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戦国鍛冶屋のスローライフ!?  作者: 山田村


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第四十四話 天文十八年、揺れる信仰



この作品は、歴史的な史実とは別次元の物語です。

妄想的で非常識、そして変態的な展開ではありますが、

今後ともよろしくお願いいたします。






 天文十八年、関東で発生した大地震では被災した領民への対応が後手に回り、後日、公事赦免令を出した。これは北条家が全領国規模で行った初めての徳政であったが、地震直後から直ちに黒鍬隊を中心に、軍総出で復旧作業に動き二次災害を未然に防いだ。


 それも、この時期の災害は分かっていたため、想定される訓練をしていた。特に火災に対する予防だ。前年十一月から元旦を除く五月までを火災予防期間として、火の用心の呼びかけなど、住民の協力も強制した。


 ただ、実際に揺れると訓練通り行動は出来ないもので、イレギュラーを回避しながら、数ヶ月で平常運転になった。重要な建屋に関しても耐震に配慮した補強をしている。


 ___________


 ザビエルが鹿児島に来る年だ。堺の武野さんに、堺に着いたら小田原に来る様伝えておいた。翌年、軍艦が貨物船を護衛しながら、夕方小田原に着いた。


 ザビエルは堺に着いて早々、堺の商人に仰々しく迎えられ、小田原に行く様に言われた。半ば強制的に北条軍艦の貴賓室に案内され、紅茶とカヌレを供された。ポルトガル語を話す海軍士官と会話をしていたが、連れの通訳よりネイティブなポルトガル語に感心しながら、船の速さと甘い菓子に驚いていた。


「小田原の北条とは、どんなところですか?どんな貴族ですか?」担当仕官が、小田原まで明日の今頃には到着すること、シャワーやトイレ・ベッドの説明をして、その他、質問に対する当たり障りのない回答をしながら、豪華ではないが夕食をとり、疲れからすぐ就寝した。


 横浜港では、別に案内係りが車で出迎えて、横浜駅に送り、列車に案内して小田原行きの客車に乗せた。小田原に夕方、同着したザビエルは車に驚き、列車に興奮しているだろう。少し薄暗くなると電灯が灯り、駅前に隣接しているホテル小田原で一泊して、朝に面会する予定だ。


 ホテルの豪華会議室で自己紹介した。

「伊勢直道と申します。北条に連なるものです。」とスペイン語で話をした。ギョッとしたザビエルに「ポルトガル語がいいですか?」と返すとスペイン語で返してきた。


「貴方は、この町は、……」


「この小田原にお連れしたのは、貴方の母国スペインとメキシコについて話をしたくてお連れしました。」……二十九年前の惨劇。メキシコの件はイエズス会の修道士ザビエルは知っている。そして青ざめ震えだした。


「まさか、日の本で、メキシコと同じ事をされたら困ります!それに、イエズス会で人道的な事を言って、京の大内裏の上に教会を建てたりされたら、分かりますよね?

 それと、メキシコの北に我々の国がありますから、こちらから手は出しませんから、不幸な事が起こらない事を願います。」と言って会議は終了した。


 その後、堺に丁重に送り届けた。途中海賊が出たので、シーウスのバルカン砲で全滅させた。よいデモンストレーションになったと思う。後日、ザビエルはインドのゴアに帰った。次の修道士が来ないことを願う。


 ___________


 * ザビエルの視点


 東の果ての地に最先端の国があった。堺でそれなりの文化が有り侮れない国と思ったが、北条の地は、どの世界とも異なる風景と不思議な乗り物、そして一番肝心なことは情報収集力とメキシコの北を支配していることだった。


 帆が無く動く船で、海賊を、見たことのない武器で倒した。この国は危険だ。怖い。

 ここでは自分が下等で劣等感を持ってしまう……修道士として……ダメだ。


 ただ、ホテルでピアノという美しい音を奏でる楽器の演奏は、素晴らしかった。演奏技術とメロディー……夕食の時間に流れていたあの曲はそう!ノクターン第二番!だったか?音楽に魅了された自分が芸術のレベルの高さに嫉妬した。


 自分は教養が高く文化人と自負していたが……このままだと信仰も……恐ろしい!


 とにかくインドに帰り報告をしなければ、大至急に!

 

 ここに居たら自分の信仰が揺ら…………


 大至急…………インドに…………


 ___________


 翌年、京で小笠原長時を保護したとの連絡があり、準備が整い次第、船で小田原に送って役立ててもらうことになった。彼は、戦下手だが小笠原流弓馬術礼法の総取り仕切り役の正統継承者だ。


「丁度、大学の教授として受け入れて、公家屋敷の空屋敷を与え、公家との交渉相手としても良いだろう」と幻庵(高橋是清)から連絡があった。


 公家屋敷は元領主でも問題なく暮らせる広さがあるし、面子をつぶす事はないだろう。あと、アラブの美しい馬を見れば心も躍るだろう。


 数ヶ月後、家族と家臣と使用人、家臣の一部は別宅ですが、屋敷の広さにビックリしていた。小笠原は丁寧に挨拶をして、翌日の予定を伝え、係の者が屋敷の使い方と説明を兼ねて数日宿泊する事を了承してもらった。意外に腰の低い文化人的なひとだった。


 翌日、幻庵(高橋是清)と挨拶を交わし、先に牧場の馬を見せてもらい、次は大学、午後は氏康(石原莞爾)に面会だ。牧場では、子供の様に目を輝かせ巨大馬に感動して、美しいアラブ馬を眺めて、「この馬を見ると献上した馬が駄馬に見える」と本音をこぼしていた。


 次回乗る約束をして、大学に向かい職員と今後の予定を決め、大学で昼食をとり、午後、氏康(石原莞爾)に面会して、本日の予定を終えた。後日、家族もここの生活に満足しているらしい。最近できた劇場で「家光と竹姫」(ロミオとジュリエット)のお芝居を見てきたらしい。

 ちなみに、主役ロミオ役は大地真(十八歳)という一番人気の女優だ。まるで宝家スターのカリスマオーラだし、女子をメロメロにするらしい。




幼稚で語彙力が乏しいことは自覚しておりますので、

誤字のご指摘は大歓迎です!

最後までお読みいただき、ありがとうございます



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