼びかけるが抵抗したので、山県・秋山両名とその他指揮官を狙撃して他は逃げ帰った。
武田信繁は北条軍の引き剥がしの為に、武蔵に軍を進軍したが、動きが読まれ、武田信繁は拘束して連行された。
味方の裏切りで、矢の傷と衣服が失禁し汚れた状態で氏真はボロボロだった。疑心暗鬼になり、味方は側近の数名のみで、領土の管理は不可能な状態に何もかも投げ出したい気持ちだった。そこへ幻庵(高橋是清)が言った。
「今川は、北条が守ります。任せて下さい。」
今川氏真は北条で保護することを内定した。数週間の協議をして、本人の安全を優先した。北条の血縁の今川範以に家督を譲り、北条家の直臣となった。駿河は沼津、遠江は掛川と浜松を拠点にして管理することになった。
爺の俺は戦では役立たずで、曾孫達とハワイで休暇をとり、一連の話をビーチで通信担当武官の報告を聞いていた。
幼稚で語彙力が乏しいことは自覚しておりますので、
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