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戦国鍛冶屋のスローライフ!?  作者: 山田村


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第四十五話 天文二十年、未来を創造する二人



この作品は、歴史的な史実とは別次元の物語です。

妄想的で非常識、そして変態的な展開ではありますが、

今後ともよろしくお願いいたします。






 オーストラリア・ウェイパのボーキサイト鉱山が運用開始だ。ニューメキシコからチワワ州のナイカ鉱山から蛍石を採取したり、中国から二級品の蛍石を買ったりして、化学工場を稼働させアルミの生産を開始した。ここまで八年かかった。


 オーストラリアは、石灰石や石炭その他、地下資源が豊富である。石炭で発電事業をしたり、製鉄は輸出もしている。現地人の労働力に対して、物を対価として提供している。


 オーストラリア内の開発も進んでいる。主に東海岸の平地が多い地区に北から南に開拓して、推定五十万~百万人ものアボリジニと共存している。国という概念がなく温和な人々と良い関係を続けている。

 史実では西洋人が伝染病を持ち込みやアボリジニ狩りで、推定五十万~百万人から七万人まで人命を減らした。北条としては、隔離され免疫がない現地人の健康管理と野生動物の乱獲をしない様に徹底している。一番は病気の治療などで信頼される様になったことだろう。


 石炭が沢山取れるから、南部の寒い地域は石炭ストーブだ。タールを道路のアスファルトに使い南から北へ道を作っている。鉄鉱石も取れるので、鉄の生産に合わせて鉱山までの鉄道も計画している。現地人の人口が予想より多いので、労働力不足の心配がない。


 北条からの派遣人数を割り振らなくすみ、その分ニュージーランドへ派遣している。マオリ人との交流をし、オーストラリア同様の政策でやっている。彼らは狩猟民族でモアは乱獲で絶滅状態だ。モアを餌にしていたハルパゴルニスワシも絶滅状態だ。

 ここも地下資源が豊富で、北条では、農業と工業でマオリのテリトリーで衝突することはない。


 北条領で紙幣と硬貨を登場させた。印刷技術と良質な紙を使い、今の時代では偽造不可能なレベルである。当然単位は円である。上は五万、一万、五千紙幣。千、五百、百、五十、十、五、一円硬貨。千、五百円硬貨は銀を少し混ぜた合金で、百、五十、十、五円硬貨は銅の合金で、一円はアルミだ。


 サイズは一円から一回り大きくしている。領内はこれで流通を進めている。但し、百円より下はまだ使用していない。計算上割り切れない時用に考えて考案しただけだ。

 新品の永楽通宝を作り、領内商店に限り鐚銭の交換もして、古い銭と入れ替えもしている。


 後奈良天皇在位十五年お祝いの直径三十ミリ記念十八金金貨を作り帝に献上した。五摂家と将軍にも献上した。油圧プレスでコイン鋳造したから、同じ柄のコインに驚愕していたと報告があった。重臣達には献上見本として渡し、家臣達にも褒美の副賞として渡した。


 天文二十一年、白井城へ追い詰められていた憲政は、越後守護代・長尾景虎(後の上杉謙信)の元に身を寄せた。しかし、七月に長尾景虎の支援を得た憲政が武蔵北部まで入り、味方の赤井氏救援のため氏康(石原莞爾)が報復した。


 常陸の佐竹氏、下野の宇都宮氏などの関東諸侯との敵対状況は続いている。最近は、下野、常陸、安房、甲斐、駿河からの移民の影響で敵対勢力の農兵の数や、武士、商人も移動して関東諸侯の十パーセント減して、こちらは上昇だ。国力が減れば敵対するか下るしかない。


 移民達は、小太郎達の地道な広報活動(北条は、戦が強い・生活が楽・楽しい事や変わった物・美味しい物がある)で、移動の後押しをしている。


 荒川の河川工事が終わり、次は江戸川と問題の利根川だ。鉄道を江戸と千葉・大宮へ計画している。今は品川の港の整備と川崎と品川間に新工場の建設だ。昭和の公害の轍は踏まない。あくまで、クリーンに!


 最近は、北米から鉄やステンレス、石炭、そして石油を仕入れている。  オーストラリアからも鉄やアルミ、ステンレス、石炭を運び込み、こちらで研究を重ねて加工しているのだ。しかし、原料が思うように採れない。だから地元の工場で鉄鋼その他を生産し、輸出に回しているのが現状だ。


 これを、北条を通じて鉄を堺や領外に販売している。商品加工は、堺や領外と外国に販売するといった具合だ。


 上野の住民を食わせなければならない。幸い、米や穀物に、北米の豊作な穀物もある。あとは、生活向上だ。俺も、六十三歳になり最近は原案と設計で、後は優秀な人材に任せて、丸投げ状態だ。やっと鍛冶をして本来の目的のスローライフが送れている。


 家では、妻達と頻繁に来る孫と遊ぶ毎日だ。夕が二十一歳の長男を見て、

「望月家の技のお陰で、丈夫で頭の良い男に育ち子供も沢山授かった」と言っていた。今思えば二十数年前の積極的な行動は望月家の陰謀だったか?


 幻庵(高橋是清)も忙しいなか暇を見つけ休みに来る。車での移動だから、時間と体の負担がかからず楽をしている。二人で最後の決戦の話をたまにする。多少歴史は変わったが、おおむね順調だ。


 家康は存在しないが、信玄がエルパソで道三はロスで活躍している。信長と秀吉は順当だ。無難に畿内を目指すだろう。謙信はどうでも良い。越後には、大量に酒を買う条件で良質の酒を安く提供して、謙信のアルコール中毒は確定だ。五十度のブランデーが好みの様だ。


 江戸に皇居と公家屋敷をつくり、遷都をして中央集権統一国家と資本主義社会への移行の資料も出来ている。政治・中央官制・法制・宮廷・軍事・身分制・地方行政・金融・流通・産業・経済・文化・教育・外交・宗教・思想など、あらゆる面での改革・近代化をする。明治維新の様に倒幕で変化させる。残りの寿命をフルに活用して新しい日本を創造する二人だ。




幼稚で語彙力が乏しいことは自覚しておりますので、

誤字のご指摘は大歓迎です!

最後までお読みいただき、ありがとうございます



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