表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国鍛冶屋のスローライフ!?  作者: 山田村


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/28

第3話 明応二年、身内

この作品は、歴史的な史実とは別次元の物語です。

妄想的で非常識、そして変態的な展開ではありますが、

今後ともよろしくお願いいたします。








四歳のある日、姉に連れられて親父の兄、藤兵衛おじさんの所に向かった。


おじさんはこの地区の村長だ。

姉は俺を従えて鎌や鍬など修理の品を、

おじさんやおばさんに丁寧に挨拶をして納品を済ませた。

姉はおばさんに褒められ得意げに胸を張り有頂天だ。


俺も軽く挨拶して、ふと、奥の方から視線を感じたので奥をのぞく。

母親らしき人と二人の童、軽くお辞儀して……おばさんを見た。

「卜部様とこの常賢と朝孝(卜伝)様、お武家様だから無礼のないようにね!」


要は、親父の姉が武家に嫁いでその娘が卜部家に嫁いで

今二人の童が母の実家に連れて来ている。

日本の戸籍制度いう〈従兄弟違い〉。

歴史オタクの俺は心の中で管理官に感謝した。


塚原卜伝が身内「だ!」

思わず だ! を声に出してしまった。


ここは挨拶して顔つなぎしておこう!

「どうも佐田村の鍛冶屋矢五郎の次男の直道です。」

従兄弟違いの女性に挨拶をした。


「矢五郎おじさんの所の直道ちゃんね!」

話によると出来の良い刀や槍を定期的に収めていて

しかも格安で、武器は消耗品なので使えないものは回収してリサイクルする。

回収する金属があるので格安提供(身内価格)だそうだ。

朝孝(卜伝)は四歳なので剣聖の覇気など微塵もなくただの童だ。


常賢・朝孝(卜伝)兄弟に大人になったら名刀を献上すると

たんかを切ったら

……従兄弟違いの女性は泣きながら大笑いしていた。

「直道ちゃん!その時はよろしくね!」

まあ好印象という事でよしとしよう。

ちなみに従兄弟違いは香という名前でした。


――


卜伝遭遇イベントから数ヶ月過ぎ、

姉が簡単な読み書きを手習いしている時に

邪魔にならないように横に座り手習いのふりをして時間をすごす。


簡単な読み書き習得のアリバイ工作しつつ日々を過ごしている。

人はちょっとしたミスをしてボロを出してしまう。

俺のような前世の記憶や知識のインストールは危険だ!

何事も保険が重要だ、鍛冶屋の次男で幼児に後ろ盾がいるわけもない。


この地区は鹿島で弱小国だ。

佐竹と千葉に後に小田にスライスされた土地だ、

今はひっそり過ごす事が一番だ。

とにかく、関東は荒れまくりで欲の塊が両上杉と公方親子と盛りだくさんで、

どろどろしている。

関東の権力者は歴史の資料の中で、

重税で領民を苦しめ戦を繰り返し衰退した。


前世の政治家も命は取られないが上層部の権力争いに

下々の者は虫けらと同じ扱いだ。

そこは今も昔も変わらない、

利権で全てが動いている。

敗戦から国民はおとなしく耐える様に洗脳されて、

この時代の様に一揆も出来ないし

せめて選挙でと思ってもマスコミの洗脳で六割以上眠っている。

公約を一つも実行せずに次の選挙で当選する。

目覚めていれば変な政治家は当選するはずがない。


この時代は自分の欲のままに人殺しが合法化されて

それに加担する家臣、

戦では農兵の乱捕りが生活費になり無法地帯である。

最終的に北条家が関東の覇権を取るので

死ぬまで(秀吉の小田原征伐が百一歳なのでとっくに死んでいる)

小田原が安全と思ったが

朝孝(卜伝)と出会って、

十六歳で武者修行について行き

織田家や徳川家の案も検討するのも有りか?……要検討


武将で食う訳ではないから

権力者のおもちゃになってたらい回し……

いや・いやだめだ~

戦に関わらずスローライフが遠のく……

前者は社畜決定!!


まあ最後は神頼みだねぇ!

神様(管理官)からの干渉があり、

有難い情報も授かりましたから!


「神様が夢枕でお告げ……」と、はぐらかす!

真実ですから説得力はあるはず。


幼稚で語彙力が乏しいことは自覚しておりますので、

誤字のご指摘は大歓迎です!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ